表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Eaters Eaters  作者: Athla
雪山の貴族と、お泊まり会
12/52

〜雪の中の屋敷と、鎧の響き〜

山の村、今はメイヤーさんのおかげで誰もいないところに着いた。

「うわぁ、派手にやったわね。【ほらーえいが】に使えそう」

見たことないけど。メイヤーさん、一旦思い切ったらとことんやる人だもの。

[大きいお家があるよ。そこかな?]

白くて小さい指の先をたどると、赤い屋根の屋敷があった。ここの村長さんの家かしら。手を握って、その方向に進んで行くことにした。

「すいません、失礼します。

兄さん、シャンレイさん、いますか!?」

誰もいないのに、あいさつをするのは職業病ね。

「今は雪灯りで何とか見えてるけど、時間が経つと危ないか。

エンチャント、蛍火!」

手袋の先に光を灯す。ランプ忘れるなんて、しまったわ。

結構声を張り上げたけれど、返事はない。人の声の返事は。

代わりに、ガチャガチャと、鎧の音が響いた。


「キャンセル」

早口で囁いて、光を消す。

さっき使ったばかりよ!糸がもったいない!

音からして、入ってきたのは真っ直ぐ行った方。裏口からみたい。昨日の会議で出たって兄さんが言ってた、貴族とは名ばかりの盗族ね。


とりあえず、正面にあるドアを開けると、礼拝室のようなところだった。

ステンドグラスがあったんだろうけど、割れて無くなってる。本当、メイヤーさん、手加減しなかったんだね。

なんて思いながら、下にある教卓のようなものに隠れる。これ、なんて言うのかしら?


しばらくすると、声が聞こえた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