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ヴィレッジショップ/ノート016

 かつて、日本の田舎にゆくとどこの集落にも一店舗くらい〝雑貨屋〟があって、なかには郵便局を兼ねているところがあった。いまでいうならコンビニのようなものといえる。――英国の田舎にも〝ビヴィレッジショップ〟と呼ばれる同じような店舗がある。

 英国貴族たちは、ロンドンに比較的近い田園地帯にカントリーハウスを構えて住んでいたわけだが、駅からは馬車に乗ってゆかねばならぬほど遠かった。カントリーハウスで雇われていた使用人たちは、休暇をもらうと、館近くにある集落にでかけて買い物をした。

 メイドたちであれば、白黒柄の地味な衣類、木綿や羊毛のストッキング。ファッション雑誌や小説本は回し読みする。ただし、恋愛小説は風紀を乱すという理由でふつうは御法度になっていたらしい。


(所見)

ホームズの世界では、事件は田舎で起る、とされていたが、ポワロの時代になると館の使用人たちも自転車に乗るようになってきたため、行動範囲が広がった。自転車で駅までゆき町にでる。

汽車に乗るときには時刻表『ABC』。――広域での『ABC殺人事件』となる。


島崎晋『華麗なる英国貴族101の謎』PHP研究所2014年


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