またかよ・・・
幼怪ウォッチ2回目の鑑賞でも手が触れるイベントが起こるわけもなく映画は終わった。美玲はむっちゃ集中してた・・・。何が面白いのかなー?最近の、女子高生の感性は分かりません。
「れお君、面白かったね!」
「そ、そうだね・・・」
「もう最後のジパニャンのセリフなんて感動モノだったね!」
「お、おう」
ダメだこいつら2人揃って同じこと言ってやがる。でもこれが映画化できるって事はそれなりに売れてるはずなんだけどな・・・。映画館俺たちの周り誰もいなかったんだが。まあ、マニアックな人が沢山いるのでしょうな。
「で、これからどうするの?」
「お腹空いたし、ご飯食べに行こうよ」
「いいけど、店どうする?」
「マッ〇がいい!」
そ、そうですか。マッ〇ですか。いや別にマッ〇が悪いわけじゃないよ。うん。でもさ、俺は振られたとはいえさ、男と女が2人で遊びに来ました。そしたらさマッ〇いくかな?いや、行かない。絶対いかないはず・・・。女の子2人でと遊びに行ったことないからわかんねー。まあいいや、マッ〇美味しいから。
「ご注文は何に致しましょうか?」
「ビックマッ〇で!」
え?美玲さん?ビックマッ〇食べるんですか?いつの間にそんなに大食いに・・・。
「じゃあ僕は照り〇きバーガーで」
「かしこまりました。少々お待ちください」
1分後、注文のものが出てきた。やっぱマッ〇ははえーな。
「れお君、こっちこっち」
先に席をとっていた美玲の所にいく。
「じゃあ、いただきます」
久々のマッ〇意外と美味しいな・・・。美玲の食いつきぐあいがすごい。女子高生ですか?
「れ、れお君ポテトほら」
ん?なんか美玲が俺にポテトを向けてくるんですが?料理を粗末にするのはダメですよ。
「なんですか?美玲さん?」
「こ、これ、あーん」
またですか?またなんですか?その下り前もやりましたよ。
「その、前は出来なかったから・・・」
前は出来なかったからやるってもんじゃないでしょ。
「それはちょっと恥ずかしいし・・・」
こんな感じに気まずくしとけば美玲だってわかってくれるさ!
「れお君、あーんしてくれないの?」
え、なにそれかわいい。
「れお君、あーん」
ドンッドンッドンッ
「先輩達、何してるんですか?まさかあーんとか恋人みたいな真似しようとしてないですか?」
またあんたですか、瑠奈さん。なんであなたは人が決意を決めた瞬間に出てくるんですかね?