彼女は空を見ていた
初めての短編です。
少女は空を見ていた。
その空を見る目はどこか寂しげだった。
私はその姿を見て、きっと何かがあったのだろうと確信した。
例えば、愛しい人が死んでしまったのかもしれない。
恋人もしくは親が亡くなって、涙を堪えるために見ているのかもしれない。
空の向こう側にいる誰かを想いながら。
届かないはずのこの想いを必死に伝えながら。
そう思うと彼女は健気な子だと思った。
誰かのために何かを背負ってくれるなんて。
それが間違えでなければの話だが。
もしかしたら、別のことなのかもしれない。
例えば、どこかの男にレイプされたのかもしれない。
最近、ロリコンという未熟な子を好む奴が増えていると聞く。
芸能界でも未成年の子と肉体関係を持って世間を騒がしている奴がいる。
だから、彼女もそんな大人たちの被害にあったのかもしれない。
そう思うと自然と怒りが湧いてきた。
自分にも来年で小学生に上がる娘がいる。
もしも、我が子がそんな目に遭うと考えると決して許されることではなかった。
そんな風に空を見ている彼女のことを考えていたら、誰かが私の肩に触れた。
振り返れば、卑劣な犯罪者を見るような目をしたおっさんがいた。
彼は許しがたい怒りを目の奥底に抱え込みながら、しっかりと私の肩を掴んでいた。
そのおっさんを見て、私はあることに気付く。
少女はただ空を見ていただけだった。
すいません、他の作品もまともに書いていないのに。




