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僕の白昼夢語  作者: 星谷 夜良
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「・・・ん・・・らくん 夜良(よら)君!」

「うわっ、 あぁ、ごめん。気が飛んでいたよ。どうしたんだい、リリィ」

夢に落ちた時、昨日の続きから始まる。まるで僕のために地球の時間が止まっている様。この時代はまだ科学が発達していない。そしてこの場所は沢山の木々に囲まれている。

え、何で毎日白昼夢なんか見るの?だって?

随時昔の事だよ。そうそれは・・・


「よー君はぁ、もうすぐお兄ちゃんになるんだよぉ。良かったねぇ。でもね、ママお体が悪いから入院することになったの。よー君は待ってられる?」

「うん!待たる!待たる!(待てる)」

母は元気そうに笑う。


数日後、僕は祖母と母の手術を待っていた。でも僕は不安でたまらなくて何度も「ママ、お注射するの?」と聞いていた。祖母も「そうだね、バアバと待ってようね。」なんて言っていた。

でも、祖母は知っていたのだ。そして僕は何も知らなかった。

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