ヒソヒソ話。
フローレンスは。。。
<<フローレンスが訪れる数分前・食堂>>
「先程はすみませんでした。フローレンスは王女としての役目と、自分の感情の狭間で悩んでおります」
「と言うかジェフの策略がきっかけで、ちゃんと自分の気持ちに気がついたんだろ」
アデールと2人っきりになった途端、深く頭を下げ謝罪の言葉を口にするが、アーレイは平謝りされても済んだことなので気にはしてない。それよりもフローレンスの恋心を加速させたことに関して少し不満だった。
「仰るとおりですが王族に恋は無用でして、将来を思うと不便でつい助け船を出してしまいました」
「淡い恋心を胸に秘めて俺の元から去り行くことになる。それでも構わないと言うのか」
王族の婚姻は戦略結婚が全てで、生まれた時から嫁ぎ先が限定されている。平民とは絶対に縁を結べないし、貴族か遠い親戚になるのが普通だ。アーレイもそのことを分かった上で発言すると、真意を突かれたアデールは悲しい顔をする。
「悲しい思い出しかない私の様になってほしく無いのです。短い時間でも恋を知ればそれだけでも救われます」
「貴族でも無いし、責任を取れないから手を出さないんだよ分かってくれ」
血を残してくれれば構わないとジェフに言われ、それは余りにも無責任と感じるアーレイはフローレンスの事を思うと、どうしても難しい表情になってしまう。アデールは悩むその姿から責任感の強さと誠実さを感じとり、内心では「この人なら間違い」と、ある決意を決めていたのは内緒よ。
「このまま星団にお残りになるのでしたらご一考お願いします。貴方様は私たちの希望の星なのです。どうかこの無意味な戦争を終わらせてください」
「変な奴に絡まれているけど、必要とされているのは理解している。もう少し待ってくれ」
結果が出るまで残ると決めていたアーレイは星団統一を目指していることを伝えると、その言葉を待っていたのかスッと手を重ねてくる。か細く真っ白な指は歳を感じさせないほどに透き通り、感極まったのか凄く可憐な表情を見せ、とてもアラフィフのおばさまとは思えない。そんなアデールの意外な一面を観察していると、ポヨンとフェアリーが現れた。
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「フローレンス様が聞き耳を立てていますよ」
「はぁ、彼女にはいつか教えるか・・」
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今朝、立ち聞きして好奇心を刺激されたのか、秘密に気が付き更なる確証を得ようとしたのかのどちらかだろう。フェアリーに再確認すると視聴範囲は星団統一の下りの途中だと言われ、彼女に関する事柄では無かったので一安心する。これ以上は会話を聞かれたくないし、何せ手を重ねている今の姿を見せれば勘違いされる恐れがあり、デルタに戻るために準備をすると言って席を立った。
<<食堂入り口付近>>
「わっわわ、ヤバいバレちゃう(大汗」
席を立ったアーレイが足早に近づいて来る。お土産を買いに行っている筈なので姿を見られるわけにはいかない。だが振り返れば長い廊下が見え、角まで走っても間に合いそうにもないと分かれば、絶望が脳裏を横切りドクンドクンと鼓動が強くなる。帰って来た体で誤魔化すか、それとも逃げるかの決断を迫られる中、すぐ先にあるトイレのマークが目に入り急いで駆け込んだ。
「嗚呼、ヤバかったわ~」
例え人影を見たとしても確認するために入ってこないだろう。個室に入り安堵するフローレンスは会話の内容を振り返り、2人の関係を想像し始める。しかし情報が少なすぎてなかなか結論には達しない。
「アーレイ様が格上だよね、だけど相手は女王よ、王様はずいぶん前に消息不明になっているし、まさかの不倫相手なの、いやいや年齢差あり過ぎでしょ(悩」
