第38章 備忘録が終わる日
退院した。帰り道、「美波ちゃん。とんこつラーメン食っていかない?今晩サービスすっからさあ!半年間、不味い飯食っていたからご褒美として!いいよね。」龍二が甘えた声をだして運転する美波の横顔を見た。「今晩、大サービスしてくれるなら食って行くか?私も食いてえし!少しくらいなら良いだろう!三水ですか?あそこのラーメン美味しいから良いわよ。味噌チャーシューにしよう。」美波は龍二の横顔を見た。しばらく走るとラーメン三水の看板が見えた。ハンドルを右にきって駐車場へベンツを停めた。食券機で美波は味噌チャーシュー普通盛り、龍二はしょうゆチャーシュー普通盛りを買ってカウンターに座った。「これこれ!この匂い最高!」龍二ははしゃいでいた。二人はナルハヤでがっついた。途中で高菜を入れて味変し辛くなったスープも完食してお水を飲んだ。「ご馳走様でした。」二人は席を立って満足気に家に帰った。子供達の孫が出迎えてくれた。おじいちゃんが帰ってくるからと遊びにきてくれていた。「おじいちゃんおかえりなさい。身体大丈夫?」長女遥の孫凛が笑顔で声をかけた。長男の直樹の孫蓮も遅れて出て来た。「おじいちゃんおかえりなさい。痩せたでしょ?」直樹の孫、蓮が笑顔で龍二を見た。「二人とも心配かけね。来てくれて有り難う。ただいま帰りました。痩せたのわかるか?10キロは痩せた。食事不味かったからな!あれじゃ痩せちゃうよ。」龍二は笑顔で二人を見た。「あなた達お腹空いたでしょう?今晩は手捏ねハンバーグにするわよ。龍二さんも食べてね。」美波は龍二にウィンクをした。「材料は昨日ヨークベニマルで買ってあります。牛豚合挽きね。」美波はそう言って挽き肉をこねてペタペタ始めた。幸せな日々が帰って来た。龍二は儲けもの人生。「美波ちゃん。俺、ハンバーグだけでいいぞ。ご飯味噌汁は要らない。」龍二は美波の顔を見てニヤリと笑った。二人の仲は上々で大きなけんかもなくこの日までこられた。「そうね。私もそうするわ!」美波も龍二の顔を見てニヤリ笑った。「凛、蓮。出来たわよ。降りて来なさい。」美波が呼ぶと二人孫は自分の部屋からバタバタと出て来て席についた。「頂きます。」四人は合掌してナイフとホークを持ってハンバーグを食べ始めた。「上手い!美波腕あげたな?」龍二が美波の顔を見て褒めた。「おばちゃん。美味しい。」凛と蓮が美波の顔を見てニコリ笑った。「ご馳走様でした。」龍二と美波は先に食べ終わった。食べ終わった食器を自動織機洗浄機に入れて置いた。美波が昨日、ヨークベニマルで買ったビールと魚肉ソーセージを冷蔵庫からだして来た。無事退院したお祝いに蓋を開け乾杯をした。一口、グビっとのんでソーセージをかじった。孫達には、オレンジジュースを出した。食事指導室の角砂糖の沢山入ったペットボトルを見てしまうとあげずらさはあった。あれを見てしまうとゾッとする。美波はトラウマになってしまった。以後ジュース、スポーツドリンクは口にしなかった。孫達の孫が食事を終えると使った食器を織機洗浄機に入れてスイッチを入れた。子供達の孫は勉強があると2階に上がっていった。二人はビールを酌み交わし病院での事を話した。面白いおじさんがいた事や最初のトイレのパンツの下ろし方とか看護師の大変さや噂話なんかを話した。二人はお風呂に入って背中を流しあった。美波の筋肉にいつも声をあげてしまう。還暦の婆さんの身体じゃない。凄い身体をしていた。「明日から二人でスポーツジムに入会しようとあなたも運動した方が良いよ。竹園のヨークベニマルの2階にあるジョイフィットなんてどう?私と一緒に行こうよ。還暦超えたけど家でじっとしてるより良いと思うよ。」