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備忘録 forgive  作者: やましたゆずる
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第19章 年末コンサートまでの道のり

コンサート3日前までセットリストでメンバーと社長とプロデューサーで一悶着あった。路線を少し変えたいメンバーと社長のバチバチがあった。バラード路線を変えたい龍二がアルバムに入れたクィーンのカバーを大々的に全面に推したい。アルバムのオリジナル曲を全面的に出したい社長とプロデューサーとの話し合いになった。龍二が折れてオリジナル曲を全面的に入れると話し合いはついた。この事が今後のセブンカラーズの活動に大きな影が忍び寄っている事にこの時、だれも気づいていなかった。社長が龍二の顔色を見て「龍二君、クィーンのカバーでロックぽくない曲、手を取り合ってと伝説のチャンピオンはセットリストに入れても良いぞ。」ニヤリ笑って社長は龍二の顔色をうかがった。「わかりました。これで盛り上がります。」龍二は社長の顔を見てニコニコした。「それではセットリストの最終決定だ。まず、オープニングにインストゥルメンタルのサマーウインド、2曲目はアレスティング・ワイヤー、3曲目は愛しているとは言えない、4曲目は、牡丹の花の中で、5曲目は、ブルースカイブルー、6曲目は、夜の帷の中へ、7曲目は、君が居た夏、8曲目は、窓から見える風景、9曲目は、秋の夜長、10曲目は、インデペンデンス・デイ。前半は龍二のMCで終了。後半は、オープニングでホテルカリフォルニアのカバー龍二がダブルネックギター、恵子とリレーして下さい。翔平はクラッシックギターとボーカルを担当して下さい。11曲目は、新アルバム曲、粉雪の舞う季節、12曲目は、初恋かもしれない、13曲目は、もう一人の私、14曲目は、サマーサマーサマー、15曲目はスプリングウインド、16曲目はベストフレンド、17曲目は、ナイトライダー。ここまでオリジナル。玲奈のMCが入って、カバー曲、美優のカーペンターズ、青春の輝きとクロストゥユー、その後、玲奈のジェニファーラッシュのパワーオブラブ、バーブラストライサンドの追憶、その後、龍二ボーカルのクィーンの手を取り合って、伝説のチャンピオン、アンコールでベッドミドラーのザローズで閉めて終ろう。どうですか?」社長が皆の顔をみわたした。「良いと思います。」龍二が社長の顔を見て優しく微笑んだ。「決まりだな!」社長は皆の目を見つめホッと息を吐いた。「今回はオリジナルグッズを販売する。ティシャツとトレーナーと帽子これも売り上げの3%をキックバックする。最後のMCで宣伝しろよ。玲奈。ティシャツ1000円、トレーナー2000円、帽子1000円だ。」社長は皆の顔を見て優しく微笑んだ。「俺買います。今日、ありますか?」龍二が言うと皆も手をあげた。「あるよ。こっちに並べて置いとくから好きなの買って行って!」重盛マネージャーが皆の顔を見て優しく微笑んだ。「決まったらリハーサルしよう!」龍二が叫ぶと全員席を立って練習場へ向かった。「恵子、ギターのリレーしてみっか?」龍二はギブソンのダブルネックギターを手にとってストラップを肩にかけてギターを固定した。アンプはフェンダー、エフェクターはティシーエレクトロニックコンボデラックス65を使用した。恵子はフェンダーのギターにアンプ、エフェクターは龍二と同じ物を使用した。イーグルスが使った物と同じ物にした。二人のリレーが始まった。恵子のギターテクニックにメンバーは舌を巻いた。上手い上手すぎる。龍二とやりあっても全然見劣りない。ギターを弾く姿がまことに良い。メンバーは何時も褒めた。それからメンバーはコンサートのセットリストを一通りチェックした、不安要素はなかった。その練習がコンサート当日のゲネプロまで続いた。

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