誰だよ、お前。
遅くなりましたm(_ _)m
「み、美玲殿、某のこと本当に忘れたのでござるか?古よりの某との絆を・・・」
そろそろ警察に通報してもいいよね?このストーカー。
「ご、ごめんなさい・・・」
「おい、そこのゴリラ、美玲困らせてんじゃねぇよ、ぶち〇すぞ!?」
おっと、失礼、本音が出てしまったようだ。
え、ちょっと美玲まで引くのやめてくれない?
「ま、まあ、まず名乗れよ」
「某は花畑優ともうしまする。よろしければゆうちゃんと呼んでいただけると嬉しいでござる。あ、そこの男は呼んだら首が飛ぶでござる」
こいつ、名前と体があってないぞ誰だよこいつにこんな可愛い名前つけたやつ。俺に敵意剥き出しだし、第一、こんなムキムキのことを誰がゆうちゃんって呼ぶんだよ。
すると後ろから俺の名前を呼ぶ声がする。
「おはよぉー玲音」
「おぉ、おはよう、陽」
「どしたの?今日は玲音、ゆうちゃんと登校してるんだ、2人とも仲良かったんだね」
・・・。こいつ今ゆうちゃんって言ったよな?いや、落ち着け俺、多分これは俺の幻聴だ、うんそうだ。そうに違いない。あ、あと俺たちの中は最悪だからそこは勘違いすんな。
「こんなやつとは仲良くないでござる。こいつ美玲殿をなかしたんでござるよ?」
「えぇ、最低、玲音・・・。嘘だよね?」
「本当なわけないだろ!何信じようとしてんだよ、お前」
「わ、悪い冗談だって」
はぁー、心臓に悪い冗談はやめてくれ。
「あ、あの花畑君、別に私れお君に泣かされてたわけじゃないから安心して。心配してくれてありがとね」
なんて心が広いんだ、美玲は。俺1人だったらこのストーカー一瞬で警察送りにするところだったぜ。
「そ、そうなのでござるか?なら、良かったでござる。でも、そこの男は絶対認めないでござる」
なんで頑なに俺の事きらうんだよ?まあ、さっきぶち〇すとか言っちゃったけどさ・・・。
「じゃあ、俺たち学校行くんで、花畑はバイバイ」
よし、これで1件落着だな。邪魔者も排除したし、早く学校いこっと。
「何言ってるんでござるか?本当になにかしてないか確認しないと安心できないでござる」
ふっざけんな。誰がこんなムキムキ野郎と一緒に登校してあげないといけないんだよ。
「まあまあ、いいじゃん、たまにはみんなで一緒に行こうよ」
おい、陽まで・・・
画して、俺は花畑とかいうストーカー筋肉と一緒に登校する羽目になったのである。
※花畑くんはただのモブキャラです。今後一切の登場予定はありません。