クエスト失敗
クエスト失敗
健司とアイリスは、ギルド ルビーに帰ってきました。
待ち受けていたのは、受付嬢であり、ギルドマスターのベルカでした。
やはり、前回と一緒でなぜかワンピースを着ていました。
それと、奥の部屋に誰かいる雰囲気を感じました。
「ベルカさん、今日は誰か来ているんですか?」
ベルカは、少し驚いた顔をしました。
「鋭いですね。ただの古い知り合いですよ。」
「そうですか。実はクエストに失敗しまして。」
「見つからなかったですか?」
「いや、見つけましたけど、女神様にあげてしまいました。」
ゼルカは、あの女の言う通りか、と思い、話しました。
「あげてしまったんですね。見つかるだけ、たいしたものですよ。」
そうだ。黄金のリンゴはそう簡単に見つからない。女神様のアドバイスだろうか?
ゼルカはいろいろ考えましたが、健司を励まそうとしました。
「大丈夫ですよ。次は成功しますよ。」
「ありがとうございます。」
しかし、健司はうかない顔をしていました。
この顔を散々見てきたベルカは、察しました。
これは強者にいじめられたような顔だ。
それで辞めていった冒険者たちを知っている。
「誰かに言われましたか?自信がない顔をしていますよ。」
健司は可憐で鮮やかな剣を使う女性について話しました。
「モンスターを攻撃できないのなら、冒険者辞めた方がいいと、言われました。」
「へぇ―、色んな冒険者がいますから、気にする必要はありません。大事なのは、自分が信念持つことです。」
ゼルカは冒険者に心あたりありながらも、話しました。
「そうなんですね。分かりました。また、頑張っていきます。ありがとうございます!、優しいですね、ゼルカさんは。」
「そんなことないですよ!、頑張ってくださいね。」
「はい、それじゃあ、また、挑戦していきます。」
と言って、健司は黄金のリンゴを探しに行きました。
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健司が去った後、奥の部屋にいた謎の女性が出てきました。
「あの少年、やっぱり失敗したか、しかし、黄金のリンゴを見つけるとは、やるね!」
この女性は、相変わらずミニスカを履いていた。
ゼルカは彼女を見ながら、言いました。
「そんなことより、可憐で花を使う剣士、あんたとこの冒険者だよね。」
「確かに、彼女、そういうところあるからね、正義感があって、少年みたいな人にはイラつくのだろうね。」
ゼルカはギロっと見ながら、言いました。
「危うく、自信無くすところだったじゃない。健司さんの様子を見てきてね。」
「わかったよ。見てくればいいでしょ。ゼルカはなぜあんなに少年に甘いんだ。」
「だけど、私も期待しているよ。少年は、黄金のリンゴを見つけたのだから。」
と言って、謎の女性・ミルキはゼルカの迫力に負け、槍を持って慌てて健司を追いかけた。




