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猫王と始まり

仕事の合間に書き足していきます!

是非最後までご覧ください。

俺の名前は高坂 進。今日はいつもより授業が長く感じた。何故かっていうと今日俺のVRデビューの日だからだ!!


「まさか兄貴からゲームに誘われるとはな」


兄貴の名前は高坂 始。俗にゆうゲーマーだ。兄貴はとあるVRゲームでトッププレーヤーとして活躍しており、そのゲームの広告などでテレビに映っていることが多々あった。その広告収入だけで今は生活している。


(しかし、あの兄貴がゲームまで送りつけてきて俺にやらせようとするのには何かあるな。)


すると、電話がかかってくる。兄貴からだ。


「もしもし、どうしたの?」


『おー、進!FOWやってくれるんだってな!』


「まぁね、それで俺がやることで兄貴にはどんないいことがあるのかな〜?」


『つくづく勘のいいやつだな、お前は。あー、実は新人勧誘で限定アイテムが貰えるんだよ。それがなかなか良いアイテムで欲しかった。以上だ!』


「そういうことね。兄貴のアイテムのために今日からちゃんと始めますよー。」


『なんだ、良いことがあるのは俺だけじゃないぞ?勧誘されたやつには初期ステータスポイントが倍貰えるし、初期装備のグレードもあがるぞ!』


「よくわかんないけど俺にも良いことがあるんだね。

ならまあいっか!とりあえずゲームくれてありがとね!」


『おうよ!ゲームにインしたら始まりの街の噴水前で待ってるから来いよ!ちなみにチュートリアルは必ず受けておけ!またなー!』


「うん、また後でね!」


よし、ちょっと調べてからインするかな?




「よし、概要は理解したぞ!」


このゲーム"Fragment Of World"はピースと呼ばれる世界の物語でファンタジー性の高いゲームだ。

ステータスはSTR、VIT、INT、AGI、DEX、CRI、LUKの7つのステータスがある。また、種族も同じく7つある。その種族によってステータスの最大値が違うらしい。やはり人気なのは竜人族ドラゴニュート森人族エルフらしい。他には人族、山人族ドワーフ、獣人族、妖精族フェアリー、そして最も不人気な猫人族ケットシーだ。そして、種族選択の際、稀にレア種族が出るらしい。確率は100万分の1の確率だが。。。


「さあて、始めますか!」


初めてのVRゲームにドキドキしながら進はVRギアを装着する。


「FOWリンク!」


するとそこは真っ白空間だった。


「ようこそ!ピースへ!私はキャラクター作成のサポートさせて頂きます。No.777と申します。気軽にナナと呼んでくださいね!」


進に話しかけてきたのは金髪碧眼の美女だ。流暢な言葉にAIということを忘れてしまいそうだ。


「よろしく頼むよ!ナナさん!」


「はい、お任せください!それではまずあなたのお名前を教えてください!」


「はい、こうさ、じゃなくてアクセルです!」


「アクセル様ですね!それでは次に種族を選択してください。」


すると、進の目の前に種族名と容姿が映し出される。


ん?あれ、種族って7つじゃなかったっけ?8つあるんだけど。。


「あの、ナナさん?種族が1つ多いんですけど?」


「えっ?そんなはずは、、、ってえぇ!!お、おめでとうございます!!レア種族が出てます!これは猫王キャットキングと言って猫人族ケットシーの特異種族です!」


まるで本物の人ような反応だと感心している場合じゃないレア種族だって!?でも、よりによって不人気の猫人族ケットシーの特異種族か。。


「ちなみにレア種族はゲーム内で唯一無二の存在となります。さらに初期装備はレア種族専用のユニーク装備となります。」


………唯一無二か。。。よし!


猫王キャットキングでお願いします!!」


「はい、かしこまりました。それでは次にステータスポイントの振り分けをお願いします!アクセル様は招待ポイントの上乗せがありますので、初期ポイントは倍になっております!」


すると先程のように進の目の前にステータスが映し出される。


アクセル Lv.1 猫王キャットキング

STR 0/50◀︎

VIT 0/50

INT 0/10

AGI 0/50

DEX 0/20

CRI 0/1000

LUK 0/500

残りステータスポイント:200


(なんだこれ、最も高い上限で竜人族ドラゴニュートのVITが500だと言うのにCRIが1000てやばすぎるだろ。しかも、他のステは低すぎるし。よし、決めた!CRI極だ!)


アクセル Lv.1 猫王キャットキング

STR 0/50

VIT 0/50

INT 0/10

AGI 0/50

DEX 0/20

CRI 200/1000◀︎

LUK 0/500

残りステータスポイント:0


「キャラクター作成は以上となります!チュートリアルは受けますか?」


(兄貴が必ず受けておけって言ってたな。)


「お願いします!!」


「かしこまりました。それではチュートリアルフィールドへ転移いたします。」


ナナがそう言うと景色は草原へと変わる。


「おお!!すごい!風を感じる!日の光も暖かい!VRすげぇ!!!」


「………………説明していいですか?」


「あっ、はい。すいません。」


「それでは、まずアイテムボックスから装備を装備しましょう!アイテムボックスと唱えるとウィンドウが表示されます!」


えっ、俺まだ何も装備してないの?


