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鳥の国から  作者: 蓮尾純子(はすおすみこ)
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14 前段 その5 1984年12月

14 前段 その5


「すずがも通信」29号(1984年12月)


【保護区はすっかり冬景色に】

 木枯しに吹かれて、ススキやセイタカアワダチソウの種子が、きらきら輝きながら飛んでゆきます。木々はすっかり葉を落し、本土のアシ原も黄色く枯れて、あたりはすっかり冬の景色になりました。12月8日には初氷。


【スズガモの大群・・・・でも内心ヒヤヒヤ】

 珍しいお客さんが次々に現われて、今のところスズガモもいーっぱいいるし、言うことなし。でも去年は12月11日に大群が消えてしまったのだ・・・・。ヒヤヒヤしているこのごろです。

 10月21日、オオハシシギ1羽、若鳥と思われる。以来ずっと滞在しているらしく、時々姿を見せている。11月下旬には完全な冬羽に変っていた。12月4日にもいた。

 10月21日、ツルクイナ若鳥死体1、欠真間三角かけままさんかくへりで拾得。観察舎開設以来、記念すべき200種目。

 11月3日午後1時35分、アカツクシガモ3羽飛来、同3時に飛び去る。

 11月29日、ウソ♂死体(古)、拾得。鴨場のへりで。


註:欠真間三角=野鳥観察舎駐車場近くの湿地。かつての舟溜まり跡で、観察舎前の水路に続いている。


【野鳥病院にカモメ類5種】

 例年と同じくウミネコが11月いっぱいであらかた姿を消し、セグロカモメにかわりました。オオセグロカモメ(10月29日・初認)、シロカモメ(12月4日・若鳥1羽初認)が比較的早く現われています。谷津干潟に飛来した4羽のズグロカモメのうち1羽が釣針を飲んで保護され、現在入院中。

 何と野鳥病院にはカモメが5種類(セグロカモメ1羽、ウミネコ1羽、ミツユビカモメ1羽、ユリカモメ4羽、ズグロカモメ1羽)も。何羽かは近々放鳥できる予定。


 スズガモの飛立ちは17時10分~40分ごろ、飛来は5時40分~6時10分ごろ(たぶん)。みごとですよ。ただし、夕刻はもう暗いので観察舎前、または湾岸道路へり以外では見えません。




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