イケメンの襲撃
新キャラ登場。
「はぁ……」
ファブリーブの精霊が住み着いてからもう三日が過ぎた。
今のところ親にバレてはいないが、毎日緊張しっぱなしだ。
と、いうか。
今日もまた、あのウザい兄妹に付き合わなければならないと思うと
ぶっちゃけ家に帰りたくない。
……まぁ、他に行くとこなんて無いんだけども。
今朝母に頼まれたトイレットペーパー(特売で298円)を片手に
俺は、ゆっくりと玄関のドアを開けた。
トイレットペーパーをリビングのテーブルに置いて
自室に向かう。
……今日はやけに静かだな。
昨日は、いきなり飛びついてきたりしてたのに。
ふと違和感を感じつつ、ドアを引いてーーーー
「ん、」
…………。
パタン。
とりあえず、開きかけたドアを閉めた。
だって、なんか、居た。
ファブとかリーブじゃなくて
こう……知らない、イケメンが。
優雅に足組んでコーヒー飲んでた。
……ここ、俺の部屋だよな?
確認のため、少しだけドアを開けて中を伺う。
そいつは俺のことなど気にしていないようで、まだ優雅にコーヒーを飲んでいた。
何。なんなの。今度こそモノホンの不審者!?
「あ、の。どちら様でしょうか……?」
「あぁ、俺か?」
お前以外に誰が居るんだよ。
ドア越しに問うと、そいつは当たり前のことのように言い放つ。
「リセットンの精霊だけど」
その瞬間、俺は床に両手をついて
うな垂れたまま、心中で叫んだ。
またか………………!
どうやら俺は
消臭剤関連の精霊と多大な縁があるらしい。
全く嬉しくない。
友人が描いてくれたファブとリーブですー。
http://7773.mitemin.net/i66148/
注意!
別にこの方は製作者サイドではないので
やらせ的な何かではないです。