ウルフの群れ
健司とアイリスは、黄金のリンゴを探しに森を歩いていました。
すると、ウルフの群れが現れてきました。
アイリスが警戒しました。
「ウルフです。群れで行動するモンスターで、チームワークが抜群です。気をつけてください。」
「分かりました。でも、どうすれば?」
と、健司は腰にさしていた銀の剣を抜きました。
銀の剣は初心者でも扱える剣で、健司はまともに戦ったことがありません。
素早い行動で健司達を囲み、同時に攻撃を仕掛けました。
しかし、ウルフは途中で攻撃をやめました。
この男、健司は攻撃をする雰囲気がないからです。
それに強烈な雰囲気を感じました。
健司の後ろに誰かいる、目に見えないので余計に恐怖を感じました。
ウルフ達は、一歩一歩下がり、森に去っていきました。
「アイリス様、今のはアイリス様が追い払ってくれたんですね。」
「健司、何故攻撃しなかったのですか?危うく死ぬところでしたよ。」
「それは、ウルフ達は何か試しているように感じました。食べものが欲しかったかもしれません。」
アイリスは目を細めました。
(よく見て、感じていますね。ウルフは仲間思いのモンスター。今のも、健司がどう行動するのか、試していたのでしょう。)
「食べものが欲しかったのかもしれませんね。これからどうしますか?」
「一回ギルドに帰ろうと思います。」
「いいですね。はじめての冒険にしてはいいと思いますよ。」
「ありがとうございます。クエスト達成出来なかったけど、次こそは達成します。」
健司とアイリスは、ギルド ルビーに帰ろうとしました。
ブラッジ山を降りて森を抜ける途中、1人の女性がいました。
金髪の長髪で、服装は軽やかな服装で、優しい目つきをしていました。
しかし、花の舞のような柔らかい剣を持ってモンスターを倒していました。
「あなた、さっきウルフに囲まれていたよね。
どうして、守りのような剣の構えをしていたの?」
健司は驚きました。
「モンスターだからと言って、攻撃仕掛けるのは、どうかな?と感じました。」
女剣士バーレラは、剣を健司に向けました。
「いつか、死ぬよ。冒険者に向いていない。辞めた方がいいよ。」
そう言って、バーレラは街の方へ歩いて行きました。
「アイリス様、僕は間違っていたでしょうか?むやみに攻撃するのはどうなのでしょうか?」
「健司、人には信念があります。自分のやりたいようにやればいいですからね。正しい、間違いは、人によってさまざまですから。」
「分かりました。アイリス様、ありがとうございます!」
そう言って、健司とアイリスは、ギルド ルビーを目指して帰った。