美波が口にした。「わかった。行くよ。ただ俺の体力のなさに笑うなよ。多分ロードバイクはきついな?ランニングマシンもだ。リハビリでもヤバかった。今回の病気で握力が右が25.左が19だ。女子以下だからな!」龍二は笑うしかなかった。「うわ!少な!あなた、元々なかったでしょう?でもクラブの握りは上手だったよ。」美波はクラブをふる龍二を思い出していた。そして今晩は、久しぶりの夫婦の営みとなり、激しく燃えた。還暦過ぎたジジイババアなのに精力は二人とも強かったが龍二は病気をしたせいで次回からは薬に頼らないと駄目だと悟った。1回戦で終了した。翌朝は足がガクガクだった。龍二は朝食を済ませると4台の車を洗った。スカイライン、マークⅡ、セルシオ、ベンツ。ベンツ意外は登録抹消していたから乗れない。ナンバーが付いてない。税制対策。龍二が車を磨いているとそこへ娘の遥と息子の直樹が子供達を迎えに来た。子供達はつくば市内にマンションを買って住んでいる。今日は日曜日で学校は休みであった。「お父さん。この車、売らないの?今、旧車ブームで高く売れるんじゃないかな?」息子の直樹が龍二に声をかけてきた。「そうだな?このスカイラインケンメリは一千万円。このマークⅡGX61はターボ車だから百五十万円って所だ。この30後期セルシオは百万円って所だな?直樹、あのケンメリはGTRのs2000エンジンに変えてある。だから高いんだ。見て見るかい?」龍二はボンネットを開けた。すると赤のs2000エンジンがドカっと乗ってソレックスも入っていた。赤のプラグコードが目立った。あまり詳しくない直樹も凄い物を見た感じがした。「音聞いてみるかい?」龍二はエンジンを一発で始動させた。マフラーから良い音がし、アクセルを踏むたびにソレックスが呼吸した。「これを見るのが楽しみなんだ。」龍二はボソっと言った。「直樹、今度仮ナンバー付けて走ってみっか?市役所へナンバー借りに行っておくから。用意できたら電話かメールをする。常磐道走ってみっか?」龍二は直樹の目を見て笑った。「父さん。楽しみにまってる!」直樹は龍二の目を見てニコリ笑った。「父さん、直樹、私先に帰るね。」遥が二人に声をかけて軽自動車で帰って行った。凛が車の中から手を振ってくれていた。「凛のやつ、遥に似てきたな?」直樹は龍二に言った。「そうだな!確かに。遥の子供の時と一緒だ。蓮もお前にソックリだぞ?直樹。」龍二は直樹の顔を見て笑った。「父さん。今回は助かったけど今後食事には気をつけろよ。倒れたら今後は帰ってこれないからな!」直樹は龍二の目を見つめた。「わかっているとも。だから今度婆さんとジムに通う。身体を鍛える。竹園のヨークベニマルの2階のジョイフィットへ。お前のマンションの隣だよな!帰りに寄らせてもらう、今日子さんの顔見たいし。」龍二は直樹の顔を見てニヤリ微笑んだ。「いつでも寄って下さいよ。今日子には言っておきますから。遠慮なく。」直樹は龍二の顔を見て微笑んだ。「遠慮なく寄らせてもらう。明日には入会に行く。帰り寄るからと言っておいてくれ。」直樹は龍二の目を見て微笑んだ。「お前所オートロックだったよな?」龍二が聞いた。「うんだ!オートロックだ。来たらインターフォン鳴らして今日子が開けてくれるから心配するな!」直樹は龍二の目を見てニヤリ笑った。「有り難う。」龍二は直樹の目を見つめた。「親父、俺も帰るわ。母さんによろしく伝えてくれ!じやあまたな!無理するなよ。」直樹は龍二の目を見てニヤリ微笑んで手を振って車に乗った。「直樹のやつ、アルファードなんか乗りやがって儲かってんだな!美波、直樹が宜しくだと。」龍二は部屋の中へ怒鳴った。「あなた、ジョイフィット入会しに行くわよ。