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その1 対話

書くのは遅いので、気長に更新をお持ちください(作者)

 気がつくと夢の中のような白いもやもやした空間に居た。雲みたいなのがぐるぐる回っている。しかし、オレ以外には誰もいそうにない。

ここはどこだ?やっぱり夢の中か?

「誰か居ませんか~!」

誰もいないと思われる空間に向かって叫んでみる。返事はないはずだが・・・?

『やかましい・・・騒ぐな・・・耳に響く・・・』

なんかきこえました。脳に直接響くような重たい声が。

『知りたい事は全て教えてやるから静かに頼むぞ・・・』

「あ~はい、わかりゃーした。」

緊張感がないのは元々な方です。

「まずあなたは誰ですか?」

『儂か?儂はなぁ・・・いわゆる神じゃ。名前は知られていないだろうがログヌとだけ言っておこう。』

「適当だなおい!」とは声に出さずつっこむ。よし、神ちゃまと呼んでやろうか!?

「ログヌ様『ログヌでよい』ログヌさん」

「ここはどこです?そして何故オレはここに?」

『う〜む・・・なんとも言いがたいが、簡単に言えば空間の狭間、いや、ワープホールの途中とでも言えばいいのだろう。

儂の転送に入れられてその途中と言う事じゃな。』

「転送・・・?」

『おぬしのやってるゲームの世界に儂の気まぐれで転送じゃよ。他にも転送した奴はおるがな。ただ他の奴は光に飲まれると意識を失いっぱなしで送り込まれとるんじゃが、おぬしだけは目を覚ましおった。高嶺龍牙、貴様にだけ特別にこうやって話をしておく。』

「他の奴・・・!?美羽は!?虎治と真理も!?あいつらは!?」

『叫ぶなと言っておろうが・・・安心しろ彼奴らも転送中じゃ。転送しているのはアデキルをやっている奴らだけでな、おぬしらもそれに選ばれたと言う事じゃ。ちなみにこの力には逆らえんぞ?ここに居る間の時間と向こうにいる時間は現実世界では一切流れていない存在になっておる。つまり、向こうの世界でいくら生きようと元の世界に戻ればもとの年齢に戻れる、ということじゃ。』

え、じゃあ何?向こうで生きてろと?

「元に戻る方法はどうすればいいんですか?当然戻りたいですし・・・」

『簡単じゃよ。魔王を倒したあとに儂の基に招集される。そのときに発表じゃな。まずは魔王を倒せ。話はそれからじゃ。』

「まさかストーリー展開はゲーム通り・・・?」

『無論そうなる。魔王進行もあるぞ?』



魔王進行。読んで字のごとく、魔王が攻め込んでくるのである。

このゲーム、オフライン状態のみだが実は日数制限があり、一見何日プレイしても全然様子が変わらないようだが

規定時間内に魔王を倒さないと魔物が一気に攻め込んでくる悪夢イベントである。

出現するモンスターは最初はスライムやらゴブリンレベルで済むのだが、こいつらが来た以上はもう止めるすべはない。

圧倒的多数のモンスターの群れに阻まれ全く進めなくなるのである。

後半に出てくるモンスターとなるとボスクラスモンスターだけとなり、その数も100や200で済む話ではないので

どんなにがんばってもチートしない限りは敗北確定イベントなのである。

たちが悪い事にこのイベントはどこに居ても発生するので防ぎようがない。

更にこのゲームの悪夢は続く。

全滅するとイベント配布などの限定アイテム・武器防具以外は全てなくなり、尚且つステータスが初期化される。

しかも全滅ルールはいつどこでもありなので運悪くはまると即ティウンとなる。

魔王進行に対処できるアイテムは存在しているのだが、どこにあるわからないため某掲示板では

『進行鬼畜ワロタw』『ぜってーアイテムとか改造厨だけだろw』『製作者の顔が見たい』『勝てるはずがない』『死にゲー』

などなど叩かれる元になっている。

しかし、その『アイテム』がある話は出発点に居る村人から話だけは聞く事ができるので何とも言えない現状である。



「まじかよ・・・」

『ふむう、起きれたおぬしだけに特別にヒントとお詫びをやろう。』

NG編


「誰か居ませんかー!」

返事がない。だれもいないようだ。

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