永夜の記憶
主役は利能です。
2023年(8年前) 東京・某所
土砂降りの雨がコンクリートに打ち付けられ、車の行き交う音さえ遮る程の雨音が首都圏を覆っている。人々は傘を風にたてながら、早足で家路に付いていた。
東京湾は膨らみ、海面が陸地すれすれにまで迫っている。大雨洪水警報と波浪警報が発令され、本来なら誰も居ないはずの湾港部、そこに位置する廃倉庫内に3人の男女の姿があった。
(・・・いや! 止めて!!)
口を塞がれて声が出せないその少女は、あまりの恐怖に顔を引き攣らせていた。両の手足を縛られて身動きが取れないながらも、必死に何かから逃げようと、床の上を這うように動いている。
彼女の視線の先には、目を血走らせる2人の男の姿があった。
「お前の親父が悪いんだ・・・金を用意出来なかったお前の親父が!」
「だがこのまま殺すのも忍びねェ、海に沈める前に楽しませて貰うぜ・・・お前の親父にクビにされた恨みも込めてなあ!」
「・・・っ!?」
2人の男が浮かべる下種な表情を目の当たりにして、その少女はますます恐怖に震え上がる。そして遂に、一方の男が少女の胸元を掴み、彼女が身に纏う制服のカッターシャツを破こうと一気に力を込めた。
「〜〜〜っ!!」
「!!?」
声にならない様な呻き声を上げながら、彼女は目を覚ます。身体中から冷や汗を流しながら、両目を見開いた彼女の視界に飛び込んで来たのは、白いペンキで塗られた天井だった。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・!」
彼女は上半身をベッドの上から起き上がらせ、息を切らしながら周りを見渡す。呼吸は乱れ、心臓は寝起きとは思えない程に強く脈打っていた。だが彼女の周りには、昨夜と何ら変わらない船室が広がるだけである。
「・・・夢?」
先程までの光景が夢である事を理解し、一先ずほっとした彼女は大きくため息をついた。そして額の汗を拭うと、枕元に置いていたスマートフォンに手を伸ばす。画面に表示されている時刻は現地時間で午前6時34分、起床には少し早いが二度寝しようと思うほどでもなかった。
その後、彼女は毛布をどかしてベッドから立ち上がり、冷や汗まみれになっている顔を洗う為に洗面台へと向かう。顔を洗ってすっかり目が醒めた彼女は、先程見た“夢”の記憶を思い返していた。
(何故・・・今になって・・・?)
彼女は右手で頭を抱えながら、洗面台の鏡に写る自分を見つめている。利能にとって、今日という日は最悪の追体験から始まることとなった。
・・・
2031年5月30日 ヨハン共和国 首都セーベ沖合
4人を乗せた日系企業「商船三天」のコンテナ貨客船「シール・トランプ」はこの日、日本国内を除けば世界最大規模を誇るセーベ港に到着した。数多の国々の船舶が行き交う中を、日本の船が進んで行く。
鉱産資源が少なく、自国内の産業が貧しい「ヨハン共和国」は古来より国策として商業に力を注いでおり、世界の東西の中央に位置するという立地を活かし、あらゆる規制や関税を廃して、中継貿易の要衝として栄えて来た。その結果、この国は世界中のあらゆる物品と人種が集う国となり、独特な文化が育つ国となっている。
そんなハブ港湾の様子を、貨客船の窓から覗いている視線がある。国外失踪を遂げた左派系日本人活動家を追って、警察庁から派遣された警視・神藤惹優は煙草を吹かしながら、自身が乗るコンテナ貨客船が追い越していく奇妙な船を見つめていた。
「外輪船だ・・・」
帆船に混じって海の上を進んでいるその船は、石炭を燃やすことによって排出される煙を吹き出しながら、蒸気機関の力で船の両側に付いた外輪を回す蒸気船だった。
そのメインマストの頂上には、ユダヤのシンボルである「メノラー」によく似たマークが翻っている。
『ご乗船の皆様にお伝えします。当船は間も無くセーベ港に到着致します。停泊時間は3日間です』
次なる寄港地への到着を告げるアナウンスが聞こえて来る。神藤は紙煙草を銀色の灰皿に押しつけると、そのまま喫煙室を後にするのだった。
・・・
セーベ港
日本政府の出資によって建設されたコンテナ積み卸し用のガントリークレーンが、「シール・トランプ」に乗せられたコンテナにその手を伸ばしている。めざといヨハンの商人たちは、次々と港に下ろされていくコンテナに向かって目を光らせていた。
そこから少し離れたところでは、広大な港に集う各国の貨物船から、人力で積荷が下ろされている。現地作業員の中には、日本のメーカーから購入したのであろうフォークリフトを使いこなしている者も居た。