自分に与えられた加護、アーレイと黒の精霊の結びつきを考えれば、アデールとの関係性は自ずと見えてきそうなのだが、男女の括りから思考が抜け出せないのか、つい下世話な方に結びつきを考えてしまう。だが年齢差がありすぎて結論を見いだせないまま時間だけが過ぎてゆく。
<<フリップが滞在する客間>>
「わっ!」
「ひゃ!あーもう、びっくりしたじゃない」
トイレで時間を潰したフローレンスは来た時と同じように、コソコソと先ほどの部屋を目指し中にはいると、扉の裏側に隠れていたフリップに脅かされ、ビックリして思わず飛び上がってしまう。
「あはは、ビビってんの、ちゃんと買って来たよ」
「もう!ありがとうフリップ」
その後、調べ物の理由を聞かれたが確たる証拠もなく、憶測では語れないフローレンスは「時間切れで分からずじまいだった」と誤魔化す。深くは聞かないが疑いの目を向けられ、どことなく居心地が悪くなってしまう。
「ふーん、意中の人じゃなかったんだ」
「な、何を言ってるのかしら、アハハ(汗」
旅の間はアーレイを極力意識しないようにしていたが、そもそも活躍している話を雄弁に語るので、好意を持っていることくらい気がついていた。見透かされたフローレンスは普通に焦ってしまい逆に心情が丸わかりだ。
「フローレンス様、フリップ様、出発のお時間でございます」
さらに追い打ちをかけようと口を開いた瞬間、コンコンとノックする音が響きピンチを逃れることができた。
「わかりました、今から向かいます」
執事のフランクに助けられたフローレンスは自分の部屋に戻り、荷物を持って足早に大広間に向かうのだった。
<<帰国直前・大広間>>
「2人ともお土産品は見つかりましたか」
「勿論ですともアデール様、面白いものが沢山ございました(汗」
この場にいる全員が、フローレンス1人で別行動してたのは知っている。問い詰めても恥をかかせるだけなので、みな何食わぬ顔で会話に勤しんでいた。だがアーレイはその澄まし顔が面白すぎて、バレないように後ろで俯き、ニヤついているのは内緒です。
「またいつでも来てくださいね」
「はい!アーレイ様の補佐ですのでまた直ぐ来ます」
「えー、なにそれ聞いてないよねーちゃん」
よせばいいのに思わず補佐と口を滑らしてしまい、フリップが即座に反応して文句を言い放つ。フローレンスは手を引き少し離れた場所でコソコソ話を始め、アデールはその光景が面白いのか笑みを溢す。そしてアーレイは放置してあるお土産の入った手提げ袋を手にしてみた。
「ところで、フローレンスは何のお土産買ったのかな〜ちょっと見せてよ(笑」
「わわわ、ちょっとちょっと(汗」
止めようとするが時既に遅く、手提げ袋の中身をアーレイが見てしまう。まぁ事前にフェアリーがスキャンして内容を伝えたのが行動した一番の理由だろう。と言うか悪戯だ。
「兄弟は好みも似てくるのかな〜同じものばかりだな(笑」
「そ、そうですね。仲がいいのですー、何かおかしな点でも(汗」
人の物なので手を突っ込んでまで確認はしないが、アーレイは男の子なら一度は買うであろう、ある土産物を凝視しつつフローレンスにも見えるようにする。
「そうなんだ〜これって男の子が欲しがる小刀のキーホルダーじゃね?(笑」
「え゛っ?」
「これ自分用だよね。フローレンスが剣士って知らなかったな〜(棒」
そしてアーレイの悪戯が火を吹くと、フローレンスは瞬時に右往左往するのは悪手と判断して冷静に取り繕うが、額には汗が噴き出ていた。
「え、いや、あの、頼まれたのですよー(汗」
「そうなんだー(棒」
「そ、そうですよ〜アハァ、アハハ(汗」
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「意地悪ですね!」
「だって面白いじゃん」
「確かに」
