トラウマ・・・
2日更新なくてすみません( .. )
「先輩達、何してるんですか?まさかあーんとか恋人みたいな真似しようとしてないですか?」
「な、なんのことかな?僕わかんないな」
「先輩一人称変わってますよ」
ハッ。俺としたことが。
「ほ、ホントだよ俺たちただの幼馴染なんだからそんな事あるわけないだろ!そう、兄妹みたいなもんだし!」
「ただの幼馴染ねぇ・・・」
なんですか?その疑った目は?まあ、俺に恋愛感情はあったけど振られたからただの幼馴染だよね?
「ただの・・・幼馴染・・・」
ん?美玲さんなんでそんな悲しそうな顔してるんですかね?
「でもさ、俺たちが恋人じゃなくてあーんしてても不純かも知んないけど瑠奈には関係なくない?」
「か、関係ありますよ。そ、その、私の周りに不純な人がいると私もそうだと思われちゃうじゃないですか!」
いや、そんなの知らないんですが・・・
「まあいいや、俺たちはそんな事してないし、しないから。ほら、帰った帰った」
ていうか瑠奈さんなんでここにいるんでしょうね?
「だ、だめです。信用できません。私、先輩達が家に帰るまで監視させていただきます」
は?何言ってんだこいつ?あ、遊ぶ人が居なくて暇で暇でしょうがないんだな!あぁ、分かるよ。俺もボッチの辛さはわかるぞ!ここは、優しく扱ってあげないとな。
「す、すまん。瑠奈。監視じゃなくて俺たちと一緒に遊ぼうよ」
「なんなんですか?その同情の視線はものすごく勘違いされてる気がしますけどまあ、遊んであげてもいいんだからね!」
なんかこいつ最後キャラブレブレだったぞ。
「な、なに勝手に決めてるのれお君。私は今日れお君とで、でーとしに来たんだから2人じゃないとダメでしょ」
「デ、デート?何言ってるんですか?デートは付き合ってる人達がするもんなんですー!」
「で、でも私とれお君は恋人よりも強い幼馴染って関係だからいいの!」
え?幼馴染って恋人よりも強い関係だったんだー。へー。ってんなわけあるか!?
「こ、こここ恋人より強い関係って先輩達、一体なにをしたんですか!」
ほら。よく分からん誤解を産んだじゃん。こいつらまともに会話もできないわけですか?
「その、恋人以上っていうのはあんなことやこんなことですよね?」
「あんなことやこんなことって何?」
美玲さんが純粋すぎて瑠奈の言葉の意味を理解してないんだが・・・。ついでに、この2人以外と声でかいからまわりの視線が痛い。遠くから「なに?これ修羅場?」とか聞こえてくるし。
「とにかく、先輩達は、私が監視します」
ダメだこりゃ。もうなんて言っても聞かないやつだわ。
「で?先輩達はこれからどこへ行くんですか?」
「えっーと、カラオケ。あ、でも瑠奈ちゃんは着いてきたらダメだから」
カ、カラオケですか・・・。あそこはもうトラウマレベルなんですが・・・。
ボフッ
なんか瑠奈の方から音がしたぞ。
「カ、カラオケなら言ってくださいよ。それなら私は帰りますね」
カラオケって言葉が出た瞬間に瑠奈は顔を真っ赤にして帰ってった。ぼ、僕も帰っていいかな?
明日も更新する予定です。(あくまで予定)