そして観光兼捜査の為に船から降りた神藤、開井手、利能、そしてリリーの4人は、水夫と商人で賑わう港の中を歩いている。神藤と開井手はあっちこっちを指差しながら談笑していた。その後ろを、一際幼く見えるリリーがおどおどとした様子で付いて行く。
「そう言えばこの世界の航海技術は、地球の歴史と比較してかなり発達が早いよな」
そう言いながら、神藤は港に並ぶ各国の帆船の群れを眺めていた。
テラルスの一般的な世界観は、地球を基準にすると17世紀〜18世紀初頭頃と推察されている。17世紀から18世紀と言えば、西欧諸国が南北アメリカ大陸やアジアへ商業圏や植民地を拡げていた時代である。
それを考えれば、クロスネルヤード帝国やアラバンヌ帝国と言った日本から遠く離れた国々が、日本との貿易関係を望むことは何も可笑しいことは無い。
神藤にとって違和感があったのは、この世界の“狭さ”だった。
「こう、何というか・・・日本から数千キロメートル離れたこの国で、日本の“存在”や“情報”が色濃く意識されているというのが、現代に通じる“世界の狭さ”を感じるんだよ。
加えて船旅のハードルが凄く低い。先の“イルラ戦役”でも、ジュペリア大陸から日本への大遠征に、多くの国々が戸惑うこと無く賛同していたし・・・」
「一重に“魔法”の存在のお陰だろう。“信念貝”と“逓信社”によって、世界中で活発に情報がやりとりされているし・・・船旅も、“風使い”と呼ばれる魔術師を乗せたり、龍に船を引かせたりして、帆船でも巡航速度を11ノットまで引き上げることが出来るらしいからな」
開井手の指摘に対して、神藤は“成る程”と納得した表情で頷く。
会話を交わす男2人の傍らでは、利能が日本人訪問者向けに作られたパンフレットを読み歩いていた。少しばかりボンヤリとした様子で歩く彼女に対して、神藤が声を掛ける。
「・・・おい、何か注意すべき事は書いていたかい?」
「・・・ひゃい!?」
「?」
神藤の問いかけに驚いた利能は、身体をびくつかせながら変な声を上げてしまう。
「大丈夫ですか、何か朝から変ですよ?」
何時もと違う様子の利能を見て、開井手は心配そうな表情を浮かべていた。
「いいえ・・・大丈夫です」
利能は首を左右に振って、頭の中から余計な考えを削ぎ落とすと、パンフレットに書かれている一文を読み上げた。
「ヨハン共和国の首都セーベは、その成り立ちからリベラルな風潮が根付く街とされ、他国と比べて人々の人権意識は高く、治安も比較的良いです。だからと言って油断は大いに禁物です。この街に集う多種多様な人種・種族を狙った“人攫い”が暗躍していると言われているので、注意が必要です」
「成る程、“人攫い”・・・そいつは物騒だな」
この国の“闇”を知った神藤は、右手を顎に当てて難しい表情を浮かべていた。
ヨハン共和国には公式には奴隷市場が存在しない。国内に碌な資源採掘地が無い為、鉱山で従事するような奴隷も存在しない。リベラルな風潮が根付くこの国では、奴隷の様な存在を使役することは卑しいことだと見なす者も多い。
しかし、あくまで“公式には”という前置きがある事から分かる様に、非公式な奴隷の売買は存在している。元来、中継貿易の要衝であるこの都市には多種多様な人種・種族が集っており、それらを狙って暗躍している“人攫い組織”は決して少なくないという。
そして時折セーベに来航する“奴隷船”は、そんな人攫い組織と結託しているとされている。同都市内で攫われた後、セーベに住む成金や貴族に売り渡されるならともかく、奴隷船に売り渡されたら最期、最早何処に連れて行かれるは分からず、追跡も出来なくなる。しかし、この街での商売で得られる富は大きく、人々は世界各国からひっきりなしにこの港街を訪れるのだ。それは日本人も例外では無かった。
故に日本政府は、セーベで活動する日本人を守る為、ヨハン共和国政府に対して人攫い組織の取り締まりを強化する様に度々求めている。ヨハンでは奴隷の所持は罪ではないが、“人攫い”は重罪に当たるからだ。しかし、裏の市場が生み出す利益の恩恵を受けている者が議員の中に居る為、“前向きに検討します”と言いつつも中々進めてくれないのが現状だ。
「要は・・・ヨハンの奴隷事情が他国と大きく違う所は、“人攫い”が奴隷を捕まえる主目的が、需要が低い国内ではなく、奴隷制が根付いている国外へ売り飛ばすことだって所か。
故にヨハンは他国より明らかに安全ではあるけど、いざ人攫いに捕まったらほぼ確実にジ・エンドって訳だ」
神藤はパンフの内容から読み取れるセーベの裏事情について考察する。直後、3人は自分たちと一緒に歩いているリリーに目を向けた。
