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すがすがしい朝

作者: つちふる

 すがすがしい朝だ。

 さあ、ベットから出て。

 そうだ。次にすることはわかってるな?

 そう。着替えだ。タンスの中からシャツと下着、ズボンと服を取り出す。むろん靴下も。

 パジャマを脱いで。靴下は立ったまま履くこと。バランスに気をつけろよ。

 着替えがすんだら、いよいよ部屋のドアを開けて階段を降りる。久しぶりだな。

 キッチンにはみんなが揃っていることだろう。挨拶を忘れずに。

 おはよう。おはよう、みんな。

 そう。いいぞ。

 さあ、キッチンだ。ドアを開けて。

「おはよう!」

 大きな声がでた。よしよし。

 台所には母。テーブルには父と妹が座っている。

「やあ、おはよう。おはよう、みなさん!」

 みんなが一斉にこちらを見る。

 しばらくの間があって、まず母が悲鳴をあげた。

 次に、父が警察を呼ぶために電話へ駆け寄り、残った妹は母から包丁を奪い取って僕に投げつけた。


                      了

      


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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすい文章で、朝のすがすがしさがよく伝わってきました。 簡潔に状況を伝えることができるのは、素晴らしいと思います。 すぐ読めるのも、魅力的でした。 [気になる点] 落ちが少々唐突すぎる…
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