第5話 俺達の正体
なかなか書く時間がありませんでした。
m(_ _)m
んんんん? あれ? 見間違いかな? 今日、初めてステータスプレート貰ったのに、レベル50ってなんで?
・・・あ! 多分蛇頭の奴倒したから?
「二人とも? どうだった?」
母さんからの問いかけに俺達は、
「う、うん!特に問題はないみたいな?」
「だ、大丈夫だよ!」
咄嗟に嘘をついてしまった二人。
「・・・・・」
母の無言の威圧。こえぇぇ! ヤバい、早く何かごまかさないtーーーーー
「見せてみなさい?」笑顔で(目が全く笑ってない)
「え、あ、いや。 人に見せたり出来るの?」
リュートが弁解をはかろうとするが、、、
「早くみせなさい!」
「「は、はい!」」
母の威圧に耐え切れずステータスプレートを渡す二人。あ〜あ、ここでバレてしまうのか〜。異世界からの転生者だって。現に母さんは、
「・・・・・っ!」
ほら、驚いてるよ。あ、父さんにも渡した。驚くだろうなぁ〜
「・・・・・っ!」
あ、同じ反応、しかも文字通りの開いた口が塞がらないだ、初めてみたなぁ。
どれくらい経ったのだろうか、1分だったかもしれないし、5分だったかもしれない。それくらい長く感じる、無言が続いてた。
最初に口を開いたのは、父であった。
「・・・リュート、キキョウ。まずは、おめでとうと言っておこう」
祝う言葉だった!しかし、
「なぜ・・・なぜ、なぜ!レベルが50なのだ!」
そういうと涙を流していた!
そこ!? 俺達は、異世界から転生者として驚くと思ってたのに、まさかのレベルの話!
「答えよ、なぜ二人ともレベルが50なのだ!」
「「は、はい!」」
俺から言うか、
「多分、この前遊びに行ったときに遭遇した魔物を倒したから? な? キキョウ」
「う、うん。そう。 僕もそう思う」
それでもなお、子供らしさを突き通すキキョウ。
「ほう、ではなんていう魔物なのだ?」
「そ、それはー、名前が分からないから持って帰ってきたんだけどー」
「なに! 持って帰ってきただと? その時に持っていなかったではないか、、、いや、魔法でしまったのか?」
「そうだよ、今出した方がいい?」
「いや、後でいい。 それと、加護の話でだな」
((ゴクリッ!))
生唾を飲み込む俺達、そりゃそうだ今から答えにくいことを聞かれるのだから。
「龍王の息子や、吸血姫の息子はまだ分かるとして、ゼウス神の友ってなんだ? ゼウス神は、この世界の主神であるのだぞ? お前達はいつあったのだ?」
父からのマシンガントーク、こ、これは時間かかりそうだなぁ
「そ、それはですねーーーーーーー
俺達は、素直に話した。嘘もなく話した。この世界での家族に嘘はつけないと思ったからだ。
まず、転生者だってことを話した。これには、父や母、姉は、多少驚いていたが、珍しい話ではないという。結構昔から転生者はいるようだ。
しかし、転生者はある程度人族、要するに人間にしかいないようだ。俺達のケースは珍しいという。
俺達が転生者だと分かっても、普段と変わりない反応だ。少し嬉しかった。俺達の名前は、ただの偶然だったらしい。前世での名前が聞かれたが、同じだと言ったら、びっくりしてた。
あとその他にもゼウス神の話とかしたが、追及はなかった。
ーーーーと言うことです。」
父「・・・・・」
母「・・・・・」
姉「それこそ! 私の弟達よ!」
ん?なぜか姉さんだけ反応が違った、むしろブラコン度が上がった気がーーーいや!気のせいだ!気のせい! うん!俺は、なにも見てない!
視界の端で、姉さんが一人でトリップしてた気がしてたけどね。
「はぁ、よりにもよってあの方の友という称号とは・・・」
「?父さんは、ゼウス神と会ったことがあるの?」
「ん? ああ、そうだ。私が若い頃、一人で旅をしていたんだがな、途中で食べ物が底ついてしまってな、食料を探そうにも、私がいた場所は生憎、『無の森』と言われているところで、魔物も木の実、果物などが全てなく、ただ単に木だけ生えているところでな? そこで、私は限界がきて空腹で倒れてしまったのだ」
「「へー」」
俺達の反応が薄い理由は、当時で最強だった父さんが空腹で倒れたことに呆れていたのだ。
「それで? 神様となんで会ったの?」
「倒れて、数分くらいにふと私の前方に何者かが近づいていたのだ。 私は、警戒するために無理に体を起こそうとしたらーーー」
『よいよい、無理して体を起こさないで、これでも食べて休みなさい』
「そう、言ってパンをくれたのだ。感謝しながら食べて、そのあと名前を聞くと同時になぜ自分を助けてくれたのかを聞いた」
『儂は、君たちから信仰されている。ゼウスじゃ。 何故、おぬしを助けたのかって? それはな、この先の未来、いいことがあると思うからじゃ、こんなところでへばっている場合じゃないわい!』
『え!? 貴方様が! ありがたき幸せ! 助けいただいた恩は、どうすればいいでしょう』
『よいよい、強いて言うならば、おぬしに幸せになって欲しいのー。ほっほっほっ』
「そう言って消えていったのだ。それに、私のステータスプレートの称号には、「ゼウス神の恩」があるからな」
結構いい話だった。神様、優しいんですね。そして、現界も出来るんですね。 びっくりするよそりゃあ、目の前に今まで信仰していた神がいるんだから。
はい、ということで転生ものであまり多くない、転生バレ、いや?最近多くなってきてるのかな?
正体がバレるという設定にしてみました。
のちに、テンプレな勇者など出すつもりです。