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5話、葵と従魔のんびり行進中

スノーにとっての駆け足でのんびり森の中を疾走中。

体感的なスピードを車で考えたら50キロくらいありそうなくらい景色が変わる。

木ばっかりだからなーんにも変わらんけどね。



さてさて2時間くらい走ったかな?

空は真上に太陽があるから今は丁度お昼。

のはず。多分。

「スノー、一旦止まってお昼休憩しよう!」

って止まった場所でスノーの背から降りるときに見えた、葡萄(ブドウ)みたいなのがなってる木が2本。

近付いてみてみたらまんま葡萄(ブドウ)だった。

【鑑定】

    名称  葡萄(ブドウ)

    果実。食用可。お酒にもなる。

巨峰っぽいし、いくつか取って行こう。

確認の時スルーしちゃってたけど時間経過なしのアイテムボックスで良かった!!

って取ってたら全部取っちゃってた。あはは。

「さぁて、ご飯ご飯〜。スノーはどんなものをどのくらい食べるの?」

「普段は生肉だが、人と同じものも食べられる」

「調理済みでも大丈夫って事?」

「状態異常無効化の加護があるからな、ほとんどの事は問題にならん」

「そう言う事か!」

「量はわからん。主に任せる」

と言う事は、近くで生肉はちょっと遠慮したい。

なら大丈夫なんだし同じのにしよーっと!

【大型ショッピングモール】

   ・スーパー

を選択してお惣菜コーナーは何処だぁ?

あったあった!このお弁当をとりあえず6個。

足りなければまた買えばいいし。

それからプラのお弁当箱じゃ食べにくいだろうし、まとめて出した方がいいだろうから、調理雑貨コーナーにあったボウルを大と小をとりあえず2個ずつ。

麦茶のペットボトル2リットルを1本。

あ、ボウルは大を1個追加で、私ように紙コップ50個入りを1つ。

金額は…お弁当が  小銀貨4枚と銅貨8枚×6

    ボウルが大 小銀貨2枚×3

        小 小銀貨1枚×2

    紙コップが 小銀貨1枚

    麦茶が   小銀貨1枚と銅貨4枚

      合計………大銀貨1枚、小銀貨1枚、銅貨7枚

小金貨を1枚持って、チャージって言いながら握りしめてたらコインが消えてチャージされてた。びっくりー。

購入を押したら、買い物かごに入って出て来た。

かごは中身全部出したら勝手に消えてった。

お弁当の数だけ割り箸が付いてたから4本と、紙コップの残り49個をアイテムボックスに直して、

ボールにご飯とメイン、付け合わせにお漬物を種類ごとに分けて同じようにボールに注いだ麦茶と一緒にスノーに出してった。

「頂きます」

魔物は居ないらしいから、そのままピクニック気分で森の中で食べて

「ご馳走様でした。」

そして移動再開。



………沈黙がつらい。

あんまりコミュニケーション取られないのなんでだ?

初めましてから思ってたけどあんまり会話のキャッチボール続かないよね?

うーーー。何話そう。

何も言ってこないけどご飯の量大丈夫だったのかな?

「スノー?ご飯の量アレで足りてた??初めてすぎて分からなかったからあの量にしたんだけど」

「…」

その沈黙なに!怖いんだけど!?

「スノーさん?」

「主、我の満腹にはあの3倍は要る」

!?!?全然腹ごしらえにもなってねぇーやないかーい!

え!?まじか!まじかぁ!まじかぁっ!!

「足りない時は教えてまだ出すから!

移動もいつ襲ってくるかわかんない魔物も、スノー頼みなんだから遠慮しなくていいんだよ??」

「主に何か考えがあるのやもと思ってだな」

「そんな考えなんてないから!教えて貰えないと分からない事だらけなの!何でも良いからもうちょっと話そう!」

「我はあまり喋るのは得意ではないのだが、主のためになるのならそれが良かろうな」

そうしよう!んーと話題は…

あ!!せっかく魔法のある世界に来たんだから、魔法の使い方覚えたい。

物理的に魔物と戦える自信は無い!と言うよりまだスノー以外見た事ないからどんな感じかわかんないし。

生活魔法とかもあるんならそれも!

「魔法ってどうやって使うの?」

「うむ魔法の使い方か。己の中にある魔力とその流れを感じ取る事が出来れば魔法自体は発動できる」

「魔力とその流れを感じ取る…」

「今は魔物の気配もない。集中して探ってみろ。

流れは感覚で掴むものだからやってみるしかない」



って言われて、魔法講座みたいなのを始めたから結局静かな時間が流れてくる。

でもこの沈黙は良い沈黙。だと思う。



そのまま1時間くらいたったかな。

時々「腹を中心に魔力は全身を巡っている」とか

アドバイスを貰いながらやってた。

何となく流れがわかって来た!

って思ったらスノーが話しかけて来た。

「流れは掴んだようだな。ならば何か魔法を放ってみろ。放った魔法が少しでも発動すれば適性があり、発動しなければ適正がないと言うことになる」

うーん森で使ってもあんまり影響なさそうなのは…

水、氷、土魔法ってとこかな。

この中なら水からやってみよう!

気合いを入れてよーしっ!!

「ウォーター・アロー!」ピュッ!

っし!成功!あんま威力なさそうだけど。

「初めてにしては上等だろう。そのまましばらく放ちつづけろ。少し先に丁度いい魔物の気配がある」


………えっと、初めて魔法使ってその後すぐに魔物って。

ちょっとスパルタじゃありませんこと???



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