新たなる問題。
さあさあ、新章始まりますよ~
城を出て近くのカフェで一休み中の2人。
アーレイ)「あっ、ジャクリーヌに連絡しなきゃ」
そのジャクリーヌは今か今かとアーレイの連絡を待っていた。
アーレイ)「もしもーし」
ジャクリーヌ)「アーレイ様!!」
即座に受け答えをするジャクリーヌ。
アーレイ)「早!」
ジャクリーヌ)「だって・・」
「ジャクリーヌ、ボールは入手できたよ」
「ありがとうございます。アーレイ様が持って来て頂けるのでしょうか?」
声に張り?艶があるジャクリーヌ、ブラッドに会いたいのだろう・・。
アーレイ)「今回は使いを出すわ」
ジャクリーヌ)「それは残念ですわ〜」
「こら、ブラッドの事は諦めろ」
「嫌です」
「強情だな」
ジャクリーヌ)「はい!」
ブラッド)「アーレイ、俺は行きたいのだが」
アーレイ)「ブラッド!いい歳して恋愛してんじゃねーよ」
ブラッド)「それ、お前に言われたくないな」
フェアリー)「ププ!」
アーレイ)「ブラッド、忙しい過ぎてカルネには行かないからな!」
ブラッド)「わかったよ、クー次回な」
ジャクリーヌ)「わかったわ、いつまでも待ってます」
アーレイ)「・・・・・」
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アーレイ)「フェさっき笑っただろ!」
フェアリー)「はて?」
アーレイ)「・・・・・はぁ、どいつもこいつも」
フェアリー)「ププ!」
アーレイ)「おい!(精霊1、やっぱオモロイよね!」
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アーレイ)「運ぶのはポコに頼もうかな?と言うかアイツにしか頼めないな・・・」
クリス)「まぁ、それが確実だわ」
アーレイ)「ポコ聞こえるか、頼みがある」
ポコ)「ナノ!なんナノ?」
「フォーレストでボールを積んで、ラインスラスト経由でカルネにボールと部品を運んでくれ」
「ベクスター使っていいナノ?」
「マークされる可能性があるから、輸送機で頼む」
「わかったナノ」
「よろしくね、ウィン女王には伝えてあるから」
「ナノ!」
一仕事終え、次にクリスと昼飯を食べていた。
アーレイ)「アーレイ、この後はどうする」
クリス)「さて、ラインスラストでも行くか」
「相変わらず軽いな」
「まぁね、その前にっと、キース、ラインスラストに行かないか?」
キース)「いいよ、新型の兵器展が始まるんだ」
アーレイ)「そうか、昼過ぎに本部で会おう」
「了解」
整備士)「アーレイ少佐!」
いきなり整備課から連絡が入る。
アーレイ)「どうした」
整備士)「ベクスターは定期点検はしましたか?」
「いや、最近出番が多くて整備していないな・・・」
「ですよね、今オンライン整備で確認しましたが、消耗品の使用期限が切れていますよ。まだ乗れますが、このまま使うと次はC整備になって20億位必要になりますよ。今ならB整備なので費用は2億位です。どうしますか?」
「はい、整備に出します!お願いします!」
即座に整備を決めるアーレイ。
整備士)「それと、ポコ少尉が輸送船が無いと怒って吠えています」
ポコ)「がおぉ〜ん」
後ろでポコの雄叫びが聞こえる。
アーレイ)「わかった連絡するよ」
整備士)「お願いします」
アーレイ)「ポコ、聞こえるか?輸送船がないんだって」
ポコ)「はいナノ、無いナノ~」
「第9艦隊に配備前のSH150を使ってくれ」
「わかったナノ」
「ラインで落ち会おう」
「ナノ!!」
使おうと思っていたベクスターは緊急整備のため使用不可になった。
アーレイ)「最近ずっと使っていたからね、仕方がない・・・」
デルタに戻り整備用の格納庫に直接ベクスター入れると既に整備課が待っていた。
整備士)「少佐お待ちしていました。今回色々提案がございまして」
アーレイ)「んっ?魔改造でもするの」
技術的な内容を聞いたら、技研が新開発した小型機用のステルス装置を付けてくれるそうだ。勿論、実証実験結果を提出するのが条件。転送装置もこれに合わせて小型機専用に交換した。
