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第2-1萌

とりあえず、死にたくなったな。


胡桃の料理ならぬ料理を食べて………


胡桃の死の料理を食べて、今朝の記憶がよみがえった。


………………道理で、股間が痛いわけだ。

今日は火曜日。


またしても、夢の中。


夢の中なのに意識きがあるって凄えな。


俺の目の前には、俺の妹、胡桃くるみがいる。


身長は145cmぐらい。

髪色は黒色でお尻まで届くその黒い髪をなびかせている。


そしてそして、この俺、主人公のなぎさ まことは…………


今、縛られて……って、え゛!?


シュルルル………


キャアーーーーーーー純情で純粋な俺に何するき!?


胡桃は突然脱ぎだした─────────────靴下を。


片方だけ裸足となった、胡桃の細くて、けど、バランスが良い、とても柔らかそうな………(ゴクッ)




誠「あの………胡桃…さん?」


俺は、少し期待している。




胡桃「舐めて??」


少し上目使いで怪しげな笑みを浮かべてそう答えた。


予想どうりの答えが返ってくる。


胡桃は少し汗で湿っている、キレイな足を突き出してきた。


い……嫌だけど………


自分の顔を胡桃の足に近づけた。


良い匂い。


甘い香り。


クラクラしてきた………


ドン!!!


バン!!


リアル妹にベッドから突き落とされた。


……っく!良い所だったのに!!


グリグリ………


リアル妹に足で踏みつけられている。


ハァハァ


当然、口では発していない。




胡桃「早く起きて」




誠「はい…」


スタスタと胡桃は俺の部屋を後にした。


因みに、俺の部屋の構造は、部屋の大きさは大体7畳ぐらい、シングルベットで(頑張れば二人で寝れる)、液晶テレビ(小さい)が1台、机に、クローゼットが置いてある。


スペースには少し余裕があるかな。


家は二階建て。家のことは少しずつ明かしていきたいと思っている。


胡桃の部屋────────────不明。胡桃の部屋も明かせる日が来るのなら明かしたいと思っている。


っとまぁ、そんぐらいかな。





先生「んじゃ、数学のテスト返すぞ~~」


舞台は所変わって学校。昨日数学のテストがあり翌日、つまり今日、テスト返しの日




先生「平沢」




秋「はい…………」


あの子は平沢ひらさわ あき


秋さんを一言で例えるなら、無口で、一日中ほんを読んでそうなイメージ。


相変わらずあの子は哀しい目をしてるな…


まるで、瞳を奪はれたような、けど、何か意思を持ち続けているような…


次々と名前が呼ばれていき…って、何で俺の前の人…顔がグロイ事になってるんだけど……




先生「次、未奈実」




菜美「は、はは、はい!!」


なんで、この子緊張してるの?何か、さらに顔がグロくなったんだけど…美少女なのにもったいない。


いや、まさか0点はないっしょ。


一桁はありえるかもしれないけど…


見た目バカそうだから。


でも、さすがに……





先生「0点………おめでとう」




菜美「ありえな~~~~~い!?」


お前が0点取った事がありえないわ!!!


足し算も出来んのか………バカめ。


あの子は未奈実みなみ 菜美なつみ


特徴は胸が無い。これ以上の特徴は無い………が、少しだけ、説明するか。


今日は、昨日とは服装がちょっと違う、ボーイッシュな感じ。


上はラフなTシャツ、下は、紺色のジーパンだった。この服装に帽子が加われば、完全なる美少年になる。


って、制服着ろ!全く違和感が無かったことにビックリ。


とまぁ、紹介はこんな感じ。


菜美は愕然がくぜんとしてる中、テスト返しが行われている。


胡桃は当然ながら、100点だった。


先生「次、渚」




誠「はい」


呼ばれたので、席を立ち、スタスタと前へ歩いていった。


さすがに0点はありえん。




先生「0・点……おめでとう」


先生はニヤけてそう言った。




誠「なん……………………だと???」




菜美「同志よ!一緒に罰ゲームを受けような!」  ビシっ!


親指をを立てるな!




誠「そもそも、何でこんなバ・カと同等なんだ…」




菜美「誰がバカだ!」


お前だ。


後ろで菜美が何か言ってるが聴こえない。


俺は自分の答案用紙をみた。確かに0点と記されてる。


ん??記されてる…………けども!




誠「先生…」




先生「何だ?」




誠「あの…やたら、俺のプリントに消しカスくんがくっ付いてるんですけど、気のせいですか?」




先生「気のせいだ」




誠「先生…」




先生「何だ?」




誠「あの…全部の答えに消した後がハッキリと残ってるんですけど…目の錯覚ですか?」




先生「錯覚だ!」(キリッ)


はぁ…………。


結果、0点を取ったものは俺と菜美だけだった。




先生「っと、言うわけで」


先生は一泊置いてから、ハッキリとこう言った。




先生「菜美と誠は土曜日、午前十時に秋葉駅に集合!」



先生「デートをしてもらう!」バシッ!!


そう…………ハッキリとそう言った。満面な笑みを浮かべて。


ほとんどの人の顔が赤面になり、秋さんはあいかわらず無表情。


メイドさんは羨ましそうに、胡桃は……何故か真剣な顔立ちでこちらを見ていた。


菜美は口をパクパクしている。


お前は魚か。


初めてのデート。


恐らく、計算したな。


菜美が0点取ることと、俺を0点取らせること。


目的も意図も何も分からない。


何から何まで、ほんっっと疲れる…


でも……




初めてのデート。





するからには、真剣に頑張らないとな。

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