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11話 幼馴染み

おはようございます。暇だったので書きました。

もう1作品をどうしようか全くいいアイデアが思いつきません。

日曜日。今日は幼馴染みの家に遊びに行く。

幼稚園から中学校まで同じだった1番仲がいい友達だ。久しぶりに会うから楽しみだ。



ピンポーン


「はーい。」


「こんにちは。遊びにーーー」


「あー誠司君久しぶり!」


「ご無沙汰してました陽さん。お邪魔します。」

あいつのお母さんの陽美さんとはとても仲が良い。

陽さんは若いし、人のことを思いやる優しい人だ。

どこかの誰かとは大違いだ。


階段を上がり、2階へ。あいつの部屋をノックする。


「おーい。」

がちゃとドアが開く。見慣れた顔がそこにある。


「よう光太。久しぶりだな。」


「おお。久しぶりってほどでもねぇだろ。」


「そっか1週間か。」

笑い合う俺たち。

彼の名は伊井野光太。

俺の幼馴染みであり、小学校の時唯一俺を離れなかった、信頼できる人物。


「飯食べに行こか。」


「おお、いいな。」



近くにある店「ヤメト」に入る。馴染みの店だ。

「俺は海鮮丼で。」


「誠司は海鮮丼かぁ。じゃ俺は親子丼で。」

ここはどんぶり物が人気である。

特に海鮮丼と親子丼が絶品だ。


「で?相談は?」


「ないよ?なんであると思ったの?」


「だっていつもここに来てたからさ。誠司が奢ってくれるのかなぁと思って。」


「ちがうわ!悩みなんてないよ。」

やっぱこいつと喋っていると心が落ち着く。


「そういえば寮どうだった?」


「それがさ〜聞いてくれよ〜。」


「やっぱ相談なんじゃん!」

あちゃー。奢らないと駄目かぁ。


「寮は結構きれいなんだけどさ、同居しなくちゃなんねぇんだよ。」


「うん。・・・うん?同居?」


「そそ。」


「へぇ〜。男?女?まぁ高校生だし同姓ーーー」


「それが女子なんだよ。」


「・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・」

やっぱ沈黙しちゃうヨネ。


「いいなぁー宮滝ずるいぞ。」


「彼女いるお前が言ったらまずいだろ・・・。」

こいつモテるんだよなぁ〜腹立つぜ。


「その子可愛い?」


「昨日撮った寮の写真に写ってたら見せる。」

えーっと、


「寮めっちゃきれいじゃん。」


「だろ・・・あ、写ってた。」

あいつピースしてやがる何やってんだ・・・。

でも可愛いからいいや。


「・・・・・」


「どうした?」

彼は驚愕の表情を浮かべている。


「・・・いやなんでもない。すごい美人だなって。お前俺が知らないうちに女子を落とす方法を・・。」


「いやそんな物つけてないから。」


「こんなきれいな子かいいなー。」

それ最初おもたわー。性格があれとは知らずにな。


「お前にも青春が来たな。」


「いつも来てる奴が言うとうぜぇな。」


「ごめんな?もてて。」


「うぜぇ〜。」

いつも通りの軽口の応酬。

これが毎日できなくなると思うと寂しいな。


「お待たせしましたー。親子丼と海鮮丼でーす。」


「「どうもー。」」

小学生の時から食べているがいつも美味しそうだ。

これからはあまりくることができなくなる寂しさをマグロと一緒にのみこむ。


やっぱ美味いなぁこの店は。


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