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不幸の繰り返しが、 終わらない。






 今、私の目の前に広がっているのは、 とある2つの光景である。



 まず1つ目は、 蛍の光がチラつく三途の川と思われる… とてつもなく大きな川。


 そして、もう1つは、 いわゆる一筋の光というやつで、とてもとても眩しい光の穴。




 ――彼は、その2つの光景を 私に残してどこかに消え去った。




















 そして、そんな2つの光景を目の前にした私の心の中には、 彼が言い残した「もう一度生きてみるつもりはないか?」という問いかけが幾度となく谺していた。




 だから、私は その言葉をよく反芻し、 目の前に現れた光景と一緒に何度も何度も考えに考えてみたところ、 ある1つの答えが脳内に浮かび上がってきた。




 それは、『もしかして 蛍は死の象徴で、 光は生の象徴じゃないのか?』ということ。






 だから、私はその考えに沿い『もう一度 生きたい!』という思いから、光の穴に飛び込むことにした。


 ――そう、、、 蛍が悲しげにフワフワと光り狂う川の方にじゃなく、 眩しい光の穴の方に魅了されてだ。
















 ―――●―――○―――●―――○―――●―――
















 ―――●―――○―――●―――○―――●―――
















 ―――●―――○―――●―――○―――●―――
















 すると、しばらくして、私は目を覚ました。  驚くことに、生き返ったのだ!!



 だが、そこは暗い小さな部屋の中…… いや、むしろ、“狭い箱の中(・・・・・)”というべきか。












 そして、私はそこで思った。 ――「とても熱い」「なんだか息苦しい」と。



 今度は、そんな思いが私の中で谺する。  何度も何度も、 まるで危険を知らせる様に。










 だから、私は不安に煽られ、 次第に熱くなってきている箱をドンドンダンダン!と叩き始める。



 しかし、どれだけ懸命に叩いたところで、出ることはできない。  なんと、ビクともしないのだ。




 いや、むしろ、余計に熱くなってきている。  よもや、熱いどころの騒ぎではないという雰囲気。






 しかし、急げば急ぐほど、私の気持ちも当たり前の様に熱くなる。  そして、それに比例して―――













 ―――私は死んだ。    身も心も、地獄の業火に焼かれつつ…。






























































もう1つのストーリーである2話に比べて、バッドエンド。


「命の重さ」 「欲に負けてはいけない」という思いで作りました。



それでは、お読みいただきありがとうございました。

>>また、もしよろしければ、もう1つのストーリもどうぞ^^





p.s.

両方お読みいただいた方、 本当にありがとうございました。




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