53 水車ニュース 水車の泡 1991年2月
水車ニュース 水車の泡 すずがも通信66号 1991年2月
12月に入ったころから、水車「せせらぎ2・3号」のところの泡がひどく目立つようになりました。時にはまるで氷山のように、水面から1メートル以上も盛り上がっているほどです。水のにおいは特に強くはなく、黒くなるわけでもありませんが、この泡はどうしたわけでしょう。以前に寺田さんが書いておられたように、コンパクト洗剤の使いすぎなどが影響しているのか、雨が少ないので排水が薄められないためか。
このところ猫実排水機場では徹底したポンプ排水をあまりやらず、丸浜川の泥底は半月以上も露出していませんが、そういうことも関係があるのでしょうか。小魚のカダヤシが定着したばかりか、12月はじめには中型の魚'(たぶんフナ)の群れが泳ぐところまで目撃されたのですから、水が悪くならないとよいのですが。
湊排水機場では、週に3,4回徹底排水。水が下がると、セイタカシギやオオハシシギが餌を探し、ユリカモメは水が動くところで浮いている食物ゴミをねらいます。水門の外ではキンクロハジロを中心に、何種類かのカモが餌をとっています。臭気はきついものの、猫実排水機場より多少状態がよいのでしょうか。昨年砂を入れて底を浅くしたことや、水位が下がると露出する泥岸があることも、よい効果があるような気がします。