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因みにフリップは生暖かな目で姉を見つめ、アデールは笑いを堪え手を口へと運び、アーレイは何食わぬ顔で手提げを渡す。
「ヤバイよヤバイ!もう、全て同じものなんて買ってこないでよ!」
「ふーんだ、おねちゃんだけ楽しいことした罰だ!」
俯きながら手提げを受け取るとフリップの手を引っ張り、話が聞こえない場所まで連れて行き文句を言い放つが、逆襲されてしまい顔が真っ赤に変わっていた。
「覚えてなさい!」
「アーレイさんに言っちゃおうかな〜」
「や、やめてよ卑怯よ」
やり取りが面白過ぎてアデールとアーレイは吹き出す寸前で、必死にお腹を押さえ我慢の最中だ。涙腺が緩み始める頃「どうした、忘れ物か?」と2人の言い争いを止めてみた。
「い、いえ、なんでもありません」
「それではデルタに戻りましょう」
何とも締まらない出発になるものの、別れの挨拶の際にアデールが耳元で「悪戯好きなんですね、久しぶりに笑えました」と囁きながら優しい眼差しの笑みを、2人には見えない角度でちょっとだけ見せてくれる。
「笑顔が可愛らしいね」
「ッン、もう」
からかい上手のアーレイさんは速攻で切り返し、虚を突かれたのか思わず照れてしまい、その姿はまるで少女の様だ。思惑が交差した視察はフローレンスとアーレイの心の距離が縮まり、アデールの意外な一面を見て、旅の終わりを締めくくることになった。
ーー
<<デルタ王宮・謁見の間>>
アーレイ「アデール女王は2人を王族と認め、精霊の加護を無事貰い受けました」
アイシャ「陛下、取り越し苦労でしたわね。あの2人は大丈夫と申したでしょ(笑」
デルタに戻り2人を送り届け、休憩を挟みアーレイは謁見の間を訪れている。傍らには女王アイシャが同席して今回の報告を嬉しそうに聞いていた。しかし表情はにこやかだけど目が笑ってない。休憩中に一悶着あったのが嫌でも分かってしまう。
「フローレンスが君の補佐をやりたいと申しておる。異存はないな」
「承知しました」
「おぉ、どうしたアーレイ、拒否すると思ったのだが」
勅命を乱発しておいて今更感があるが、正式に任命する直前に拒否すると思っていたのだろう。それにこの話題に入った途端、アイシャの表情が曇り始めるが、これしきの事で顔色を変える女王では無いので何らかのサインを送っているらしい。
「彼女はとても優秀なので戦地に連れて行きます」
「そうかそれは・・はっ?なんだと戦地だと、それは絶対認められん」
拒否するジェフの表情が真剣になり、逆にアイシャは少し口角を上げた。となればフローレンスは結果はともかく謁見の前に交渉した事が丸わかりで、推測でしか無いが彼女は戦地に赴くと発言したのだろう。
「陛下、彼女の望みは補佐ですので、そのような条件でしたらお断りします」
「君の戦域は最前線だ。とてもそんな所には行かせられない」
処遇に関して水掛け論になり解決するには本人に聞くしかないが、この場に姿がないと言うことは、交渉決裂して出席を許されなかったのだろう。そしてアイシャは「探し人はこちらですよ」と視線を衝立に流す。
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「フローレンスは衝立の裏か」
「そうです、隠れていますよ!」
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「フローレンス隠れていないではっきり言ったらどうだ。本気を見せてみろ」
衝立の奥に隠れていたフローレンスは申し訳なさそうな表情を浮かべながら姿を現す。アーレイは一目見て咎められ、日和ったと思ったが、それはアーレイに対しての謝罪らしく、覚悟を決めた強い眼差しに変化するとジェフの前に躓いた。
「陛下、私は補佐と申しましたので戦場に出向きます」
「フローレンス、先ほども話した通り戦場は駄目だ。何故そこに拘る」
「陛下、私はアーレイ様と同じ立場、同じ土俵で補佐したいのです!」
