ウルフの咆哮と絶対防御
黄金のリンゴを手に入れた健司達は、ギルド ルビーに向けて、帰りました。
「健司君、よく手に入れられたね。よくやったよ。」
と、銀髪の槍の名手 ミルキは、褒めました。
内心、ミルキは健司を見て、感心しました。
普通は手に入れることが難しいだけどね。それにしても不思議な子だ。欲が少ない。
反対に、バーレラは
「持ち帰るまでがクエストですからね。」
と、注意しました。
バーレラは健司のことをまだ認められませんでした。たまたまに決まっている、と思っていました。
健司は、
「ありがとうございます!そうですね。帰り道も気をつけます。」
と話し、ちらっと女神アイリスを見ました。
女神アイリスは軽く頷きました。
すると、突然咆哮が聞こえました。
「うおーーーーン。」
3人は周囲を警戒しました。
「何だ?何かくる?」
ミルキは槍を、バーレラと健司は剣を抜きました。
ミルキが注意を呼びかけました。
「気をつけて!やばいモンスターかもしれない。」
現れたのは、集団のウルフと赤い毛色のウルフでした。
赤い毛色のウルフは、ウルフと違い、何倍も大きく、爪も鋭利な尖ったものでした。
周りを囲まれました。
「バーレラ、突破口を開くよ。」
とミルキは、バーレラに言いました。
「分かりました。私が先陣をきります。」
バーレラは、ウルフの1匹を目指して、攻撃しました。
「龍水剣。」
バーレラはウルフを倒し、一方向が開けました。
しかし、赤い毛色のウルフが素早く、健司達の目の前に来ました。
ミルキとバーレラは驚きました。
「早すぎる。何だこのモンスターは?」
2人は吹っ飛ばされ、ウルフに囲まれました。
健司が取り残されました。
「健司君、危ない!」
ウルフの鋭い爪が健司に当たりそうな瞬間、何か固い障害物があるような空気みたいな壁に、ウルフの爪が弾かれました。
その瞬間、誰もが驚いた。
女神アイリスの加護 絶対防御が発動したのだ。
「アイリス様、ありがとうございます。」
「気をつけなさい。健司、このウルフはほかのウルフの親玉です。」
「健司君、君は一体?」
「健司さん、あなたはもしかして、特別なスキル持ちなんですか?」
この親玉のウルフは、健司を諦め、ミルキとバーレラに
狙いを定めた。
体制を崩したミルキとバーレラに鋭い爪が襲う。
健司が猛スピードをあげ、親玉のウルフの前にたち、絶対防御で防いだ。
「大丈夫ですか?2人共。」
これには、ミルキが驚いた。
「一体、何メートルあると思っているんだ?100メートルあったはず。」
「健司さん、あなたは戦わずに勝つつもりですか?」
ウルフ達は健司の行動を見て、すぐさま、撤退した。
健司は今の自分の速さを見て感じた。
「今のはアイリス様が?」
「健司、第2の加護 素早さアップです。」
「素早さアップなんですね。ありがとうございます。」
ミルキとバーレラは、健司の行動を見て、褒めた。
ミルキは、健司の頭をなでながら、
「よくやった、健司君、君はもう一人前だ。」
「ありがとうございます。早く、ギルド ルビーに帰りましょう。」
「そうですね。帰りましょう。」
と答えたバーレラだが、手に持っていた剣を落とし、内心迷っていた。
私は討伐がすべてと思っていたけど、違うの?
と、彼女自身は自問自答した。
そして、ギルド ルビーに帰りました。