ネットでも出来るけど施設見学したいから行きましょう。遥も直樹も私には顔見せないで帰っちゃた。薄情者だね。子供の面倒みてあげないから!」美波は龍二の顔を見て怒った。「洗車有り難う。ピカピカじゃないの?ご苦労さま。」美波は龍二の顔を見てニコリ微笑んだ。龍二は部屋のリビングのソファーで横になると美波が熱いお茶を出してくれた。もらい物の将門せんべいを食べながらお茶をすすった。「あなたが入院中に日立の大熊吾郎さんって方から干し芋がこんなに送られて来たよ。御礼の電話しておいてね。これも食べる。美味しかったわよ。」美波は干し芋をテーブルの上に出した。「この方が良いや。せんべいは閉まって!」龍二は美波の顔を見て微笑んだ。「あなた、大熊吾郎さんってどなた?」美波が龍二の顔を覗いた。「お前も会った事のある爺さんだよ。常磐線の行商の爺さん。酒臭いイカ臭い。爺さん。覚えて居るだろうよ。吾郎さん、妙子さんコンサートに来てくれたんだよ。」龍二はニヤニヤしながら美波の顔を見た。「うん。思い出した。干し芋食べた時なつかしい味がしたんだよ。」美波はって顔をした。「今、電話するか?俺のスマホは何処だ!あっ!あった。」龍二はスマホを手にとるとすぐに電話した。「吾郎さんですか?つくばの遠藤龍二です。干し芋、有り難う御座いました。沢山送っていただいて。俺、昨日まで脳梗塞で入院していまして、妻から今、聞いたばかりで御礼の電話遅れてすいません。命には別状なくて幸いでした。はい。吾郎、癌なんですか?胃癌ステージ4で長くない。病院はどちらになりますか?日立総合病院ですか?後日伺います。お大事に。」龍二は驚いた表情を見せた。「吾郎さん癌で入院しているらしい。近いうちに見舞いに行こう。82歳だって!多分長くない。俺も病院で癌の患者と親しくなって話たが地獄の痛さで早く連れていってくれって言っていた。その人も胃癌だった。」龍二が美波の顔を見た。3日後、見舞いに行って元気で会話したが2日後、亡くなったと妙子から電話があった。「病気っていつ出るかわからないからね。私達も同じよ。それでは出かけましょう。あなた、着替えてスウェットでも病院で着ていたジャージでもいいから。」美波は龍二の顔を見た。「これじゃ駄目か?」龍二が美波の顔を見た。「部屋着じゃない、駄目に決まっているでしょう。今日は面接と一緒だからね。ゴルフウェアでもいいわよ。私と一緒の時くらいお洒落してね。これから多くなるんだからあなた、運転やめるんでしょう。免許証の更新案内来ていたわよ。後で確認してくださいね。脳の病気した事申告しなきゃ駄目よ。」美波は龍二の目を見つめた。龍二はゴルフウェアにきっちりと着替えて出てきた。キャップまでご丁寧に被っていた。ハゲいるわけでもないのに。面白い人。美波はベンツのハンドルを握って待っていた。龍二は助手席に乗った。美波はアクセルを踏むとガレージを出た。道に出るとすぐに国道354を走り、榎戸の交差点を左へまがり国道408でつくば市中心へ向かった。土浦学園線を右に曲がりそのまま道なり大清水公園前交差点を右に曲がりすぐに左側にヨークベニマルが見えた。2階の駐車場へあがり車を停めてジョイフィットに入った。受付て入会希望を伝えるとすぐに案内してもらい、細かい説明をうけ入会金、事務手数料を払いサインをして、施設を見学した。隣のデュオに息子夫婦の紹介だとつたえると少し割り引きしてくれた。指名したいインストラクターを聞かれたがわからないので息子夫婦に聞いてみると伝えると話はすんなり終わった。施設も申し分ない物で美波は気に入った。入会手続きを終えた。