「取り敢えずリリーから目を離さないでおこう。フードを被って耳を隠してはいるが、確か“エルフ族”の市場価値は高かったと思う。
まあ・・・いざとなれば他者の視界から消える事が出来る訳だから、心配はしていないけどね」
「・・・はい!」
神藤の言葉に、リリーはこくこくと頷いた。彼女は唯一無二の能力として“光の精霊を操る精霊魔法”を使うことが出来、他者の視界やカメラの映像から自分の姿を消すことが出来る。但し実際に身体が消える訳ではないので、神藤と出会った時の様に、いきなり腕を掴まれたりした場合には対処の仕様が無くなる為、油断は出来ないのだ。
・・・
港の外れ 貿易局管轄下・出入港管理所
その後、騒々しい港を抜けた一行は、港の外れに有る「出入港管理所」へと足を踏み入れる。失踪した5名の邦人を乗せている貿易船の入港予定日を確認する為だ。
コンテナ船と帆船の速度を考えれば、神藤たちは既に彼らを追い抜いている筈であり、今まで“追いかけっこ”の状態だった邦人探しの旅は、神藤たちから見れば“待ち伏せ”の状態に変わっている筈だ。
しかし、窓口に座っていた若い局員の口から告げられた言葉は、彼らの予想を大きく裏切るものであった。
「・・・は? 7日前に着いた?」
神藤は目を丸くしながら、局員が告げた言葉の内容を聞き返す。局員は“何をそんなに驚いているのだろうか”と思いながら、再度帳簿を確認する。しかし、答えが変わることは無かった。
「はい、ミケート・ティリスを3月20日に出航した“貿易商船”は、7日前に当港で臨検を受けています」
局員は淡々と告げる。だが、神藤は納得出来ない。
「確かその船に“風使い”は乗っていなかった筈だろう? そんなに早くミケートからセーベまで着く訳が無い! 最低でも2ヶ月半以上はかかる、セーベ到着は6月以降になる筈だ!」
この世界の帆船、特に軍艦は地球と比べて移動速度が早い。その理由は多くの場合、“風使い”と呼ばれる魔術師が同乗しているからだ。しかし、神藤たちはエフェロイにて、失踪邦人が乗った船には風使いは乗っていないと聞かされていたのである。
「確かに・・・純粋に風任せで進めばそうなります。ですが乗り合わせていた乗客の中に“魔術師”が居たらしく、善意で“風使い”となってくれた様で、お陰で1週間半は早く着いたと、船員たちは大喜びしていましたよ」
「・・・っ!」
神藤は堪らず頭を抱えた。再び降りかかってきた予想外の事態を前にして、床の上にへたり込みそうになっていた。
呆然とする彼の横から、利能が1つの質問を投げかける。
「客が“風使い”として名乗り出るという事は良くあることなのですか?」
「いえ・・・滅多にありません」
局員は首を左右に振った。利能は間髪入れずに、もう1つの質問をぶつけてみる。
「・・・では、この1週間の間に此処からベギンテリアへ出航した船はいくつありますか?」
エフェロイ共和国での捜査にて、失踪邦人と彼らを導いている“謎の異国人”の行き先が、クロスネルヤード帝国南海岸の港街である「ベギンテリア」であるらしい事は分かっている。
失踪邦人たちの最終目的地は分かっていないが、聞き込みによって得た情報が正しければ、彼らは此処でベギンテリアへ向かう船へ乗り換えている筈なのだ。
「ベギンテリアへの船ですか? ちょっと待ってください」
局員は再び帳簿をめくり、尋ねられた期間における出入港記録を確認する。
「えーと・・・2日前に1隻出ていますね」
「・・・そうですか、ありがとうございました」
窓口の局員に対して、利能は深々と頭を下げる。その後、彼女と神藤、開井手、そしてリリーの4人は、用が無くなった出入港管理所を後にした。
・・・
セーベ港
「っ〜・・・! マジかよ、此処で任務終了だと思っていたのに、また“鬼ごっこ”だ!」
神藤はスラックスのポケットに両手を突っ込みながら、悪態をついていた。彼の思惑では、失踪邦人らをこの街で“待ち伏せ”にして確保するという手筈だったからだ。それなのに、彼らは既に1週間も前にこの街に辿り着いたという。
加えてベギンテリアへの船が2日前に出ていると言うことは、失踪邦人5名は既にセーベを後にしている可能性が高い。港を歩く神藤らの顔は一様に暗くなっていた。
「俺たちが乗って来た貨客船がベギンテリアへ着くのは今日から5日後・・・。そして彼らが乗ったであろう船が同地へ着くのは8日後・・・これ以上の想定外は許されんな。何としてもベギンテリアで全てを終わらさなければ」
