スパイシーウイルス
「満腹した?じゃさ、僕の家に帰ったら、食事代と宿代を体で払ってもらうね」
「っうそ…安っぽい女と思ってるなら帰る」
「石油王を紹介してあげないが、宝くじの大当たりの持ち主なら僕くらいも知り合っているよ。」
「遠慮する」
「…体で払うって、ある意味ではそうなる。ちょうどアシスタントが欲しかった。スキャンしたマンガの填込むの件だ。海の向こうの友人は頼りないんだ。帰ったらみせてあげる」
帰って、パソコンが起動したら、ウイルスに掛かった。
「テレビがつまらないなぁ…アニメ番組とかない?」
「ホテルじゃないから、それを見たいなら有線ケーブルの受信料をくれ。それに、あんたの仕業をみてこいや」
「このアドレスにバ〇トコインを送らなければ、このパソコンのハードディスクを破壊する…」
一見すれば脅迫の文書満載の画面だが、怖い身代金要求のウイルスと違って、普通のパソコンウイルスに見えて、英語で製作者の署名と連絡先がある。
「この文章はフリーツール△△で編集されている。Ngu Tze Lan…呉子蘭?」
馬鹿馬鹿しい初心者だね。Wh〇tsAppの連絡先を載せてどうする気?
ツ〇ッターで検索したら、同じスペルで、マレーシアで活躍する女性のコスプレイヤーが見つかった。同姓同名かもしれない。だが、同じアカウントが仮想通貨に関するニュースをリ〇イートしたことを僕が見つかったら、「やっぱこいつじゃない?」と確信した。
「コスプレでの資金を仮想通貨に投げ込んだか。いくら金欠しても、ウイルスで人に迷惑をかけることはないんだろ?こっちがマンガ関連の仕事をしていて、どう弁償してくれる?」
僕のいかりを含めた友達追加のメッセージを送った。
「ごめん」
初メッセージがお詫び?やっぱこいつだ。
簡単な会話したら、彼女はサラワク州のミリに住んでいる高校生らしい。シブに関する話をしたら、意外と盛り上がった。
このウイルスが高校のパソコン部で作ったもので、たまに友人に送った。害がないようだ。
おそらく、彼女の友人の友人…何回シェアされて、とある悪女の入ったQQのチャットグループにアップロードされた。
「これも一種の運命だね。香港に来たら、招待してあげる」
女の子に苦手だな。僕は苦笑した。
偽ウイルスをダウンロードした元凶は、僕のクッキーを食っていた。
「クッキーを頂きます」
これも運命なのか?僕はスマホから声がくる方向に向いた。こいつクズだ。話しながら食べかすを落とすクズだ。ゴキブリを養って、ゴキブリが怖いと男に助けを求めるクズだ。