今日から使用出来るらしいがまた、違う日にして、ヨークベニマル内うろうろしの不二家でショートケーキを6個買って直樹の家に向かった。マンション入口に着くとインターフォンをおして、今日子さんに鍵をあけてもらい中へ入った。エレベーターで部屋に向かった。玄関の前に今日子さんが居てくれた。気の利く嫁だと感心した。「お父様、お母様、お久しぶりでございます。いらっしゃいませ。汚い所ですがどうぞ!」今日子は笑顔で二人を迎い入れた。「なんか、直樹さんから聞いたのですがジョイフィットに入会されたとか?ここの住人も結構な数利用しておりまして、評判は良いです。」今日子のおしゃべりが止まらなかった。「今日子さん、これ、お土産、後で食べて下さい。不二家のショートケーキです。冷蔵庫へどうぞ?所でこのマンションに子供夫婦が住んでいると言ったら割り引きして頂いたわよ。後、推しのインストラクターをきかれたわ?教えてくれないかしら!」美波は今日子の目を見て笑顔で聞いた。「手ぶらでよろしかったのですわ。御馳走様です。そうね。聞いた話だけど女性なら保科希美先生、男性なら下柳哲也先生かな?指名出来るんですよね。知らんけど?そう言う事です。」今日子は笑顔で二人を見た。「ありがとう!参考になりました。後、今日子さん。ここのヨークベニマル、品数揃っているわね。谷田部とはまるっきり違う店って感じがするわね。野菜、お肉、魚の生鮮はいいわね。こっちまで来るか!後、専門店もダイソーとかも入っているし、谷田部もあるけどチョロっとしかない。良いわね。こんなに良いスーパーが近くにあって羨ましいわ。」美波が今日子の目を見つめた。「そうですね。マンション住人には専用カートもあるし優遇されているわよ。そっち行けばカスミがあるし、前は西友もあったのよ。今はTSUTAYAになっちゃたけど。そう言えばTSUTAYAに行かなくなりましたね。ネットで見ちゃうから。お母様達は映画はご覧になりますか?」今日子は美波の目を見て微笑んだ。「あまり見ない。独身の頃は毎日行ってました。特にラブストーリーね。摩天楼はバラ色にマイケルJフォックスとかシテイオブエンジェルとかメグライアンね。好きだった。めぐり逢えたらも良い。ダーティダンシングはパトリックスエッジや愛が微笑む時ロバートダウニーjrね。観てなかったら観て。最高だからアマゾンプライムとかでオススメよ。古い映画だけど、私、その辺の映画良く観たのよ。最近のはネットフリックスね。後は知らんけど。」美波は作品を羅列した。「あら!いけないわ!お茶も差し上げなくて申しわけありません。すぐに淹れます。」今日子は渋い顔をして照れ笑いで誤魔化した。しばらくしてお茶が出て来た。美波は「今日子さん。これ、私どもの知り合いが送って来た干し芋、美味しいから食べて食べて!」美波はバックから干し芋を出して袋を開けた。「どうぞ、つまんでください。」美波は今日子に干し芋を勧めた。今日子は一口食べて「これ、美味しい。」笑顔で二人を見た。「そうでしょう!自家製なんですって。日立の行商のおじさんが上野駅で売っている。」龍二が今日子の顔を笑顔で見た。「そうなんですね。やっぱり元芸能人って顔が広いんですね。お父様。」今日子は龍二の顔を見て微笑んだ。「たまたま、乗り合わせた電車で意気投合しただけですよ。今日子さん、直樹の運転免許はAT限定かな?直樹と今朝、俺のスカイラインケンメリでドライブの約束したんだが俺、車の運転禁止されてる事を忘れていた。だからドライブには行けないと言ってくれないか?AT限定じゃなかったら行けるんじゃが?」龍二は今日子の顔を見て笑った。「お父様、わかりました。伝えておきます。お父様不自由になりますね。」