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追求

※この小説はフィクションです

実際の人物団体とは関係ありません

-0時10分-


山「だけど、どうやって探すんだ?」

一「ちょっと待って」

ガサガサ


一「これ、見て」

山「これは…ここに来る前に見たチラシか?」

一「うん、それでチラシのここを見て」


-ホームステイ予定の家の地図付き経路案内を指差す-


一「ここに自分達が行く家があるんだけど、このチラシには他にも何箇所もその近くにホームステイができる家があるんだ、だからこの付近を調べれば手がかりが見つかるかもしれない。」

山「なるほど、そこ周辺までここからどれくらい掛かりそうだ?」


一「空港から出て、東方向に700メートル直進した所に目的地があるからそこまでとりあえず空港まで戻る必要があるね。」

山「りょーかい、もう普通に立てるか?」

一「大丈夫、立てるよ」

スッ


 2人は目的地に向け歩き始める、夜で雰囲気は悪いが気分は悪くない、一貴の兄を探すため、とにかく今は気にせず進む。


 さっきまでいた道まで戻って来た時自分は違和感に気づいた。


一「街灯の光が灯ってる?」

山「さっきまで付いてなかったよな」


 ホテルに向かっている最中は灯っていなかった、街灯が広場から戻って来た時には全てしっかりと機能していた。

 不思議に思いながらも、ゆっくりと空港に近づいていく。


山「そういえば、さっきの話の続きってなんだ?」

一「話?」

山「あれだよ、アイツから逃げる前にしてたやつだよ」

一「あーあれは…」



???(ヤメロ…!)

一「えっ…」



???(ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…ヤメロ…)

一「あぁぁぁああああ…!!」


山「お、おい!どうした…?」

一「アイツが!アイツが居る!消えろ…消えろ…消えろ…!」

山「おい!落ち着けよ!」

一「うぅぅ…」


山「おい!!」

一「はぁはぁ、ごめん…幻聴かもしれない、さっきのがトラウマで錯乱してたみたい…」


山「今はとにかく、アイツの事は忘れろ、一番大事なのはお前の兄貴助ける事だろ?」

一「ごめん…ありがとう」

山「もう空港が見えるところまで歩いて来たから、このまま真っ直ぐ行けばその目的地まで着く、それまでは頑張れ」


 今起きた事は幻聴なのか本当に語りかけてきたのかは分からない、ただ今はそれを気にしてる猶予はない、少しでも早く兄の安否を確認しこの国から抜け出さなくてはいけない。

兄のメッセージに残されていた写真の真実、ループの原因、階段で見た光景、全ての真相を自分が解き明かさなくては、「この国からは逃げられない」

───────────────────────

第六話 追求 完







 




少し前までは最低2000文字で小説を書いていたのですが、話が進むにつれて色々な要素が出てきて考えることが増えて来たのでこれからは最低1000文字スタイルでやっていきます。

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