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鳥の国から  作者: 蓮尾純子(はすおすみこ)
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93 みなと新池 現在進行   水草は元気   1995年8月

みなと新池 現在進行  水草は元気  すずがも通信93号 1995年8月


 昨年移植した植物が元気に育ちました。トチカガミ、ヒシ、ガマ、マコモ、ミクリ、イ、ミズアオイ、オモダカ。春に作った新しい畔にはイヌビエ(たぶん)がびっしり生えて、カワラヒワが実を食べに来ています。この2月に大町の自然公園の池のしゅんせつ泥を入れた4枚目の棚田には、カワヂシャ、ヘラオモダカなどの新顔が生えています。冬中かかって耕し、アシの地下茎を除いたおかげで、棚田の中にはアシはほとんどありません。なかなかいい感じ。

 ただし、池本体はもののみごとに緑藻類のアミミドロにおおわれてしまいました。細い糸状の藻類で、すくってみると細かい網状になっています。最初はそこここに島のようにかたまっていたものが、7月には水面がどこにも見えないほどびっしりとしげりました。鳥もろくろく入らないほど。水の浄化はなかなかりっぱで、予定していたように、棚田の中でリンや窒素は10分の1以下までに下がっているのですが、それでもまだ池本体に入る栄養分が多すぎるのでしょう。夏からのトンボの産卵に備えて、できるだけアミミドロを除去しようということになりました。体力と時間のある方、ぜひお手伝いください。

 植物同様楽しいのがトンボ。7月16日には待望のチョウトンボがついに見られました。ギンヤンマ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、アカネ類(アキアカネ?)、ノシメトンボ、アジアイトトンボ等、出そろっています。

 慎重に1株だけ入れたホテイアオイが、3週間で7株になりました。あいかわらずの倍々ゲーム。どこまでふえるかな。



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