自分の身体を確認すると手足には肉球があり、まさに

猫になっていた。服装は短パンにベストを着ている。目線はナナのお腹の位置くらいなので120cmくらいだと思われる。声も高くてまるで子供のようだ。


違和感しかない。。。


「アイテムボックス!」


するとウィンドウが映し出される


消費アイテム◀︎


・初心者用HPポーション×10

・初心者用MPポーション×10


装備アイテム


・猫王の鉤爪-改 未装備

・猫王の胸当て-改 未装備

・猫王の籠手-改 未装備

・猫王のブーツ-改 未装備

・猫王の指輪-改 未装備


限定アイテム


・招待特典チケット×5


おお、全部グレードアップしてるみたいだ!

詳しくは後で調べるとして今は装備だ!


全て装備するとなかなかカッコいい。


「装備できましたね!それでは戦闘を始めましょう!

HPが0になることはありませんがダメージが入ると少し衝撃がきますのでご注意ください。また、スキルについては戦闘の際お伝えします!」


ナナが話終わると目の前には凶暴そうなオオカミが現れた。頭上にはレッサーウルフと表示してある。


「それではスタートです!」


スタートと同時にレッサーウルフが襲いかかってくる。とっさに左へ避けるが腕を掠ってしまう。腕に衝撃が走る。


「くっ、想像よりリアルでも怖いな。HPも4分の1も削られたし。」


すると目の前のレッサーウルフの動きが止まる。まるで時間が止まっているように。それと同時にスキルが表示される。


「アクセル様、ダメージの衝撃はいかがでしたでしょうか?これからスキルの説明をさせて頂きます。スキルにはパッシブスキルとアクティブスキルがあります。アクティブスキルは唱えることで発動します。またパッシブスキルは常時発動しています!アクティブスキルを駆使してモンスターを倒しちゃいましょう! 」


ちなみにスキルはこうだ。


スキル

・爪術Lv.1 デュアルクロウ 消費MP 3


ユニークスキル

・瞬動 消費MP 5

・王威 パッシブ


なんかユニークスキルとかあるんだけど。また後で確認しよ。


そんなことを考えているうちにレッサーウルフが動き始めた。


「先手必勝!デュアルクロウ!!」


攻撃が当たると同時に妙な手応えがあった。

するとレッサーウルフのHPゲージが一瞬で吹き飛んだ。


『レベルが上がりました。』


「おつかれ様でした。先程の攻撃はクリティカルヒットしたようですね!」


「あの手応えはクリティカルヒットの手応えか!これでチュートリアルは終わりですか?」


「はい!これでチュートリアルを終了致します!それではチュートリアルクリア報酬をお渡ししますね!」


そう言ってくれたのは1冊の本と何かのチケットだった。


「こちらは序盤エリアのモンスターの図鑑とガチャチケットになります!お使いください!あなたの冒険が素晴らしいものになることを祈っております。それではいってらっしゃいませ!!」


するとどこかの街に転移した。


噴水のある街ってことは始まりの街か。噴水の周りには人だかりができていた。嫌な予感がする。。。


確か兄貴の名前はトスターだったか。


「トスター!トスター!兄貴ーー!どこだー!おーい!ヒキニー「ヒキニートではない!!」」


目の前にはFOWのトッププレーヤーがいた。

兄貴である。周りの奴らが俺を見て笑ってやがる。

不遇種族だからって馬鹿にしやがって!


「おまえはもしかして進なのか?」


「そうだけど?あー、俺今猫だもんな!わかるわけないかぁ。あとここではアクセルだからな!そこのところよろしく頼む。」


「あ、すまん。さすがにお前がそんな不遇種族選ぶなんて少し信じられなくてな!」


そう言うと人混みから離れる。


「あー、色々事情があるんだよ。簡単に言うと種族選択の時に兄貴と同じことが起こったとだけ言っておこう。」


「なんだって!?てことはそれは俺の竜帝ドラグカイザーみたいな種族なのか!?なんていう種族だ!」


「あんま騒がないでくれよぉ。猫王キャットキングって種族だ。あんまり猫人族ケットシーと変わらないけどね。」


「この事は内密にした方がいいな。色々スカウトが来そうだ。よし、ひとまず俺のハウスに来い!」


「ハウスって何?家買えるの!?」


「めっちゃくちゃ高いがな。トッププレーヤーはみんなハウスを持っているぞ!まぁ、お前もそのうち買えるだろ。さあ、行くぞ!」


「はーい。」


この時、自らが兄をも超えるトッププレーヤーになることを進は知る由もない。






読んでいただきありがとうございます!

これから主人公の本当の活躍が始まります!

乞うご期待!!

ブクマなどなどよろしくです!!

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