複数行セリフの表記アイデア
複数行のセリフを、より読みやすく表記するアイデアがある。
私は以前まで使っていた、が、みんなに馴染みがないと思い、最近はやめてしまった。
けれども、ここに、書いておこう。
まず、複数行セリフのサンプルです↓
<ここから>
「黄金バットはどこにいる? シュッと風切るシルバーバトンの威力。ナゾータワーも単身で振り回すその威力、あなどりがたし。強い!絶対に強い! 地球の平和を頼んだぞ! 正義の味方、黄金バット。来週も、乞うご期待。」
<ここまで>
改行もなしに文字をつなげます。私にとって、上記が通常の表記です。
では、とりあえず改行を適当に入れてみましょうね。ついでに空行も含むセリフ、ということで。
<ここから>
「黄金バットはどこにいる?
シュッと風切るシルバーバトンの威力。ナゾータワーも単身で振り回すその威力、あなどりがたし。
強い!絶対に強い! 地球の平和を頼んだぞ! 正義の味方、黄金バット。来週も、乞うご期待。」
<ここまで>
改行した部分には、行頭空白を入れてみました。この空白は、あった方が良いのか、ない方が良いのか、わからない。どちらにしろ、文章が折り返されたら、左端、キレイに整わない。
他にも、複数行セリフにすることで、私が気になる点があります。
それは『セリフの終端が分かりにくい』ということです。(とくに空行がいくつも含むと、なおさら)
行末の終端カギカッコ”」”を見逃さないようにしなきゃいけない。
だから、私はわかりやすく、こんな書き方も良いのでは? と提案。
<ここから>
「
黄金バットはどこにいる?
シュッと風切るシルバーバトンの威力。ナゾータワーも単身で振り回すその威力、あなどりがたし。
強い!絶対に強い! 地球の平和を頼んだぞ! 正義の味方、黄金バット。来週も、乞うご期待。
」
<ここまで>
カギカッコは、それだけで一行使ってしまいます。
その方が、カギカッコを視認しやすいです。
実は、この表記法アイデアは、プログラミングを参考にしています。
現在のプログラミング・コードは、「わかりやすさ」を重視しているのが大半です。
サンプル・コード。(プログラミングが分からなくても大丈夫です)
<ここから>
int function()
{
printf("hello NAROU Novel");
return 0;
}
<ここまで>
上記に”{”と”}”がありますよね。(2行目と5行目)
そこに挟まれた、3,4行目が、一つの塊であることを表しているのです。
それを分かりやすくするため、3,4行目は字下げしています。
そして、上記のコード(プログラム)を、分かりやすさ無視すれば、以下のように書いても、同じ機能なのです。
<ここから>
int function(){ printf("hello NAROU Novel"); return 0; }
<ここまで>
つまり先に見せたコードは、そう書かないとプログラムとして動かないのではなく、そう書かないと、人間が分かりにくいからです。
で! これを小説のセリフにも当てはめて、こんなふう。
<ここから>
「
黄金バットはどこにいる?
シュッと風切るシルバーバトンの威力。
ナゾータワーも単身で振り回すその威力、あなどりがたし。
強い!絶対に強い! 地球の平和を頼んだぞ!
正義の味方、黄金バット。来週も、乞うご期待。
」
<ここまで>
行を多用するのが難点かもしれないが、見やすいと、思う。
※活動報告に書いたものです。