今日子は龍二の目を見つめ複雑な表情を見せた。「儲けもの人生だから美波と全国旅行でもするよ。美波は今まで散々行ってるだろうけど夫婦水入らずで温泉でもと。」龍二は今日子の目を見て微笑んだ。「たのしそうですね。」今日子はお父様の目を見て笑顔を浮かべた。「インストラクターの名前聞いたからジョイフィット寄って予約入れて帰りますか?あなた。今日子さん。ご馳走様でした。私達、失礼いたします。また、寄らせて頂きます。良いマンションね。マンションは庭の手入れとか必要ないから楽でしょう?うちなんか夏になると雑草がびっしり、あれが一苦労ですよ。最近は業者に頼むけどね、」美波は今日子の顔を見た。「今日子さん。お邪魔いたしました。失礼いたします。またね。」美波は笑顔で今日子を見て、スリッパを揃えて置いた。「今日子さん。お邪魔いたしました。相変わらず綺麗にしてますね。お顔。」龍二もスリッパを揃えて置いた。今日子は手を振って見送ってくれた。「良く出来た嫁だけど家に顔を出さない所が気になるわね。」美波が嫌な顔を見せた。「彼女も忙しいんだろうよ、わかるだろう?美波。」龍二はニコリ微笑んで美波の顔を見た。エレベーター内でそんな会話がされた。ヨークベニマルに入りエレベーターで2階の駐車場へそしてジョイフィットへ寄った。二人のインストラクターは人気でなかなか予約がとれなかった。とれたのは一週間後だった。保科希美先生28歳がとれただけだった。その後は今度来た時にまわした。二人はジョイフィットを出て帰路についた。龍二は家に帰ってピアノルームにはいってデスクにむかいスマホで音楽を聞いていた。すると突然、席を立ってピアノを弾き始めた。良いメロディーが浮かんだ。五線譜に音符を並べた。曲ってものはこうゆう閃きで出来るのっあった。出来たてのメロディーをピアノで弾くとなかなか良いメロディーで気に入った。五線譜をファイルにとじてしっかり日付を書いた。頭を休める為ユーチューブ動画を見始めた。最近お気に入りは乃木坂46の増田三莉音が推しだった。可愛い天然でどんくさい女の子で龍二はその顔に癒された。イイねで画像・動画を残していた。後お気に入りは動物ドッキリ動画熊の驚くシーンとかおならのドッキリが好きで動画を保存して見ながら笑っていた。ら美波が「あなた、今、ピアノ弾いて居たと思ったら笑い声が聞こえたか大丈夫かなっておもっちやった?」美波が突然ドアを開けた。「美波、これ、見ろよ。笑えるぞ!」熊のドッキリ動画を美波に見せると「私も知ってます。笑えるね。それ!作りものでしょう。」美波は龍二の顔を見て笑った。「作りものか?そうだよな?熊がこんなにビックリしてころがらないもなあ?そりゃそうだ!」龍二と美波は顔を見合わせ腹を抱えて笑った。そして、医者の診断書が出て警察に持っていくと案の定免許証取り消しになりまた乗りたい時は診断書を提出し、警察のお墨付きがないと運転出来なくなった。運転は危険と判断された。これで備忘録の記録はなくなった。セブンカラーズのメンバーは月に一度楽器を持ち合って龍二の家に集まった。セッションをしていた。
長々とお付き合いありがとうございました。これにて備忘録は終了いたします。龍二は享年91歳に老衰で亡くなるまで音楽は辞めなかった。美波もその後、彼を追うように93歳老衰で亡くなる。メンバーはその後、翔平が亡くなり、美優がいなくなり、玲奈が居なくなり、裕太が居なくなった。瑠奈と恵子は100歳まで生きた。次回作品は活動報告から連絡させていただきます。冬のイベントになります。「冬の童話」だから書けるか不安です。書けたら活動報告から連絡します。駄目なら違うイベントに参加いたします。作者。




