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七人の追跡者  作者: 柊椿
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第九十三話 落下

 アレックスは足元の支えがなくなると感じた瞬間、最後の抵抗として飛び上がり口で縄をくわえようとした。

 が、それも徒労に終わる。

 長く、そして加速度的に景色が下がっていく。

(死ぬ? 僕が?)

 いっそ意識を投げ捨ててしまえば、そんなことを考えることもなく気がつけばあの世にたどり着いているだろう。

 何も縄が張り詰める衝撃を味わうこともなく、首を締める苦痛もなく。

 だけど最後までそれは出来なかった。楽になりたい、そう思っても人間簡単に生を諦めることは出来ない。

 そうこうしているうちに、その瞬間はあっさりとやってきた。

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