40話、葵と従魔は隊長さんをギルドに連行する
門衛さんから
「お帰りなさい。遠くまで行ってたんですか?」
って聞かれた事には隊長さんが
「あー、まぁ遠かったねぇ普通に行ったら3日くらいかかるところかなぁ」
みたいに答えてた。それから門を潜って詰所みたいな所でサササッと文章を認めて、近くに居た部下の人に侯爵様までの使いを出してた。
その後しれっと離れようとしてたからスノーに捕まえてもらってギルドに一緒に行く。
これまた近くに部下の居た人に、魔物の解体を頼みにギルドに連れて行きますねぇ〜って伝えたら
「了解しました。侯爵閣下より連絡があれば冒険者ギルドに行きますね!」
の言葉をもらったので、問答無用で連れて行く。
「何で今回は気づくの!?」「行きたくない!」「魔物はアオイちゃんとスノーで受け取ってくれぇ」とかずっと言ってるけど無視無視。
ギルドに着いて、ライラさんにギルドマスターを呼んでもらう。隊長さんが逃げないようにスノーが咥えたままなのを、みんなにジロジロ見られてるけど、今は気にしない。
待つ事5分。ギルドマスターがやっと出てきた。
「なんで騎士団のジル坊がフェンリルに咥えられてここに居るんだ?」
心底不思議そうに聞いてきた。そりゃそうだ。
「今回の狩りは私は待ってただけで、スノーと隊長さんがやったからですね。一部はスノーだけで狩ったのもありますけど」
「ほぉー。ジル坊がねぇ珍しいな!とりあえず倉庫に行くぞ!…ってそのまま引きずって行くのか?」
「スノーが離したら逃げるので!」
「逃げる?ジル坊!何やらかしたぁ?」
「俺じゃない!スノーがやったんだよぉ!」
「まぁ、倉庫で狩ってきた物を見てから隊長さんがやらかしてるかは判断してください」
「んん??」
私がギルドマスターの背中をグイグイ押して
スノーは隊長さんをずるずる引きずって倉庫に移動する。
「オルガはこっち来てくれ!んで扉は閉めろ!」
この間みたいに受付の方から覗けないように扉を閉められて、今度は倉庫のど真ん中に連れてかれた。
「ここに出せ!!」
地竜は最後にしよう!インパクトありすぎるし!
・コカトリス×8
・アーマードリザード×30
・ロックバード×4
・ジャイアントドードー×2
・ギガントミノタウロス×4
・ブルーサーペント×1
ここまで出して、ギルドマスターを見る。
あ、隣にオルガさんも来てるね!
「後もう1匹1番大きいのがあるんですけど…」
「……まだあるのか??」
「ありますね!」
「この間解体したばかりなのにアーマードリザードってこんなに頻繁に出てくるやつでしたっけ?……と言うか、2匹ほどミスリルリザード混ざってますよ!?!?」
そんなの居たかなぁ?って鑑定してみたら本当に居た。
「いや、そんな事ある訳ねぇだろ!?……ははっ。本当にミスリルリザードが混ざってやがる」
隊長さん見たら、隊長さんもびっくりしてた。
貴方も気づいてなかったんですね。
「この量を一気には無理だな。場所はあるが人が足りねえ。ジャイアントドードー、ギガントミノタウロス、ブルーサーペントは一旦持ち帰ってくれ!」
「明後日の夕方頃に持ち帰った分をまた持ってきて頂ければ有難いです」
「わかりました!ではこっちのは一旦引き上げますね!」
7匹。数は少ないけど大きいし、人が居ないんじゃしょうがないよねぇ。
アイテムボックスに入れ終わるのをまってギルドマスターが
「まだ出してない獲物はなんだ?今出されても困るが聞くだけ聞くぞ?」
ジタバタうるさいからチラッて隊長さん見たら
スノーが器用に口元と体を前脚で押さえてた。
笑いそうだったけど耐えた。
「スノーと隊長さんで狩ってきたんですけど、オルガさんのご希望だったドラゴン!地竜です!!」
私は関係ありませんって思いを込めながら言い切った!
「……ドラゴン?地竜ですって?………やったぁーーーーっ!夢が叶ったぁーーーっ!!!」
謎の踊りを踊り始めたテンションマックスオルガさんと
「…ドラゴンなんて何年振りだ?もうすぐで10年か?…」
いつもより小さめの声で呟いて唖然としてるギルドマスター。
いつもと声の大きさが逆転してます。
暫くして落ち着いたギルドマスターとオルガさんから、隊長さんとスノーに尋問開始。
「地竜はどこでどうやって仕留めたんですか?」
「アオイがジル坊とフェンリルでって言ってたけどよぉ?」
逃げれないって思ったのか、何なのか大人しくなったからやっとスノーに解放された隊長さんは
「俺は見てただけで、スノーが氷魔法1発で…」
って小さくなりながら喋ってた。
「ジルも風魔法で足止めしておっただろう!」
スノーくんナイスアシスト!私、それ聞いてませんよー。
「あんなの足止めになってなかったでしょぉ!?」
って隊長さんはスノーに抗議してるけど、
「ジル坊も一緒に仕留めてんなぁ」
「ジル隊長もドラゴンスレイヤーの仲間入りですね!」
ギルドマスターとオルガさんの一言ずつにがっくり項垂れてらっしゃいました。
0時回る前に投稿したかった、、、。




