12話 彼と彼
今日中にもう1作品のほうの2話目を書きたいと思います。もしかしたら明日になるかもしれませんが。
しばらくこちらを休んで、他作品をかけ続けるかもしれません。でも他作品のほうの構造が全く思いつかないのでずっとこちらを書くかもしれません。
自分勝手ですみません笑。こちらの方が思いつきやすいんです笑。
後書きに今のところ出てきた人物を書いてます。
光太の家へと帰る途中。
「光太ってどこの高校受けたんだっけ?」
「来芽高校。あそこバドミントン強いから。」
「あそこかぁ。まぁ光太バドミントン強いからな。」
小さい時に一緒にバドミントン教室へ通っていたが、俺はすぐにやめた。卓球をやりたくなったからだ。だが光太はその頃からずっと続けているすごい奴だ。最後の大会では全国ベスト16と俺の卓球とはレベルが違う。
「誠司はなんで南坂高校に行ったんだ?」
「・・・ひとり暮らししたかったんだ。」
「・・・そうか。でもひとりじゃなかったな!」
にかっと笑う彼。暗い話を一瞬で笑いに変える。
そんな、俺には到底できないことを簡単にできる彼が羨ましい。
「晩ご飯何食べてく?お母さんが用意するから。」
「さっき食べたばっかじゃねぇか早すぎだろ!まだ1時だぞ!」
「で、何食べる?」
「刺身。」
「おいさっき食べてたじゃねぇか!」
笑いながら光太の家に戻る。
家に戻ることに全く嫌悪感がない。
本当に何もかも羨ましい。
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「じゃあ俺帰るわ。」
晩ご飯は本当に刺身だった。
陽さんの料理はいつでも美味しい。海鮮丼を分けた光太は不満顔だったが気にしない気にしない。
「そっか・・・しばらく会えないな。」
「・・・そうだな。じゃ、元気でな。」
「ああ、元気で。」
手を振り、彼の家を去る。1週間に2回はお世話になっていた家だ。これからあまり来なくなると思うと
寂しい。それを振り切って駅へと向かう。
そういえば彼女はまだ起きているのだろうか。
ふとそんなことを思った。
宮滝誠司
・・・今春から南坂高校1年生
過去にトラウマあり
有田と同居中
有田優華
・・・今春から南坂高校1年生
同じく過去にトラウマあり
宮滝と同居中
伊井野光太
・・・今春から来芽高校1年生
宮滝の幼馴染みでかなり信用されている
バドミントン総体ベスト16
伊井野陽美
・・・伊井野光太の母親
誠司と仲良く陽さんと言われている
犬の飼い主(?)
・・・うっかりリードを離してしまい、
犬を見失ってしまったが誠司に助けてもらった
名前は不明