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フィリバスター牛山2 ~史上最長の呪文詠唱~  作者: 空な鍵
第一部:フィリバスター牛山ミノル
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旧友の追憶

死にたい。


ミノル「さてですね、何故私は足が200本あるのか。それを証明しましょう。まず。猫の手も借りたいということわざの本当の意味から説明していきましょう。アレクサンドルビネガージョーは隠蔽をしましたので、現在流布している『ものすごく忙しい』という意味は誤用であり、それを使うことは知性の敗北以外の何物でもありません。本当の意味は『実現不可能』なのです。なぜかと言えばそれは猫には前足はありますが手はありません。しかし私はアレクサンドルビネガージョーに対して同情をせざるをえません。なぜかと言えば彼は文化の破壊者であったがそれと同時に保護者であったからです。矛盾しているようですがそうではありません。文化と言うのは現在の日本を見てもわかるとおりどんどん破壊されていきます。その理由としては簡単です。古い物の価値を検討せずに新しいものに飛びつくという現象が起こるからです。友情・家族・理念・正義これらの者は全て古いものとされ、新たな価値である功利・利害・無主義・暴力に変わられました。この憎しみの果てにあるものは何か、私の父はそれを探求しただけなのかもしれませんが、とりあえず私は死にたくないのでいろいろしゃべります。というわけで文化が破壊されていきます。しかしビネガーはこれに対して大変悲観的な人でした。彼は弱冠17歳にて法医学の教授に就任した天才でありましたが、いつも悲愴感に包まれた若者だったと記憶しております。彼は20歳の時自殺未遂をしました。しかし電車はとうの昔に廃止されていましたので、彼は死ぬことはできませんでした。このことから彼は生かされているという実感に陥ります。彼は何故人間が生まれてきたのかというルーツを探るようになりました。そのルーツが分かれば、その系譜を絶つ権利を得ると考えたからです。そこでビネガーは考古学に傾倒しました。その結果甲賀の里を襲撃するという蛮行に出てしまったわけですが、それも彼が文化を保存しようと考えたからです。彼の構想はミイラです。文化をミイラにしてしまえばよいんだ。そういうわけで彼は心の中に甲賀の里が永遠に残るように、現実に破壊されていく甲賀の里を完膚無きまでに根絶したのです。勘違いしてはいけません。彼の幼少期のことをもう一度思い返してみましょう。ジョー少年はイガリス生まれですが、彼は日本のアニメを見て育ちました。彼は日本のサムライ・ニンジャに憧れていたようですが、それは特段珍しいことではありません。イガリスでは日本の『官能!くのいち大行進』が放映されており社会問題とともにブームを巻き起こしました。もちろんジョーの父親はジョー少年が破廉恥なアニメを見ることをよしとしませんでした。そこで父親は息子を医者にすることを決めたのです。ここで私の父のかかりつけの医者、間門聞(かんかどきき)という魔女の子孫について話すことが必要となります。間門は重度のロリコンでしたが、小児科医になってから女児の裸を見すぎたせいで飽きたと父に漏らしていました。これは日本の社会保険制度の欠陥とも言えるところで、医者の健全な性生活を保障しなくて誰が国民の健全な性生活を保障できるのでしょうか。これは鳥川総理も全く触れていなかった論点です。さてジョー少年の父の目的はこうです。医者になり、くのいちを何度も診察すれば飽きてしまうのでは。そうすれば彼はまた私とキャッチボールをしてくれるのでは。と。ジョー父親の作戦はたいていの人間相手には功を奏します。しかし、ジョー少年はたいていの少年ではありませんでした。大学を15歳で卒業した後、彼はくのいちを診察するために甲賀の里へ行きました。男女同権によりくのいちの数は全忍者の半分を義務付けられているので、急なくのいち増加により需要が逼迫したわけですから、ジョー青年はひくてあまたでした。しかしジョー青年は幻滅しました。甲賀の里は割と近代化していて、普通に冷蔵庫や洗濯機やハンバーガーがあることに。ジョー青年は飛び級により精神があまり育っていないまま医者となってしまったので、この事実に耐えられませんでした。結果彼の心は致命傷を負い、イガリスへ帰ってきました。しかし彼を待っていたのは温かい家族ではなく、虐待でした。こどもへの虐待はこの時イガリスでも日本でもマメリカでも問題になっていて、こども国際機関が虐待問題への解決に取り組んでいました。そのプログラムの一つに情報交換があります。閉鎖的な環境に置かれたこどもは自分の状況が正常なのかどうか判断できません。そこで河童ミュータントのテレパシー能力を利用するわけですね。彼を通じて、当時12だった私とジョー青年は出会いました。ジョーは私の幼少期を支える柱ですから、主観的な評価になってしまいがちなのですが、彼を語らずには私は死ねません。というわけで、まだまだ話は続きます。」


