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扑街ファンタジー  作者: ださいやさい
19/28

Busted? To be continued

長者の助言をスルーして関公像(関羽の木像)を供えなかった原因か?起きたらかなり冷えた。数分後にやっとエアコンを16℃パワーモードと設定されているのを気づいた。ホリデー2日目が順調に進むを頼むよ。

えんえんと延びるバナナの林に、ポツンと道がある。その道を真っ直ぐ走って窓を開けることは、まったく、鉄筋コンクリートのマンションが乱立する香港から抜き出してから最高な憩いの仕方だった。けど、僕がこの車で助手席側に同乗しているだけだ。運転してくれる人はこの数日間の無料ガイドだ。アイス代を除いたら。

「やべぇ、朝から警察だ」

200メートルくらい先は警察のかりの検問所。そして、今ハンドルを握っている人間はLDLしか持たない小娘、路地裏から出た時に車体の右をこすったばっかりで…

速やかにとまって、席を交換した。

(Ngu)(Gak)(Ang)巡査部長(Inspektor)

「一目で分かるのか」

「肩章から一目瞭然だ」

「どんなに警察に親しいのよ」

近づいた警察官は懐中電灯を持って、車の中をじっと見る。

「捜査に協力してください。スイカとかパインアップルとか隠していない?つい先に100リンギットくらいのフルーツを盗んだ泥棒がこの辺りに出没していて…」

「もういい加減にして。泥棒に見える?続いてしつこくして来たら、新品をあげないよ。今シーズンのアヴォン社の新品を試したくないのかい?つるつるのたまご肌を保つことに特化したクレンジングにクリーム…」

「リトルバード、今は公務中だけど…それに、男の人がアヴォン社のクリームを使うことなんて、同僚に知られたらかなり恥ずかしいよ…」

「目上の人にこんな態度?年齢だけ見たらは上だけど、私より下の世代に属しているんじゃないだろうか。」

「子蘭おばさん、敬称付きで満足した?」

「死んだひいじじはあんたのことをどう考えてているの?ついでに先祖の墓にも寄り道して、アンちゃんの今どきを報告してあげようじゃないか。」

「族譜を使って脅しても無駄だ。そもそも今はもう21世紀だぞ」

「最初はオレンジ2つを買って、線香はどこに売っているのだろう…」

「僕は飲酒運転の検問をしているだけだ。お酒を飲んで運転していなければ心配することはなしだ。」

「ほっとした。先まで運転してきたことが知られたら…」

「車の中の全員、エンジンをとめて降りなさい」

「いい逃げる案がある…彼の同僚にラードを噴射したらどう?」

「香港で国際免許証の発行手続きをしてきてよかった。お昼は絶対に好运(How Yun)(Lai)という名前のレストランにしなよ」

「ごめんね、彼氏さん、でもこの街に来たら、粿粉条(クェフンディァオー)老鼠粉(ローシーファン)もおすすめだよ」

「彼氏?ふざけんな!今では誰よりもモリアーティ教授を真似して彼女を天に捧げる人間だ」

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