今までに見たことが無い真剣な表情と気迫に満ち溢れ、駄目だと断言しても諦めそうにない。困ったジェフは髭をいじり始め何ともし難い表情を浮かべ、長年生活を共にするアイシャはそれが迷いのサインだと分かっているのか一歩前に出た。
「フローレンス、覚悟があるのであれば行きなさい、私が許可します」
「お母さま・・」
「アイシャよいのか、アーレイが向かうのは最前線だぞ」
迷いが出たジェフは恐妻に押され許可する気持ちに少し傾き始め、突然の援護射撃に心中で狂喜乱舞するフローレンスは咄嗟にアイシャを見ると、鋭い眼光に一瞬戸惑うが、瞳の奥から「貴女の頑張り次第よ」見て取れた。
「あの子は死んでも悔いがないと申しておりますし、彼の信頼を勝ち取らなければ先には進めません」
微妙な言い回しは人によって受け取り方が少し違う。ジェフは「落とすためか」と捉え、フローレンスは「好きな男を振り向かせるのね」となり、両者の違いを理解したアーレイは「狐は小狐と狸を化かすのに長けているわ~」と呆れ返っていたのは内緒。
「いま一度、再考をお願いする所存でございます」
「巣から飛び立ちたいのですよ」
「そうか、もう子供では無いのだな、分かった許可しよう」
いつもニコニコと笑顔を見せる子供だと思っていた。それがいつの間にか自分の意思を貫こうとする大人へと変化し、大袈裟かもしれないが今ここで親の手を離れようとしている。それに任せるのが全幅の信頼を置くアーレイなので許したのだろう。
「さあ、お礼を申しなさいレン」
無事に確約を取る事が出来たフローレンスは立ち上がると、スカートの恥を摘み「ありがとう存じます」と満面の笑みでお礼を述べ、上手く事が運び口角を上げたアイシャを見たアーレイは、ヤレヤレの表情を浮かべるのだった・・。
ーー
<<作戦本部・フリースペース>>
「ここがアーレイ様の勤務先なのですね」
謁見室を出るとフローレンスは嬉しそうに「お仕事お仕事」とはしゃぎながら作戦本部へと向かい、一方のアーレイは別れ際「この先も宜しくお願いしますね」としたり顔で言われ、狸よりえげつないプレッシャーを与えてくるアイシャに身の毛もよだつ思いがするのだった。
「なあクリス、俺の部屋ってどこだったっけ」
「おいアーレイ、お前の執務室はあそこだ!今更何なんだ部屋は確認しろって言ったろ!」
ガチギレのクリスは2日ぶりに見るアーレイだったが全く遠慮が無い。まあ戦闘や製造に関しては類を見ない能力を発揮するのに、事務系に関してはからっきしなので怒るのは無理はないだろう。帽子を深く被り後ろに控えるフローレンスはクスクスと笑っていたよ。
「すまんクリス、それと今日から俺の補佐兼秘書のフローレンスだ」
「おいこらアーレイ!王女様が補佐って聞いた事がないぞ、斜め上にも程がある」
王族が訪問すれば手を胸に一礼するのが習わしだけど、アーレイの軽い言い様に怒りが込み上げて来たのか、それともホイホイついて来たので呆れたのかは分からないが、取り敢えず無しだった。
「そうなんだ、それじゃ初代という事で良かったな~」
「はい光栄です。よろしくお願いしますねクリスさん」
「・・・・(呆」
さん付けで呼ばれ心情的にはもう大概にしてくれとクリスは思っていた。可愛らしい顔で「ダメ・ですか?」と言われても覆らない。なにせ王族は生まれながらにして士官という階級を保持しているのであって、成人前のフローレンスなら確実に大佐の身分が保証されるのだから。
「フローレンス殿下、アーレイに関しての呼び名もさん付けなのですか?」
一応、聞いてみると身体をくねり始め猛烈に後悔したのは内緒です。
「イヤ〜ン!アーレイ様は特別ですわ〜、様を付けずになんと呼ぶのですか?アーレイ、あなた、きゃー呼び捨ては恥ずかしいー♡」
