セミサイバー泥棒
今、初めて赤道にこんなに近かった。北緯4度線の少し北側、東マレーシアサラワク州のミリにいる。ごめん、深圳のお嬢さん、離れているところからやっと追いついてくれないのだろう。有給休暇をガンガン使いたい。髭を剃って迷い家を開く趣味はないから。
香港エクスプレス航空で香港‐シンガポール便で往復388香港ドルのキャンペーンにおうぼして当たったから。何故かシンガポールで乗り継ぎて、東マレーシアに来ちゃった。シンガポールはたったのもっと蒸し暑い香港と思ったから。
車両全体が群青色のタクシーは、韓国、日本、中国本土、ベトナムに至るまで、東アジアでごくレアだった。丸一日を費やしてようやく民泊にたどり着いた。運転手のおっさんに10リンギットのチップをあげたら、なんか不満な顔を見せてくれた。この街の住人の半分が中華系。明と清から民国に渡って、続々と渡航してきた移住者の子孫という。なんと素晴らしいことだろう。飛行機でも発明されなかった時代に、香港から2000キロも離れたこの地域にやってきたことは、鑑真が日本への渡海ほどきつかっただろう。
タツノオトシゴ灯台から夕風を浴びて、幸せな気分になる。
今日は疲れた。明日にカナダヒルのザ・グランド・オールド・レディー油井を訪ねよう。トゥサン ビーチ、ミリワニファームとニア洞窟もお忘れなく。明日になったらレンタカーを借りよう。
ホテルに戻って、テレビにマレーシア語のチャンネルばっかりだった。英語チャンネルならBBCも見えるが、見たくない。自分のスマホでホテルのWi-Fiを繋ごうとしたら、接続リストに「愿者上钩」と書いてあるホットスポットがあった。パスワードが不要なホットスポットだった。好奇心は猫を殺す。と分かっているのに、なぜか繋げたくなる。
やっぱり、ハッキングされたのか。そのスポットを繋げた瞬間、スマホが勝手に動きたくなった。クレジット決済情報を読み取るのか?
このとき、部屋の外から変な音がした。僕が窓を開けたら、女の子がエアコンの室外機の上にしゃがんでいる。よく見たら、女の子がWi-Fiルーターを握っている。
猿かよ。
「どうぞお入り」
窓から人を招じ入れる体験は、エアコンの修理人を除いたら、初めてだ。スカートを着てもこんな行動するなんて、さすが熱帯の人間だ。
ミリの高校の制服に名前を入れるのか。女の子の胸のところにNgu Tze Lanと書いてある。オオカミを家の中に引き入れるのは初めてじゃない。
「サイバー泥棒にしても、かなりアナログじゃない?」
中国語が分かるとしても、彼女がわからないふりをしているのは分かっている。
「くそ」
「May i call the police or you can
be my tour guide for free?(警察を呼ぶか、それともフリー観光ガイドになってくれるか?)」