37話、葵と従魔の狩りプラス1
おはようございます。
あの後結局潰れた隊長さん。
「明日と明後日休みだからいいもん!」
って追加で5本飲んでた。
よくそんな炭酸入るよね〜。私には無理だ。
酔潰れた隊長さんはスノーによって隣の和室に放り込まれ、後片付けをした後私とスノーはトランクを出た。
いやただ街から出てないのに居なかったら変かなって、宿のベットと小屋の寝床に行っただけなんだけどね。
んで、朝ごはんを準備しにトランクに入ったら、グゴォー!グゴォー!ってでっかいいびきかいてまだ寝てた。
あんだけお酒飲んでたらそうだよねぇ。
宿の奥さんが昨日から体調崩してて作れないって事だったからスノーと一緒に自分の分も。ついでだから隊長さんのも作ってあげよう。
アイテムボックスからワイバーンのお肉を取り出して小さく切る。
本当はスライスしたいんだけど上手く出来ないから小さいブロックに切る。
切ったお肉を炒めて照り焼きのタレを絡める。
食パン、レタス、トマト、スライスチーズ、クッキングシートを買って、レタスは1枚ずつに外して、トマトも切る。
で、パン→レタス→トマト→お肉→チーズ→レタス→パン
の順番で挟んでクッキングシートでくるんで真ん中で切ってサンドイッチの完成!
楽しくなって来たし、なんかしてる時のお昼ご飯にいいから追加で足りないもの買っていっぱい作った。
スノーの朝ごはんは安定のステーキ。本人の希望なので今日はまだ残ってたミノタウロスです。
「スノーくんミノタウロスのお肉はこれで最後だよ?」
「なに!?」
「他のはまだあるけど。あ、コカトリスも少ない!」
「主、今日は狩りに行くぞ!」
「いやまだあるから良くない?」
「ダメだ!狩りに行く!」
「……はぁ。わかりましたよ!!」
くっ!出来れば行きたくない!
隊長さんがなかなか起きなかったので、お昼近くになって出発です。
「醜態晒してほんとごめんねぇ〜!」
「いえ私もじゃんじゃん飲ませたのでお気になさらず」
「ジルが起きんから、狩りに行く時間が遅くなった。あの若造が居たら困るからな、お主も門までは来い!」
「あはは。団長は基本的には門に立たないから大丈夫だと思うけど、どんな風に狩りするのか気になるから門までと言わずに狩りに着いて行こうかなぁ」
「彼奴は立たんのか!?ならばこれからも遠慮せず狩りに行けるな!ほれっさっさと行くぞ!」
みたいな会話をして門を出て来た。
途中、隊長さんの住んでる宿舎に寄って着替えを済ませて着いた門には門衛さんだけで団長さんは本当に居なかった。
よかったぁー。
門衛さんは隊長さん見てびっくりしてたけど、それだけで普通に「行ってらっしゃい」って送り出された。
「今日は隊長さんも居るから歩き??」
「2人乗せるくらい問題ない。ジルは我の背に乗れることを感謝するんだな!」
フハハって笑いたそうなドヤ顔かましてスノーは宣言した。
んで、隊長さんは大はしゃぎ。
「フェンリルに名前で呼んで貰えてるのもめちゃくちゃ嬉しいのに、背中に乗れるなんてっ!!」
……え?2人乗りするの?冗談でしょう?
私が固まってる間に乗せる体勢になったスノーくんが
「ジル、我の背に主を乗せてやれ。何故かはわからんが固まっておる」
「りょーかい!んじゃちょっと失礼〜」
みたいなやり取りしてて気づいたらワイバーンの時みたいにめっちゃ速く移動してた。
「いーーーーやぁーーーーーー!!!!」
今日の狩場らしき場所についてぐったりしてたら
「流石はフェンリル!グリフォンより速いなぁ。アオイちゃん大丈夫??」
ってキラッキラの笑顔で話しかけてくる隊長さん。
「全然大丈夫じゃないです!」
もう…帰りたい。
「主はここでトランクの中に入って待っていろ。ジルと狩ってくる」
はい。そうさせてください。是非とも!
何を狩るのか知らないけど付いては行きたくない。
「トランクの中って大丈夫なの?持ってかれたりしない??」
「トランクは主の許可がなければ入れないし、主が中にいる時は結界が張られる。安全だ」
「創造神の話もそうだけど結界って何でもありだなぁ〜」
「何でもありですけど、結界機能は私が注文しました!」
「こっちも何でもありだねぇ〜」
「魔法も魔物も無縁の世界に居たので出来るだけ安全に!」
………なんでちょっと遠い目してるの??
「まぁ驚いててもしょうがないから流そう!そうしよう!」
って何か諦めた感漂わせた隊長さんは、またスノーの背中に乗って森の中に消えてった。
隊長さんの装備は自前の大剣と鎧。刀身に魔法を纏わせたりして使うんだって!あとなんか麻袋持ってたから何か聞いたらマジックバックだそう。マジックバックは侯爵様からの貸し出しなんだって。何で貸し出されてるのかは知らないけど。
トランクの中でご飯作ったりのんびりお菓子食べたりしながら待つ事4時間。
コンコンッ!
ノックの音が聞こえたからトランクを出たらデカ物咥えたスノーと困った顔の隊長さんがおられました。
何やったの?あんたら。




