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恋?

6話と7話の順番をいれかえました。

「ごめん、今日は陽と遊ぶ約束してて・・・」

「そ、そう」


れお君を振った後、れお君に一緒に下校をどうか、と尋ねると気まずそうに断られた。流石にあの時の自分は馬鹿だったと思う。私だって振られた当日に一緒に下校はどうか、なんて聞かれたらどれだけ仲が良くても絶対断る。でも瑠奈ちゃんと一緒にいるところを見たら止められなかった。瑠奈ちゃんは、それが好きって気持ちかどうかは分からないけれど少なからずれお君に特別な感情を抱いていると思う。


れお君に下校を断られたのでゆーちゃん(空見遊(そらみゆう))と下校することにした。ゆーちゃんはギャルみたいな格好とは裏腹に誠実でいい子、だから中学校の頃から仲良くしてる。しかも彼氏持ち、それに中学の頃にはもう彼氏がいた。相談をするなら仲が良くて、恋をしてる人に聞くのが1番だと思う。思い切って相談しよ。


「ね、ねえ、ゆーちゃん」

「ん、どしたの?」

「わ、わたし、今日れお君に告白されたの。」

「あー、しってた」

「え、なんで?」

「えーだって見てたら分かるじゃん」


やっぱり恋のプロは違う。


「で、振ったんだよね?」

「そ、そうだよ」

「まじかー。今私といるから分かってたけどなー。私、結構、天上イケメンだとおもうんだよね。」

「そ、そうかな///」

「なんでアンタが照れてんのよ」

「あ、いや、なんかれお君が褒められるの聞くと嬉しくて・・・」

「で、なんか言いたいことあるんでしょ?」


中学からの付き合いなだけあって、ゆーちゃんはよく私の機微に気付いてくれる。


「そ、その、れお君に告白されてから、れお君の事を考えると胸が苦しくなったり、ドキドキするの。」

「ア、アンタそれでそんな悩んだ顔してたの?」

「そ、そうだけど・・・」

「アンタ、ホントに高二?」

「え、当たり前でしょ」

「ねぇ美玲、それを人は恋って言うんだけど」

「へ?」


ゆーちゃんの言ってることがよくわかんない。私がれお君の事がすき?で、でもそれはloveじゃなくてlikeの方だし・・・。


「な、なんでそうなるの?」

「いやだって、天上の事考えるとドキドキして他の女の子といると付き合ってたら、とか考えちゃって胸が苦しくなるんだろ?」


た、確かに私、ずっとそんな感じだ・・・


「う、うん・・・」

「だから、それが恋なんだって」

「そ、そうなの・・・」


いきなり、私は、れお君のことが好きだなんて言われても・・・


「誰にも取られたくないんだろ?他の女の子とイチャイチャしてるの嫌なんだろ?」

「う、うん・・・」

「じゃあ、アンタは天上が好きなんだ」

「そ、そうなのかな・・・」

「そうだよ、天上、結構イケメンだと思うぜ。女子でもあいつ狙ってるやつ意外と多いと思うぞ」

「本当に・・・?」

「ホントだって、取られたくないならドンドン攻めていかないと!」

「せ、攻めるってどうやって?」

「とりあえず、一緒にどっかデートいってこい」


で、でーと恥ずかしくてそんなの無理だって・・・


「携帯もーらい」

「あ、ちょっと・・・」

「えーと、あった、ここに【れお君、今度の土曜日2人で映画観に行かない?】っと送信」

「ちょっ、何してるのゆーちゃん」

「もう既読付いたぜ。どんまい。」


まっ、待って私、れお君でーとに誘ったことになったんだけど・・・


「じゃ、美玲あとはガンバ!」

「あ、待ってゆーちゃん・・・」





私は、れお君の事が好きなの?



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