表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
落ちこぼれ勇者と元魔王な黒猫  作者: 赫招き猫
1/1

序章、転生してしまった。

初投稿です。

面白いと思ってくれたら嬉しいです。

ここは、生と死の狭間の世界。

ここで私は一つの魂(火の玉のような物)として彷徨っていた。


何故彷徨っているのかというと、死の世界、冥界に行ったはいいけど、立派な髭を生やしたおやじに、


『おや、貴方様は・・・ふむ、此処は貴方様の来る場所ではございませんね。・・・申し訳ありませんが、お引取りを。』


と、言われ途方もなく彷徨っていたら、ここに居た。


ここに来てとても長く、でも短い様な、そんな時間の流れが分からない世界に私はいた。


以外とこの世界は居心地がよかった。


まあ、何もないからフラフラ漂っているだけだが。


そんなある時、何の音も無かったこの世界にガラスが割れるような音が響いた。


その、音がした方に向かうと。


『ああ!ようやく見つけましたよ!』


そこには、見たことあるような、無いような、なんとなく懐かしい感じがする女性がいた。


・・・誰だ?


『あっ、ヒッドーイ!お忘れですか?○○○○ですよ!』


名前を言ったのだろうか、でもその部分は無音につつまれていた。


?・・・すまない、聞き取れない。


『あぁ、そういえばこちらの名前は伏せられててのでした。・・・でも、これだけは信じてください!わたしは貴方の味方です!』


・・・味方?・・・君が味方なら敵もいるって事か?


『あっ!流石ですね、そうです、貴方の転生には多くの神々が反対していますからね。』


・・・転生?


『そうです。わたしは貴方に数え切れないくらい多くの恩を受けました。・・・いまから、その恩に報いる為に、貴方に新たなる生を与えます!』


ふんす!、とドヤ顔をしながら女性は言った。


・・・いや、いらないけど。


『えぇ!?な、な、な、なんでですかぁ!?!?』


女性はそんな返しは無いだろうと思い叫んだ。


・・・あまり生きたいと思わないからな?別に困ってもいない。


『えぇぇぇ、なんですかそれぇ、もぉわたし後戻りできない事しちゃったのにぃ、当の本人は生きたいと思わないって、わたしの頑張りはいったい(泣)』


女性は呆れを通り越して泣いた。


・・・えっと・・・すまない。


『!?いいえ!そんな、謝らないでください!いつものわたしの空回りな訳ですし、別に・・・』


女性はいつもの事といい、気丈に振る舞った。


・・・私が生き返らないと君は困るのか?


女性は少しだけ考えて答えた。


『・・・はい、少しだけ・・・』


ふむ、私が生き返らないと此の者が困るのか、では。


・・・頼もう。


『・・・え?』


女性は鳩が豆鉄砲をくらったかのような、ポカンとした表情をした。・・・伝わらなかったか?


・・・私を生き返らしてもらうのを頼もうと言ったのだが?


『・・・(パァ!)任せてください!!・・・あれ?また恩を返すどころか与えられたような?・・・あれ?』


女性はまるで太陽のように明るい笑顔を見せたかと思いきや、少し間抜けな表情をした。


・・・まぁ、気にしたら負けだと思うぞ?


私は少しフォロー(?)をして、話を続けた。


・・・で?どうするんだ?


『・・・うぅん、あまり腑に落ちませんが、気にしないことにします!・・・では、早速、転生させますね!』


・・・あぁ、よろしく頼む。


すると、女性がよく聞き取れない呪文を唱えると私の魂(火の玉のような物)がより強い輝きを放った。


こうして、私は転生し新たなる生を受けた。






だが、その生が黒猫だなんて私は聞いていなかった。・・・少しおかしいと思う。

何故、黒猫に転生したのかというと、敵の妨害です。

女性は後々再登場します。

次はいつ投稿になるか分からないですが、早めに投稿したいと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