どんどこどん
ファミコンの話
ちょっと前まで、ファミコンの曲を聴いていて不思議に思っていた事がありました。
何故、バスドラムにあたる部分を入れてないのだろう?と。
前々から疑問に思っていた事だったので、今日、ちょっと考えてみることにしました。
ファミコンのドラムの音というものは、大抵ノイズ(ビーとかザーとかいう音。爆発音などの効果音にも使われる)を短く切ったものが使われています(後期になると、ドラムのサンプリング音を使ってるソフトも出てきますが)ファミコンのゲームミュージックにおいては、バスドラムの部分を入れずに、ハイハットの部分とスネア、クラッシュの部分で、リズムを作っているのが主流です。(例外もあります)
では何故バスドラムの部分を入れないのか?入れてもいいんじゃないのか?と思っていましたが、考えてみたら、少しわかったような気がしました。
まず、ノイズは、リズムのみに使われているのではない。ということです。
前述のとおり、ファミコンで出すノイズは、効果音にも使われています。ゲーム中で効果音を出す時には、当然ドラムの部分に割り込ませます(ゲーム中に爆発音が鳴っているときにドラムがきこえなくなるのはそのため)ですから、楽曲に違和感を出さないために、ドラムの部分にはあまり音を詰め込まないのでしょう。
あと、ファミコンの音源は、一度に出せる音がかなり限られています(ノイズ含めて最大で4~5音)。ですので、曲を作るときには、無駄な部分をカットしないといけません。無駄な部分を切り詰めていく中で、バスドラムも無駄な部分だと判断されたのだと思います。
以上が今日考えた、私の推測です。無駄なものを切り詰めて、印象的な曲を作るファミコンのゲームミュージックは深いなと改めて思いました。久しぶりにファミコンを引っ張り出してみようかな。シャドウゲイトクリアしたいなぁ・・・。