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Prolog
ゆっくり更新です。
どこで間違えてしまったのだろう。私はこのまま死ぬのだろうか。
ごめんね、私の赤ちゃん、これからお母さん無しでも幸せになってね。名前も付けてあげられなくて、愛してあげられなくてごめんね。
もう力尽きてしまったの。
大きな鳥籠の中で一人の少女の命の灯火は消えかける。
彼女がその時思い出したのは大好きだった幼なじみの姿。でも彼は今頃学園で出会ったあの令嬢と幸せに生活しているのかもしれない。
あーあ、あの時もっと頑張っとけばなぁ。
そう思い彼女は意識を手放した。