アーレイ)「それじゃよろしく、好きにしていいから」
打ち合わせが終わり、作戦本部に戻りキースと落ち合う。
アーレイ)「キース悪い、ベクスターは入院中だ。代わりにCー100に乗っていく」
キース)「了解」
そしてS-100に乗り込みラインスラストに向かい、リュック総統と嫁のコーネリアに挨拶の為、総統府に直接向かい到着すると即座に案内され一通り挨拶を終える。
コーネリア)「すみません、阻害をお願い出来ますか」
アーレイ)「ピンキー、阻害を頼む」
ピンキー)「わかったー、良いよー」
アーレイ)「阻害を開始したので盗聴の心配はありませんので大丈夫です」
リュック)「それで、欲しいものは燃料制御装置で20台で良いのか?」
アーレイ)「はい、お願いします」
「わかった、予備を含めて30台用意するよ」
「助かります」
「礼には及ばん。あれから結構売れたんだよ本当に君のお陰だ。デルタから200台追加注文が入ったし珍しくクーンから40台注文が来たよ。他の国からも新規の取引話が来ている。もうバカ売れだ」
「それはそれは、良かったですね」
「本当にコーネリアと君のおかげだ」
「いえいえ、結果的に悪い所を見つけただけですから」
「ところで、クーンは何に使うんだ?」
「勿論戦艦に使います、デルタの払下げ品ですが」
「そうか、とうとう増強するのか、だが君が仕組んだと聞いたのだが?」
「さて、どこの情報でしょう」
「ゲルベルトだよ」
「しまった、口止め忘れてた」
「だろ!本当に君のやることはスケールがでかいな。後でゲルベルトの所に行ってくれ、会えるのを楽しみにしていたぞ」
「わかりました」
「それと、今夜はここに泊まって行け」
「いえ、流石にそれは」
「コーネリアがお話したいんだってさ」
コーネリア)「色々聞きたいことがあるのですよ」
アーレイ)「わかりました」
ーー
ポコはフォーレストに行きボールを積んでラインにきていたが、大量の燃料制御装置を見て、愕然としていた・・・・。
ポコ)「アーレイ様これ運べない・・・・ナノ」
アーレイ)「わかっている。ラインが大型輸送艦を出すって。それと商業連合を間に噛ませたから安心して運べる」
「ナノー」
「あと2時間ほどで積み込みが終わるって」
「分かったナノ!行ってくるナノ!」
「ジャクリーヌによろしく伝えてねポコ」
「はいナノ、それとアーレイ様、フォーレストに行ったらウィン女王に熱烈歓迎されたナノ」
「あー、挨拶に行った時にウィン女王と仲良くなったんだよ。部下のポコが行くからよろしく頼むって言ったからじゃないかな」
「そうだったナノ」
「ポコも仲良くなれたの」
「もちナノ」
「よかったな」
「ナノ!」
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フェアリー)「絶対違う!」
アーレイ)「何か?」
フェアリー)「いえ何も」
アーレイ)「ですよねー」
フェアリー)「・・・・・」
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ーー
ポコはその後カルネに向けて飛んで行った。総統府に戻ったアーレイは夕食に招待されラインスラスト名物料理に舌鼓を打ち、場所変えゲスト用のラウンジで飲んでいた。
コーネリア)「最近、盗聴と情報流出が酷くて重大な案件を、おいそれと喋れないし大変なのよ」
アーレイ)「目星は付いているのですか?」
リュック)「残念ながら全くわからない。今日みたいに完全阻害すれば良いけど緊急連絡も遮断するから常時使用できなくて困っている」
アーレイ)「そうですか何とかします」
リュック)「頼むな」
アーレイ)「はい」
コーネリア)「アーレイ、あなたとフローレンスとの関係を詳しく教えてくださいませんか?とても仲が良かったとは聞いていますの」
アーレイ)「婚約発表一歩手前です」
リュック)「マジ?」
キース)「あらら」
コーネリア)「ええええ」
3人同時に驚く。
リュック)「アーレイいつの間に」
アーレイ)「彼女が私の補佐官になってからです」
キース)「うわぁー、それって彼女が志願したのか?」
