その2 墜落
前回を振り返る
「ここどこ?」
『まずはヒントじゃな。もしも魔王進行にあったりよほど強い敵が居て勝てなく全滅しそうな場合なために
【3回まで】使える例のアイテムのありかの場所を言おう。出発の村で通常じゃ確かめられない倉庫を探しなさい。
やり込んでいるおぬしらなら見つかるだろう。ああ、まだ言い忘れた事があったわい。』
ここで一拍置いて言ったが、威圧感が凄まじくかなり長い気がした。
『死んだら生き返れると思うな。
今回は復活魔法などがあるものではない。死んだらそれまでだ。』
それは今までのような穏やかなものいいではなく、本当に神だ、としか思えない恐ろしさしかなかった。
言葉の内容以上のものであり、聞くものを畏怖させる力があった。
そのあとは急にもとに戻った。
『そして、お詫びとしてじゃが・・・そうじゃ、固有スキルを5つまで作らせてあげよう。ただし、直接ステータスに影響があるのとか、レベルがあがりやすい、それに当然『死なない』などは無しじゃぞ?』
さすがに考える時間をいただいた。
俺の感覚で5分は考えただろう。
「う〜ん・・・それなら、まずはオレが手に持った武器のコピーを作り出す能力ってのはありですか?」
『ふむう・・・確かに影響はないが、作って売るなどすれば金儲けがいくらでもできるじゃろ。』
「でしたら【能力がわずかに劣化している状態・コピーした武器は自分以外は扱えない】ならいいですか?」
『( `д´)b オッケー!』
うわ!なんだこいつ!
そんな事を思うのもやはり心の中だけで。
「2つ目は運の良さを限界まであげてほしいです。ステータスには関係ないでしょう?」
『むむむぅ〜確かにな。それであと3つはどうする?』
「スキルとは関係ないですけどアイツらをオレと同じ世界で冒険するようにしてください。そして出発点もオレと同じ村で、。4人でチーム組むつもりです。」
『認める。』
「4つ目は同じくスキルではないですけどチームのメンバーが使える職業の数を各3つ、つまり【肩書き】1つと【戦闘職】系2つまで使えると言う事も。」
『それはこちらで条件を課そう。【メインの戦闘職以外はステータスの伸びに影響を及ばさない】とする』
「ええ、そのつもりです。」
さぁ、最後に考えているのはというと
「最後に欲しいのは説明が難しいですけど、
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沈黙がその場を支配した。少ししてようやくログヌが口を開いた。
『おぬし、正気か?』
「オレは気を失ったりした事は人生経験上この一回限りですが?それ以外は常に正気です。」
『ならば、魔王を倒しても終わりではなくそのあとのボスも蹴散らすのだな?』
「そのおつもりで。」
龍牙は模擬死剣、超幸運、???をもらった!
『よかろう。その5つの条件、確と飲んだ。さて、そろそろ着くな。無事に又会える事を願うぞ?小僧。いや、高嶺龍牙よ。』
ログヌがそう言うと、あたりが又白い光に包まれた。そして何も見えなくなった
落ちていくような感覚がして目が覚めました。
今度は長閑な畑仕事をしている人たちが織りなす風景だけとなり。空は青く雲が適当に置かれている感じである。
オレは刈草のてっぺんに居ます。オレの居る草は若干周りが凹んでいる。
この草何メートルくらいあるんだろう?結構たけぇぞ?
近くにいたおばさんがこっちに気がついた。
「あんた!そんなところで遊んでたら危ないよ!早く降りなさい!」
怒られちゃいました☆
NG編
落ちていくような感覚がして目が覚めました。
顔の周りに何か着いているような、っていうか息ができないような・・・
遠のく意識の中、叫び声が聞こえた。
「大変だよ!人が頭から草の中に埋まってて出れなくなってるよぉ!誰か手伝ってやってぇ!」