開井手は予想外の事態が続く“国外捜査”に辟易としながらも、次の街で全てを終わらせる腹を決めていた。
年上の刑事たちの一歩後ろを歩いていた利能は、神藤と開井手に1つの提案をする。
「・・・取り敢えず、この街でも“聞き込み”をしませんか? 少なくとも失踪者たちが2日前までこの街に居た事は確実。今までの様な不確定な情報ではなく、新鮮な情報が取れる筈です」
「・・・!」
神藤と開井手は驚いた表情を浮かべながら、お互いに顔を見合わせる。“聞き込みをやろう”という台詞を自発的に口にするなど、今までの彼女の様子からは考えられなかったからだ。
「聞き込み」や「張り込み」は公安警察や刑事警察といった警察の種別に関わらず、警察官にとっては捜査の基本である。現在は警視庁で“見習い勤務中”という身である利能も、現場での経験を積んでいる真っ最中だった。
しかし「キャリア組」である利能に本来求められる能力は、“現場での捜査”ではなく、“全体に対する指揮”や“政策の企画”であり、故に彼女は、開井手の様なノンキャリアの刑事が行う現場の仕事を、無意識のうちに心の何処かで軽視している節があった。
「君からそう言う発言が出て来ると思わなかったよ。どちらかと言えば、今回の捜査も将来のキャリアアップの為だと割り切って、嫌々参加している節が有ったからね」
「そ、そんな事は無いですよ!」
利能は顔を真っ赤にしながら反論する。だが神藤の指摘は、彼女がこれまで抱いていた感情を的確に現したものだった。
その後、彼ら4人は騒々しい港を抜けて倉庫街へと足を運ぶ。そこは煉瓦で作られた積荷保管用の倉庫が画一的に建ち並んでいた。
港と比べれば人の数は少ない様だったが、倉庫から荷物を出し入れする下男や、彼らをこき使う貴族商人・豪商の姿があちこちに見える。少し耳を立てれば、彼らの会話が聞こえて来る。
「この先を抜ければ市街地に出る様ですね」
利能はパンフに掲載されている地図を見ながら、進むべき行き先を他の3人に指し示した。
その時・・・
「いやー、本当に貴方は運が良い! 何と言ってもあの“謎の民族”ニホン人が競りに出される訳ですからな!」
「その話、本当でしょうな? 只でさえ市場に出回った事が無い民族ですぞ。それに彼の国の民に要らぬ手を出すと、あの国の政府が黙っていないとか・・・」
「なーに、ばれやしませんよ! 其れよりも、競りにおいては是非とも宜しくお願いしますよ!」
「・・・!?」
身なりの良い豪商たちの会話が、神藤らの耳に飛び込んできた。その内容に、彼らは驚きを隠せない。
「お、おい・・・!」
「・・・」
いてもたってもいられなくなった神藤は、開井手の制止に目も暮れず、会話をしている2人の下にずかずかと近づく。その直後、神藤は首を傾げる男の胸ぐらを掴み上げたのだ。
「・・・な、何だね!? 君は!」
出会い頭に暴行紛いの行為を働くという、不躾を通り越して通り魔の様な行為に走る“謎の男”に対して、胸ぐらを掴まれた男は動揺を隠せない。
「おい・・・さっきの会話、どういう意味だ!?」
神藤は獣の様な眼光を放つと同時に、怒気を含んだ低い声を上げる。その一悶着に、周りの視線が一気に集まっていた。
「いきなり何を・・・! この私にこの様な態度・・・覚悟は出来ているのだろうな!」
神藤が胸ぐらを掴んでいる男は奴隷の売買に携わる成金豪商、言わば奴隷商人だった。自身の財力と権力に絶対の自信を持っているのか、彼は神藤の問いかけに答える事なく、不遜な態度を崩さない。
しかし、彼と話していたもう一方の男が、神藤の身なりを見てその正体を察知する。
「おい、この男・・・ニホン人だ!」
「・・・何!?」
奴隷商の男は指摘されて初めて、神藤の服装が日本人商人や日本人外交官が身に纏っているものと同種のものである事に気付いた。地球では世界的な正装として扱われていた「スーツ」は、この世界の人々にとっては日本国特有の衣装という認識が成されている。
「もう一度聞く・・・さっきの会話、どういう意味だ!」
神藤は再度同じ質問を投げかける。彼の正体を知った2人は先程までとは一転、恐れの感情で神藤の顔を見ていた。
4年前、日本から「アテリカ帝国」に派遣された外交使節が、日本人が拉致されたという話を聞いて激昂し、日本政府は彼の国の皇帝に謝罪文を発表させたと言う。この事は、日本という国は一般の国民1、2人の為に政府さえ動くのだという事を、世界に示した一件となっていた。
「じ、実は・・・」
先程まで尊大な態度を取っていた奴隷商の男は、“日本人”である神藤を前にして、観念したかの様に口を開くのだった。




