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エフティヒア〜いつまでもあなたに〜

作者: 修羅

ここはとある高校の屋上..彼は毎日学校終わりにここを寄る。




「はー...今日もいじめにあった..あいつらいつになったらやめるのだろう...」



そう僕は世間でいわゆる「いじめっ子」で世界の上位の人間に痛げられる存在。もっとも世界で弱い人間の層に属する。



「何か...俺したかな..?ただ俺はみんなと笑いたかっただけ!なんでそれを壊されなくちゃならないんだ!!」



この屋上で今日一日のいじめに対する愚痴を言っている絶対に聞かれないのだが..今日は違った..。



「君..こんなところで何してるの?」



「き..君は...学校一の美女の...!!!」



「ふふ..私はカリンよろしくね?」



「俺はラム...」



「もうそんな緊張しない!!同い年だし!!」



「う..うん分かった...」



「ラム君..いじめられてるって本当??」



「き..君には関係ないでしょ!!!」



「あるよ!!ここだけの話私もね小学生の頃いじめられてたんだ」



「っ!?」



「いつも上履きに泥水入ったりしてて...とても辛かった!!だから!!ね?ラム君!!」



「俺は..いじめられてるよ...辛いよ!!俺はただみんなと笑いたかっただけ!!!なんでバカとかクソって言われなきゃならねえんだよ!!ストレス発散?人に命で遊ぶなよ!!」



そういいながら泣いてるととカリンは僕を抱きしめてずっと背中をさすってくれた。

暖かった...人の身体って暖かいんだなって.....改めて思ったんだ.....。この時をきっかけにカリンと僕は毎日放課後この屋上で話す仲になったんだこの時だけが僕のゆういつの場所...そしていじめがなくなり高校3年生になった頃...



「ねえラム君」



「どうしたの?」



「ラム君は【エフティヒア】って言葉知ってる?」



「どういう意味??」



「ギリシャ語で【幸せ】って意味を持つの!私この言葉好きでね」



「しあ...わせ...」



「ラム君は今幸せ?」



「...うん幸せだよ!!カリンとこうやって喋れてるし!!」



「...そう...よかった!!」



そして数ヶ月後とある日を境にカリンは学校に来なくなった...



「カリン...どうしたんだろ...ん?なんか入ってる..ってこれは!!!」



「ラム君へ

ごめんね急に来なくなっちゃって...実は私ね生まれつき心臓に関する病気持ちなの...小さい頃お医者様から20までは生きられないだろうと言われたの...でもこの時が来たみたい2年前のラム君いじめられていた頃の私そっくりでねほっとけなかっただから助けてあげたかったでももう一緒にはいられないみたい...ごめんね勝手に居なくなって..私の役目は終わったよ..バイバイラム君!!幸せになってね!!この言葉を送ります!!

       【エフティヒア〜いつまでも〜】

                  カリンより」


「カリン...のバカ!!!なんで言わなかったんだよ!!俺気持ち伝えられなかった!!!!好きだって!!ずっとそばにいて欲しいって!!」



泣かないで..ラム君



「この声....!!!」



ごめんね勝手に居なくなって...



「バカ!!なんで言わなかったの!!」



心配かけさせたくなくってね...でも最後に..ラム君私と約束してくれる?



「約束?」



うん、まず!どんなことでも勇気を出して立ち向かうこと!!そうすればもっと強い男になる!!それと!!幸せになること!!これが私との約束であり願い!!!いい?



「うん..分かった!!守る!!!」



じゃあ!最後一緒におまじない言おう!!!














     【エフティヒア〜いつまでも〜】




〜END〜

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