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女神様と共に  作者: リーゼスリエ
聖なる水

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13/17

バーレラの意思


健司とバーレラは、家に帰る途中まで一緒に歩いて行きました。

 バーレラは何か考えごとをしていましたが、意思が固まったように話しました。


「健司さん、次のクエストも同行させてください。」


「バーレラさん、次もですか?でも、バーレラさんはモンスター討伐のクエストを主にやっていますよね。」


 バーレラはにこやかな顔で話しました。


「確かに、モンスター討伐のクエストを主にやっていました。しかし、私が本当にやりたかったことがあるんです。」


「やりたかったことですか?それは何ですか?」


 健司は疑問に思いながら、聞いてみた。


「昔、モンスターに襲われたことがありまして、その時に冒険者に助けてもらったのです。私もこういう人はになりたいと思うようになりました。」


「なるほど、素晴らしいですね。」


 健司は感心した。


 バーレラは心の中で思った。

健司さんのあの時、モンスターから私達を守ってくれた行動が目に焼き付いていて、離れない。あれが本来の冒険者の姿だ。


「そんなことないです。黄金のリンゴを食べたら、何か急に思うようになりました。」


「確かに、何か以前と違う自分になりました感じがしますね。」


 健司は確かに、あの時、モンスターに襲われながらも恐怖は一切感じなかった。黄金のリンゴの効果かもしれない。


「じゃあ、私はこっちですので。」


「はい、今日はありがとうございました。それじゃあ。」


 2人はにこやかに手を振って別れた。


 健司は家に帰るまで、女神アイリスに話した。


「黄金のリンゴを食べたら、何か変わりましたね。」


「健司、愛が詰まっているのです。だから、健司は以前と比べて変わりましたよ。」


 健司はにこやかになり、喜んだ。


「ありがとうございます。愛って絶大ですね。しかし、あんな不思議なものがあるんですね。他にもあるんですか?」


「この世には、いろんなものがあります。だから、世界は広いと私は思っています。」


「なるほど、じゃあ、いつかは世界を旅したいと思っています。」


アイリスはにこやかになり、励ましました。


「健司、あなたなら大丈夫ですよ。ゆくゆくは世界を旅になるでしょう。」


 ――――――――――――――――――――――――

 バーレラは健司と別れた後、家に帰る途中ある人に出会いました。


「バーレラ、一体何をしている?」


 その人物は、男で剣を持っていて、冒険者の格好をしていました。


「何とは?」


 バーレラは呆れながら話しました。


「何じゃない。健司とかいう男とクエストに行く約束をして。見ていたぞ。」


「誰だっていいじゃない。それに、健司さんはあなたと違う。」


「どういう意味だ!私が組む相手ではないと?」


 バーレラは面倒くさいので、はっきりいいました。


「彼は、いずれヒーローになる存在よ。名声だけ欲しいあなたとは違う。」


 そう言って、バーレラは家へと帰って行きました。


 男は心の中で怒りが込み上がりました。


「このままではすまさんぞ。健司とやら。」


 不穏な空気が男から漂ってきました。


 

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