近い将来、娶られると仮定して妄想を繰り返すフローレンスはイヤンイヤンしながら辺り構わずハートマークを飛ばしまくり、クリスに続きアーレイも頭を抱えてしまう。なので「俺の苦労を分かち合うか」と言えば「勘弁してくれよ、既に物凄くやり難い」と言われてしまう。
<<作戦本部・サロン>>
「本物だ!フローレンス殿下がお見えになっている」
フリースペースにフローレンスが視察に訪れたと間違った情報が駆け巡り、大勢のやじ馬が集結してしまい、大混乱になる前にいそいそと士官用のサロンに逃げ込むことになってしまう。
「いやー凄い人気だね、それでだ面白い作戦思いついたぞ(笑」
「どうせお前の作戦は悪戯レベルだろ(笑」
サロンに入りお茶を一口飲んで一息ついたところで、アーレイがとある作戦を披露する事になる。それはフローレンスが提案した観光協会の掲示板に安否情報を流すというやつだ。クリスに説明すると「そんなのが作戦になるのか」と訝しげな表情を浮かべる・・。
「俺の予想だと大混乱に陥ること間違いないぞ(笑」
「作戦というより悪戯だな。効果としては何を狙うんだ。さっぱり分からんぞ」
届くか分からない手紙より先に帰還を待つ人々に安否情報を示せば、安堵を齎すとフローレンスは想い、軍人であるクリスは敵に施しを与えるのは無駄だと考え、アーレイはインパクトを与え騒乱を巻き起こし、自国の利益になるのではと想像していた。
「俺の狙いは捕虜の交換と非公式でもいいから窓口を作る事だ」
「Aiに聞いても無駄だと判断したぞ、詳しく聞こうじゃないかアーレイ」
話を聞きつつAiに安否情報の効果について検索したのだろう。結果は一時的に盛り上がるが効果は長続きしないとか何とかと結果が出た筈だ。そんな事は百も承知のアーレイはこの場で手の内を明かしたくないのか、ニヤリと笑うと話題を変える。
「とりま偉い将校に会わないと始まらんな、フローレンス明後日の任務は一緒に行くか」
「はい、勿論です」
「あのな、殿下を危ねえ哨戒任務に連れて行くなよ」
右も左も分からないフローレンスを危険な任務に軽く誘うので、上官としては止めるのは当然だろう。しかしアーレイは気にする事なく行動予定表を見せる。
「ヒャンドは初めてですよ、楽しみ〜」
「殿下、こいつは軽く言いますが、今回の哨戒任務は支配地域外で大変危険です」
任務内容を3Dモニターに映し出し、いままでの交戦記録と予定航路を重ね合わせながら会敵する危険性が高いことをクリスが説明すると、流石に恐怖を感じたのかフローレンスの顔が引き攣り始めた。
「アーレイ様、まさか死にませんよね」
「それは保証できないな、嫌ならやめろ」
突き放し様子を見ることにしたが、決心したフローレンスは揺るぐことはなかった。即座に「嫌です、アーレイ様に付いて行くと決めたので行きます!」と宣言する始末で、アーレイは頭をよしよしと撫でると、クリスは呆れてしまい黙り込んでしまう。
「王族用の戦闘服を支給した後は、バトルスーツの測定をするから」
今は紺色のスーツ姿でこのまま乗船させるわけには行かない。万が一宇宙空間に放り出された緊急事態に対応するための簡易呼吸装置が装着されている軍服と、生身の体を守るためのバトルスーツは必需品だ。
「バトルスーツはアーレイ様の前で服を脱いで採寸するんでしょ♡」
「何ぜそう考える!俺が王女様を採寸するとでも」
「見たいでしょ」
「いや、クリスの奥さんに任せるから」
「ええ!」
「当たり前だろ!」
>
「なんだかなー、押しが強いな」
「伝統と言っても過言じゃないですイイ男が少ないんですよ」
「あー!」
「でしょ!奪い合い!」
「そうだった・・・」
「貴族はポンコツが多いから尚更ですわ」
「ひゃー、狙われる〜」
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そしてこの後は明後日に向けた準備の為にフローレンスに振り回されるアーレイだったとさ・・。
宜しければブクマ評価お願いします。




