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その6 修行中

前回を振り返る

「落とし穴ってさぁ・・・」

笑い声はやんでいた。

落とし穴に落とした後に老婆は呟いた。

「修行の穴ボスレベルの調整間違えちったな・・・まぁいいか?彼奴らならなんとかするだろうし」



ヒュウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・トン・・・

深く落ちていったはずが地面に着くのは軽い感触だった。

周りを見渡すと剣のマークが書かれた洞窟、鎗が書かれた洞窟、あとは斧、そして魔法が二つあり、弓のマークと杖のマークだった。そして木の看板が一つ。

「・・・で、どうしろと?」

「さぁ?オレはこのマークが書かれているところにその武器に対応する練習場があると思うんだが?」

「看板からは一番奥まで行けばボスが居て倒せば脱出って書いてますよ」

「あ、ここでは殺されちゃってもここに戻されるだけだって~ここに戻ると敵はリセットされるってさついでにここは敵が来なくて全回復ができるみたいだよ」

「なぁ、俺いいこと思いついちゃったみたい」

「どうしたの?虎次バカ?」

「うん、読み方違うから。じゃなくて、経験値と修練値の両方あげれるんじゃね?ボス以外居なくなったら負ければいい・・・」


「死んだらだめなんだ!死んだらおしまいなんだよ!」


「「!?」」

「・・・やけに反応してますね・・・どうかしましたか?」

「わ・・・悪い・・・でもログヌは『死んだら生き返れると思うな』って言ってた。ただ事じゃない雰囲気まとってた。

たとえここで死んでも平気かもしれなくても、それに慣れちゃだめんなんだ。だから死にそうならばここに戻ってくるってことにしてほしい。でも稼ぎの案には賛成する」

「しゃーねーな龍牙が珍しくそこまで言うんだしそうするかぁ」

「それじゃ、適当に荒稼ぎして、スキルレベル上げたら集合としますか。」

そうしてオレと虎次は剣、美羽と真理は杖に進んでいった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「遅いのぉ・・・こんな老い耄れを残して若者どもはいつまで待たせる気なんだか。

まさかいつまでもクリアできとらんとか言う訳じゃないんだろうか?そこまで強くは設定しとらんがなぁ」

ズズズズズズズズズズッ!

「ぬ?ようやくか?」

目の前にある大岩が動き始めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さかのぼることしばらく前ーーー


「これ飽きねーなーしっかし斧もいいけど魔法使いてぇ」

「バカのお前に使えんのかよ」

「器用貧乏のお前はここまで強い一撃だせんのかよ」

言い張る2人は次から次へと襲い来るゴブリンやらスライムやらを片っ端から薙いでいる。

剣を手に、または斧を手にする2人が暴れていた。

「チッもう終わりかよ。にしても青銅の武器の耐久力すげえな」

「オレはそろそろ外すわ他ので試す」

「ん~なら俺もそうしよう」

今度は鎗に2人は入っていった。


「魔法は今何種類くらい扱えてる~?」

「そうですね~16種類と言ったところでしょうか?」

「わ~さっすが!こっちまだ10種類なのに~ところでなんの魔元|(まげん・魔法を司るもとの属性)使えてる?」

「光を含めた5種類です。風と闇はイマイチのようで」

「う~んと、こっちは7種類全部一応は使えているみたい。じゃ、また行きましょうか!」

出てきた2人は引き返して再び入っていった。


ーー2時間経過ーー


「さ、さす、がに疲れ、が、回ってきた・・・な」

「ば、バカ言え・・・も、もう一、周、だ・・・」

「馬鹿、が馬鹿、って言うな・・・はぁーーー」

この2人、実際すごくがんばっていた。この世界の普通の兵士はゴブリンとスライムの30体の群れを倒すのに15分は要するのに対し、たった2人で5分で一周するペースを繰り返していた。

龍牙は剣、槍、魔法光以外の6属性の3種類を上げており、虎次は剣、鎗、斧だけだった。

結果としてスキルレベルはそれなりに上がっていた。

2人は床に寝転がった。


「ま、まりちゃ~ん・・・さすがにもう無理~」

「美羽さん、無理しないで、休んだら、どうです?」

体力のない美羽はともかくさすがに真理も息があがっていた。

真理は魔法の弓と魔法の闇以外の6属性に加えて剣、美羽は魔法の全7属性と鎗だったのだが、力はたいしてないのに旨く扱えるはずがなく微妙なものだった。

初期位置に行くとぶっ倒れている2人を発見した。

「・・・さすがに限界ですかー」



「で、ボスに挑むか?オレらはそろそろ大丈夫そうだけど」

「う〜んレベルになる基準がわからないんだけど・・・」

「まかせろ!俺の一振りで魔物3〜5は吹き飛んでいくから!」

「私の魔法一発で7体くらいは巻き添えにしてますが?」

「うぐぐぐぐぐぐ・・・」

「張り合わんでいいから」

「それじゃ、行きますか!あたし一番最後ね」

「そこ普通一番前じゃね!?」


正面にある洞窟に入っていった。


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