クエスト 聖なる水
健司とベルカ、ミルキは、ギルド ルビーに戻って来ました。
開口一番にベルカはミルキに怒りをぶつけた。
「ミルキ、ギルドの冒険者の質が下がったんじゃない?」
「いや、最近感じるんだよね。ギルドマスターの意向で力さえあればいいって。」
そこで健司が口を挟んだ。
「ギルド サファイアはどんなところ何ですか?以前門前払い食らいまして。」
ベルカが憎たらしげに言った。
「サファイアね。他のギルドの冒険者に対して圧力かけるところよ。そのせいで今のありさまよ。その分、私が追い払ったけどね。」
「まぁ、しょうがないね。力がすべての連中だから。私は違うけどね。」
「バーレラさんもサファイアなんですか?」
健司は疑問を口にした。
「そうだね。バーレラは一匹狼だから、誰ともつるまない。それより、トラブルの原因は何だい?」
「バーレラさんと一緒にクエストに行くのが気に食わなかったみたいです。」
ミルキは感心した。
あのバーレラが!驚きだね。どんな心境の変化なのか、気になるね。
「なるほどね、ただの嫉妬ね。で、健司さんは何故手を出さなかったの?」
ベルカは不思議に思った。
「暴力は何にもならないと思うからです。」
2人は健司の言葉に心が響き、感心した。
精神年齢は高そうね、とベルカは思った。
「じゃあ、バーレラはどう思っているかな、健司さん。」
「そうですね。可愛らしい女性かと。」
ベルカの顔つきが変わったように感じた。
「ミルキ、2人で健司さんを誘惑しているのね。」
「違う。誘惑してないよ。ベルカに色気がないのでは。」
「ふーん。ミルキは喧嘩売っている訳ね。」
ベルカとミルキの間に火花が散った。
「2人共落ち着いてください。みんな、可愛らしい女性です。ベルカさんとミルキさん、友達でしょう?」
2人は照れながら、言った。
「違うよ、ライバルよ。」
「ライバル?どういう意味ですか?」
「ミルキはね、私のクエストことごとく邪魔するの。」
「違う。ベルカが、後ろから魔法打つからだよ。」
「そうなんですね。仲良しなんですね。」
2人は諦めた感じがした。
「それで、健司さんにピッタリのクエストがあります。」
「何ですか?どんなクエストなんだろう。」
「聖なる水をくんできてください。」
ミルキは驚いた顔をした。
「本気か?アーバイスト森にある聖なる水は、難関だよ。聖なる水の前には、ゴブリンが徘徊している。」
「だからよ、聖なる水をとれば、変な奴にも退けられるわ。」
「なるほどね、ゴブリンがいるけど、大丈夫か?」
「大丈夫よ、私が行くから。」
自信満々に、ベルカは言った。
「ベルカさんがいれば安心ですね!」
と、健司は期待しながら言った。
「しょうがないな。私も行くよ。」
「あんたは来なくてもいいんだよ。」
「な!ベルカだって、来なくていいんだよ。」
「まぁまぁ、みんなで行きましょう。」
その時、バーレラがやってきた。
「健司さん、酷い目にあったって、聞きました。」
と、バーレラは心配そうに、健司を見つめた。
「大丈夫です。ベルカさんのおかげで。」
「そうなんですね。」
と、バーレラは自信ありそうな感じな健司を見て、安堵しました。
「バーレラさん、次のクエストが決まりました。」
「聖なる水を取りに行きます。」
「聖なる水ですか?あそこには、ゴブリンが。」
「ベルカさんとミルキさんも来てくれるそうです。」
「なら、安心です。」
ベルカが笑顔で言った。
「聖なる水は、邪気が払われるから、必要な人にも行き渡るから、健司さん、頑張りましょう。」
「はい。では、明日。」
「そうですね。明日。」
こうして、明日に向けて、4人は、それぞれ帰った。




