プロローグ
入院中思いついたので書きました。
ラブコメは好きな方だ、アニメやマンガは楽しく見ている。
なのに現実で見るとなぜこんなにも不愉快なのだろうか!
「五十嵐先輩今日の放課後暇ですか?」
そう聞いて来るのは、今年入学した一年の中でもかなりの美少女の最上もも、小柄でかわいらしい妹系の後輩
「ダメよ五十嵐君は今日は生徒会をお手伝いする予定なんだから」
そう言ったのは三年生で生徒会長の皇未来、黒髪ロングでスタイル抜群のお嬢様
「ちょっと何であんたが、広司の予定を決めるのよ!」
そう言い出したのは、丸山夏蓮目付きが悪いせいかちょっとヤンキーに見えてしまう同級生
「夏蓮ちょっと言い過ぎよそれにこう君困ってるよ。」
そう言ってなだめるのは、二年生で童顔巨乳の俺と広司の幼馴染み吉田英里
「あはは…」
そんな言い合いに困ったようにしているのが、二年生の五十嵐広司
そんな5人のやり取りを後ろから毎日のように見ている俺、高木稔
「ああ!そうだ稔この前大ケガして拾った子犬無事に目を覚ましたよ。」
4人の相手が大変なんだろう俺に話し掛けてきた。
「そうか良かった、時間外だったのに診てくれた動物病院の先生にも感謝だな!」
車に引かれたのだろう、だいぶ虫の息だったから一安心だ。
「それであのワンコどうすんだ?」
「家の両親からもOKもらったから飼う事にしたよ。」
広司だったら最後までちゃんと面倒見るだろうから安心だ。
「先輩、子犬飼う事にしたんですか!」
「へー、名前は?」
興味を持ったか女子たち4人が広司に話し掛けてきた。
「ロナって名前にしたよ。」
「なら今度私にもその子犬会わせてくれる?」
またあの5人だけの空間になった。
あいつらは別に俺の事が嫌いな訳じゃない、ただ広司の事が好きなだけ俺の事だってきっと友達だと、いやたぶん恐らく友達だと思っているはず!
そんなことを考えながら登校する。
「でもなー」
やっぱり羨ましいあんな美少女たちに好意を向けられて、どうしてあそこにいるのが自分じゃなくて広司何だろうと最近はよく考えるようになった。
「もう異世界転生したいな」
トラックに引かれて神様からチート能力もらって俺TUEEEで美少女ハーレム出来ちゃったりして
ブッブー
後ろから大きなクラクションが鳴ったので振り返ると大型トラックが結構すれすれを通過した。
「うん、俺はまだ10代まだまだこれからだ!」
真横を通ったトラックに少しビビり今をしっかり生きようと決めた。
「稔君何してるの?遅れちゃうよ。」
「ああ、今行く。」
こんな毎日だがきっといつか良いことがあると信じて今日も学校に向かう。
夜
「この世界にいるの?」
「うん王様たちはそう言ってた。」
「無事だとよいのですが」
「無事なことを信じようよ!」
「そうですね、でなければこの危険な世界まで来た意味がありません。」
誰もいない無人の神社で4人は話し合う。