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メイキング  作者: せつぷらちなむ
第四章 八部鬼衆篇
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第四十六話 紅と紅

才塚さいづかアスカ♀【スキル】メイク

高校二年生。学校の旧コンピュータ室から電脳世界メイキングにログイン。想像を創造する力、「メイク」を付与される。

・ノヴァ♀【スキル】???

電脳世界メイキングのサポートAI。自らアキコと同年代の見た目に設定しており、冷静沈着で的確な助言をする。

火野ひのミライ♀【スキル】ブレイズ

高校二年生。アキコと同じく電脳世界メイキングにログインしているプレイヤー。火を扱う「ブレイズ」のスキルを持つ。気持ちが真っ直ぐで情熱的。

九足八鳥ろくろみシュウスケ♂【スキル】ワープ

ひょうひょうとした立ち回りをし、何故かアスカたちと行動を共にしている。八部鬼衆はちぶきしゅうの一人、紅蓮ぐれんカナメと面識があるようだが……?

・クレア・ナイトフォール♀【スキル】シャドウ

気高き女騎士ナイト。冷静で無駄のない戦いぶり。ギルド依頼で単独行動していたがアスカたちに合流。影を具現化し、攻撃するシャドウのスキルを持つ。

・キョウシロウ¿【スキル】???

本名、清代きよしろ。聞き間違えられ、キョウシロウと呼ばれている。アスカの能力に一早く目を付け、遠隔で接触し、支援している謎の存在。裏の思惑がまだ読めない。

・レオナルド・アストラル

ルシアン・アストラル王の息子。幼い頃から剣術を学び、父を慕う。兄妹であるヴィオラとも仲が良い。

北門の前。

 焦げた風が吹き抜ける。城壁の向こうから、黒煙とともに赤い閃光が近づいてくる。


「……来たか」

 ミライが呟いた。

 燃えるような双眸が、ゆらりと揺らめく影を捉える。


 紅蓮の装束、双のクナイを腰に下げ、長い髪を後ろで束ねた女がゆっくりと姿を現した。

 紅蓮カナメ。もう一人のブレイズスキルの持ち主。


「ひさしぶりね、ミライ」

「カナメ……!」

 互いの名を呼ぶ声は、火花のように弾けた。


 次の瞬間、二人の足元が爆ぜた。

 熱風が吹き荒れ、周囲の兵士たちは思わず距離を取る。


「行くわよ、ミライ」

「来なさい、カナメ!」


 ――炎が、ぶつかり合った。

 紅と紅、二つの火柱が渦を巻き、夜空を焦がす。

 クナイが閃き、火花が散る。ミライは両掌から燃え上がるブレイズの光を放つ。


 「炎撃フレアバースト!」

 「焔裂えんれつ!」


 二つの技が衝突し、轟音が空を裂いた。

 爆風に煽られ、二人の影が飛び散る。


「強くなったわね……でも!」

 カナメの足取りが、地を蹴った。

 忍装束が風を裂き、ミライの背後に回る。

 しかし、ミライの拳がそれを読んでいた。


 拳と炎が交差する。

 衝撃が走り、カナメの瞳が一瞬だけ揺らぐ。


「……やっぱり、あなたの炎は綺麗ね」

 その言葉を残し、カナメの身体が崩れ落ちた。

 紅の炎が、静かに消えていく。


 ミライは拳を握りしめ、炎の向こうを見据えた。

「次は──あんたの番だ、ルキフェル・ノクティス!」

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