1/2
1話
スーパービギナーなので温かい目で読んでいただけると幸いです。
ここは大国へスタに属する小さな村、カネル。今まさに新たな命が生まれようとしていた。
「ミシェル!もう少しだよ!頑張りな!・・・おめでとう!立派な男の子だよ!」
「オギャー--!!」
「母さん、私に見せて。あぁ・・・私の大事な愛しい坊や。」
水色の髪に白い肌、かすかに見える瞳の色は鳶色。ミシェルの母サチェは孫の誕生に安堵と感動を感じながら言った。
「名前はもう決めたのかい?」
「えぇ、もうゼウス様から頂いてるわ。この子の名はシュトよ。」
「シュト・・・いい名だね。しかしゼウス様にも困ったもんだねぇ。子供をつくって後は丸投げ。うちのといい勝負だよ。今もどこにいるんだか。」
「そんなこと言っちゃだめよ、あの方も忙しいんだから。この子は強くて立派になるに違いないわ。なんたって、ゼウス様と私の子だもの。」
主人公:シュト
母:ミシェル
父:ゼウス
祖母:サチェ
祖父:?
国:へスタ
村:カネル