表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鳥の国から  作者: 蓮尾純子(はすおすみこ)
87/100

87 みなと新池 現在進行  トチカガミが消えた・棚田の手入れ人力作業  1994年12月・1995年2月

みなと新池 現在進行  トチカガミが消えた   すずがも通信89号 1994年12月


 9月末、友の会で植えた稲の刈り取り、10月14日には市川南ロータリークラブの稲刈り。ともかく、来年の種もみ分くらいは確保しました。それ以上はカルガモくんとスズメどものおなかにおさまったのだと思います。試食したい気持ちはあるのですが、割当が何粒ということになってしまいそうで‥‥‥来年に期待をつなぎましょう。

 目下、霜がきてホテイアオイがぐずぐずになる前に何とか池から出してしまいたいとあせっています。ホテイアオイをあらかた出して、水をとめて棚田を干上げて、水路を切って、畔を作って、とやりたいことが山積み。来春シュレーゲルアオガエルくんが産卵してくれるとすれば、新しく泥を塗った畦道が必要。アシも刈って耕しておきたいし、ご用とお急ぎのない方(ある方も)どうぞよろしく。

 11月9日、ホテイアオイ抜きで泥んこになった長靴とズボンを洗おうとして、池本体の浅いところに入ってみました。澄みきった水底にメダカ大の魚群。春に導入したメダカの子孫ならいいけど、まさか全部カダヤシってことはないよね。15㎝くらいの魚影も見られてうれしくなりました。

 驚いたことに、10月はじめまであれほどびっしりと繁っていたトチカガミが、影も形もないのです。食べられたのか、分解して泥になってしまったのか。腐って水が悪くなるかな、と心配していたのがうそのよう。来年ちゃんと生えてくれるだろうかと逆に心配になるほど。そういえば秋口のオナガガモやハシビロガモにかわって、このごろはいつもキンクロハジロが入っています。ほんとうにこの池はまだまだ現在進行中。無事に育ってゆきますように。




みなと新池 現在進行  棚田の手入れ 人力作業  すずがも通信90号 1995年2月


 冬の間に棚田に手を入れ、土を肥やして浄化能力を上げなくちゃ、というわけで、約2、3名が暇をみては棚田に通っています。ところがどうして、なかなか時間などとれるものではない。

 ○1枚目の棚田のホテイアオイを全部池外に出しました。

 ○揚水をとめ、棚田を干し上げました。

 ○棚田内の草を全部刈りました。

 ○アシにおおわれていた4・5枚目の棚田を中心に、刈った草を全部焼きました。(焼死カエルも少々)

 ○池本体の4分の1を占める浅い部分のアシの除去をはじめました。

 ○まず4枚目の棚田から、全面耕耘をはじめています。(微々々‥‥‥)


 大町自然公園の池の浚渫工事が行われるはずで、その時に出る泥を少しいただいて入れて見る予定。棚田はできるだけ全部耕耘し、アシの根をできるだけ除去する予定。現在5枚ある棚田の中央に畔を立て、10枚に区切る予定。予定は未定。

 今年以降の水の浄化が昨年同様に順調かどうかは、手入れの良否にかかってくるのですが、目下なんの機械力もなしに、スコップとくわで立ち向かっているので、けっこうつらい!でもおもしろいです。身体が3つあればねえ。

 お手伝いくださる方、ぜひよろしく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