そのとき国連総会


ジョー「だからー!!ぼくが甲賀の里にあった聖典を改竄したというのは根拠のない誹謗中傷だってずっといってるの!!そこのきつね女はうそつきにきまってるんだ!!ぼくはしってるもん!!きつねは人をだますんだよ!!たぬきはもっとだますけどさ!!で、きつねが人をだますりゆうというのはドラ・エモンという考古学者が興味深い考察をくわえてるって何回言えばわかるの!!身を守るためにちょうのうりょくをはっきするんだよ、犬科って。だからさー!!そこのきつね女はぼくのことをおとしめようとしているんだ!!うそだうそだうそだうそだうそだーーーーーーー!!ぼくはしんじないぞ!!そもそも忍者はかっこいいんだ!さすがに広辞苑で抜くような変態はいないはずなんだ!!そしてもしそれが事実ならペンで書いたはずだからにじむんだよ!!甲賀秘伝のインクをつかったらさ!!明らかににじむんだよ!!甲賀秘伝のインクを使ったペンいがいをつかっちゃったら、それはもうありありと偽物ってばれちゃう。だから絶対改ざんしたと仮定したら、甲賀秘伝のインクを使ったにきまってるんだ!でももし真っ白にされていて、その上から書いたらにじんじゃうの!!だから改ざんはありえないって!!ぼくは甲賀の里のかかりつけのおいしゃさんだったんだぞ!!きみたちとはちがうんだ!!うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


キツネキ「私をうそつき呼ばわりなんて、失礼しちゃう!!牛山ミノルくんがいってたんだよ!嘘じゃないもん!!」


アリアドネ大統領「…………ビネガーは本当に牛山議員のチルドレンのフレンド?」


鳥川総理「似た者同士だとは思いますよ。」


キメラ国務長官「ビネガー代表!!国際社会は解決すべき問題が山積している!!先ほどのセンチピートからのテロ予告、机羊国からのミサイル発射、そして日本での子供虐殺法案の成立だ!!貴様の駄々に付き合っている暇などない!ビネガー代表はほっといて次に進むべきだと我がマメルカ合衆国は主張する!!」


アリアドネ大統領「インタレスティング。そういえば伊賀シティはどうなった?」


ジョー「それはね」


キメラ国務長官「もういい!!」


アリアドネ大統領「ただし、ビネガーのリバタルはインポータント!確かに改ざんの事実があったなら、ペンは甲賀のインクを使っていないとおかしい。秘伝書は甲賀のインクでライトされている以上、他の部分が違うインクならばれてしまう。しかし甲賀のインクを使った場合、既に染み込んでいるところにライティングはできない……。ということ?」


ジョー「そうなんだよ!!何回も言ってるのにさ!ばーかばーか!!」


キツネキ「え、じゃあ改ざんなんて無かったってこと!?」


アリアドネ大統領「ビネガーはああみえてベリーブライト。隙が無い!」


アリアドネ大統領「ただ何らかの原因でメンタルブレイクしているから、駄々っ子に聞こえるだけで。」


鳥川総理「く……。強敵じゃない!」


キメラ国務長官(こいつらは本当に誘導されやすい。俺がペースを作らないとどうしても話が脇道にそれてしまう。しかし本当にどうすればいいんだ?机羊国。センチピート。子供虐殺法案。この3つをどうにか処理できれば……。そうか!!)


キメラ国務長官「核だ。」


続く。


死にたい。

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