アーレイ)「そうだよ、補佐になってから猛アタックされた・・・・」
リュック)「それで君が落とされたと?」
アーレイ)「ええ、好みの女性の猛攻に耐える自信はないですよ」
コーネリア)「あら、戦闘じゃ強気の貴方の言葉とは思えないわ」
「だってねぇ、性格も良いし綺麗だし・・・とっても可愛くて良い女です」
「私の妹可愛いでしょう。私から見ても美人に見えるからね。けど残念ね、あんな結果になってしまって」
「そうですね、仕方がないことかと」
「他に方法はなかったのですか?」
「ええ、病気が進行する前に保存した方が良いので、それと暗殺命令が出ていましたので一石二鳥でした」
「しつこく狙われていたんですよね」
「はい、周りの人たちがどんどん亡くなるので、彼女はそれが嫌で凄く悩んでしました」
リュック)「結果とは言えこれで彼女は安心して眠って待てるわけだ」
アーレイ)「そうですね。フローレンスには申し訳ないのですが、暗殺を止めさせるには寝て貰う以外方法がありませんでした。あのままだと彼女の精神は持ちませんでしたから」
コーネリア)「もしかして病気は嘘なの?」
アーレイ)「流石お姉さんは感がいいですね、この事は誰にも喋らないでくださいね、また狙われますから」
「貴方は待てるのですか?」
「待ちたくはないです。星団統一を早く実現しないと彼女は目が覚めることが出来ないので、何としてでも実現させます。それが1番の早道です」
「でもこのままじゃ・・・・」
リュック)「もう数百年戦争しているんだよ、目処はついたのか?」
アーレイ)「ええ、勿論です。詳細は言えませんが少しずつ進んでいます」
コーネリア)「そっか、今は貴方に頼るしかないのか。がんばって!!」
アーレイ)「フローレンスのためにも頑張ります!」
リュック)「けどさ、中立国をまとめてディスティアを攻めれば早いんじゃないの?」
アーレイ)「それでは戦火が大きくなって以前の状態に戻るだけです。中立国が増えた今、デルタとディスティア2強の戦いに持っていくのが1番現実的です」
コーネリア)「難しいわよね、バランスをとりつつ戦うのって」
アーレイ)「そうですか?フェデラリー共和国にさえ手出ししなきゃ大丈夫ですよ。それより使えないヒャンドを動かすのが大変です。デルタの戦力の4分の1を駐屯基地に持っていかれているのが辛いです」
リュック)「まあね、あそこの国はコウモリ外交だからね、デルタが援助しなきゃすぐにあっちに付くもんね」
アーレイ)「戦略的にも中間地点の絶妙な位置にいますからね。ヒャンドを取られるとデルタが苦しくなります。ですから手放せないのです」
コーネリア)「ラインスラストはデルタの味方だからね安心してね」
アーレイ)「ですが戦いには参加しないでくださいね」
リュック)「アーレイ、大丈夫だ俺が裏で支えるから」
アーレイ)「頼みます」
ーーー
次の日、朝食を取っていると2人が現れる。
アーレイ)「おはようございます」
リュック)「おはようアーレイ、よく眠れたかな」
「はい、とても快適でした」
「そうそう、最近海賊がよく出てブライン国が結構困っているみたいだぞ」
「流石にクロウ星団にデルタの船じゃ行けません。少しの間でしたら何とかなりますが・・・・」
コーネリア)「そうよね、ディスティアが攻めてくるわよね」
アーレイ)「総統、ラインスラストは海賊退治はやらないのですか?」
リュック)「あっちの商業連合が裏で手を引いていて、反感を買えば燃料制御装置が売りにくくなるんだよ、そうそうに手を出せない」
アーレイ)「あいつらロクなことしないな」
コーネリア)「アーレイがうちの船に乗ったらだめよね」
「私が乗ったのがバレたら大変ですよ」
「そうよね」
「少し考えます」
リュック)「よろしくたのむ」
アーレイ)「わかりました、その時は足の速い戦艦をお借りしても良いですか」
「ああ、好きに使ってくれ」
「ありがとうございます」
こうしてラインスラストに対したいし一肌脱ぐ事が決まった。
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